美容室を開業する際、店舗の他にも必要になるのが看板です。
最近はインターネット上に店舗の情報をのせられるため、看板は必要ないと思う人もいると思ういます。
しかし、美容室の表札代わりになるのが看板です。
お客さんが美容室を認識するために必要な看板には、店名以外にも料金表などが書いてあるものもあります。
今回は美容室の看板について、料金表やイラスト画像など7つの事例を交えて詳しく解説します。
美容室に看板は必要か?ネット時代でも看板は必須
美容室の看板が必要な理由について解説します。
美容室の看板とは?
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美容室の看板とは、店舗名やメニュー、料金表などを書いた看板のことです。
看板は店舗の表札代わりである他、お客さんへお店の場所を分かりやすくする役割もあります。
また、ターゲットにあわせた工夫をすることで集客ツールとしての役割も果たしてくれます。
看板を設置する際には、設置場所も重要でお客さんに見つけてもらいやすい場所に設置するのも大切です。
看板にはいくつか種類があり、一店舗に複数の種類の看板を設置することもあります。
美容室の看板の種類は次の通りです。
- 袖看板(突き出し看板)
- 屋外壁面看板(ファサード看板)
- 立て看板
- ポスターパネル
- 手書き看板
以上の5つが主な看板の種類です。
特によく使われる看板が、袖看板、屋外壁面看板、立て看板です。
この3種類すべての看板を設置している美容室も少なくありません。
袖看板は店名のみをシンプルにまとめた小さな看板のことです。
屋外壁面看板は基本的に店舗の上部に取り付けられた一番目立つ看板になります。
最後の立て看板は、メニューや料金表、電話番号などの情報やパッと見て訴求力のあるモデルの写真やイラストなどを載せている看板になります。
美容室の看板のメリットは?
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美容室のメリットは次の通りです。
- 店名をお客さんへ伝えてくれる
- お客さんへの目印になる
- メニューや料金を伝えられる
- 集客力アップ
大きなメリットとしてはこの4つになります。
1つ目のメリットは、お客さんへどんな美容室なのか、店名やお店の雰囲気を伝えてくれる役割です。
一目で美容室だと分かるように伝えるためには、屋外壁看板のように一番目立つところに看板を設置する必要があります。
店名の他に同時に美容室の雰囲気を伝えるために、目立つようにカットモデルやイラストを掲載するのがおすすめです。
2つ目のメリットが、お客さんが迷わず美容室へたどり着けるような目印代わりになる点です。
美容室を初めて訪れる際、お客さんはきちんとお店にたどり着けるか不安になります。
そんな時、看板が目立つ場所に設置してあれば目印代わりになり、迷わずお店にたどり着けます。
また、人目に付くような看板だとそろそろ美容室へ行こうと思っている人へのアピールにもなります。
お客さんの目に留まり、美容室に近づいてきた人へのアピールになるのがメニューや料金表が載った看板です。
どんな施術メニューがあるのか、値段はどのくらいなのかをお客さんに伝えられるのもメリットになります。
お客さんを引き寄せ、メニューを伝えるまでの一連の流れで大切になるのがニーズに合わせたアピールができるかどうかです。
ターゲット層へアピールできる看板を設置できれば、効率よく集客力アップを狙えます。
これが4つ目のメリットです。
ネットに情報が載ってても看板は必要?
最近ではインターネットに美容室の情報をのせていることも多くなっています。お客さんもインターネットで情報を見つけ、予約まですることも少なくありません。
インターネットで予約まで完結できるなら看板は必要ないと思うかもしれませんが、看板には看板の役割があります。
看板のメリットで説明したように、美容室の場所を知らせる目印になりますし、お店の雰囲気を伝えることもできます。
それに、インターネットで予約する人が増えても、すべてのお客さんがネット予約を利用するわけではありません。通勤や通学帰りなど、道を歩いている時にたまたまお店を見つけて美容室を利用してみようと思う人もいます。
そういう層へのアピールとして、看板はまだまだ必要です。
集客の取りこぼしがないようにするためにも、看板でのアピールも大切にしましょう。
店名以外に看板には何が書いてある?
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看板には店名を書くのが一般的ですが、他にも様々な情報が掲載されています。
次は看板に良く書かれている情報です。
- キャッチコピー
- メニュー
- 料金表
- 営業時間
- 電話番号やメールアドレス
- 運営スタイル
- 駐車場の場所や入口の案内
- キャンペーン情報
- カットモデルの写真
- 店内の写真
- スタッフの顔写真
以上が主な美容室の看板に掲載されている情報一覧になります。
様々な情報が掲載されていますが、文字の情報と写真などの装飾を担った情報の2つに大きく分かれます。
文字の情報ではキャッチコピーや料金表などのお店PRとなる情報と、営業時間や電話番号などの事務的な情報に分かれるのが特徴です。
お店の雰囲気や魅力を伝える役割は文字の情報だけでは補えないため、写真やイラストなどを使用することもあります。
ロゴのデザインはお店の雰囲気を伝える役割もあるため、文字と装飾の二つの役割を担っています。
美容室の看板はどこに設置するの?おすすめな大きさや場所は?
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美容室の看板を設置する場所は次の通りです。
- 店舗の上部
- 店舗の壁
- 店舗の前
- 店舗から少し離れた敷地内
- 店舗から離れた人通りのある場所
以上が主な看板の設置場所です。
美容室の看板の設置場所を考えるとき、大切なのは多くの人に目に留まる場所かです。
店舗の上部や壁、店舗の前に看板を設置しても人通りのあまりない場所ならあまり人目に付きません。
そんな時は、敷地内で店舗から少し離れた場所や人通りのある場所に設置するのがおすすめです。
ただし、店舗から離れた場所に設置する場合は、道路占用許可や道路使用許可など行政への許可申請をきちんと取りましょう。
店舗から離れた場所に設置するメリットは、お客さんの人目に付くだけでなく入口の場所や駐車場の場所などの誘導看板の役割を担ってくれる点です。
人通りのない場所に店舗があったり道が入り組んだ場所に店舗がある場合におすすめの手法です。
美容室の看板はどこで作れるの?
美容室の看板は看板屋で作れます。
看板を作る際は製作だけでなく、取り付け施工が必要です。インターネットで製作を頼める看板屋もありますが、取り付け施工は工務店などに依頼が必要なこともあります。
また、費用も取り付け施工費と看板製作費が必要です。看板製作費はデザインや大きさによって変わってくるため、予算に応じてデザインや看板の種類を決めましょう。
看板は美容室のイメージやコンセプトによってもデザインを決めますが、この時に看板の大きさや形状にこだわるのも大切です。看板製作を業者に依頼する際、コストの面だけでなくデザイン力も事前に確認しておきましょう。
美容室の看板にも料金表や値段・プライスなどメニュー表を書くべき3つの理由
美容室の看板に料金表やメニュー表などを書くべき3つの理由について解説します。
1つ目の理由.来店時のイメージがしやすくなる
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店名以外の情報として、料金表やメニュー表を書くメリットの1つがお客さんが来店時のイメージがしやすくなる点です。
カットやパーマ、縮毛矯正などのメニューと共に価格をあわせて配置することで、来店時の流れを自然とお客さんにイメージさせることが出来ます。
また、どんなメニューがあるのか事前に把握しておくと来店するまでのちょっとした心構えがしやすくなるのもメリットです。
料金表やメニュー表はただの情報ではなく、お店全体のイメージがしやすくなる情報でもあります。
お客さんが来店しやすくなるように、料金表やメニュー表も看板に書いておくのがおすすめです。
2つ目の理由.気軽に予約しやすくなる
最近はインターネットから予約する人が多いのですが、たまたま美容室の前を通りがかり、看板を見て予約する人もいます。
この時、看板にメニューや料金が書いてないとカットやカラーの値段が分からず、予約するのに尻込みする人も多いです。
メニューや料金表が書いてあると、お客さんは安心して予約がしやすくなります。
また、メニューや料金表と合わせて営業時間を書いておくことで、予約までのハードルをグッと下げられます。
美容室の予約をしたい人が欲しい情報としては「料金」「メニュー」「予約できる時間」が基本の3つです。
お客さんに気軽に予約してほしい場合はこの3つを書いておくのがおすすめです。
3つ目の理由.サービスが分かりやすい
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3つ目の理由は単純にサービス内容が分かりやすい点です。
看板を設置するそもそもの理由は、お客さんに分かりやすくどんなお店か伝えることです。
店名や営業時間、お店の雰囲気などを伝えることと同じように、メニューや料金表など具体的な情報をお客さんに与えることも重要になります。
メニュー表や料金表などの事務的な情報はお客さんにとって、特に大切な情報です。
価格帯やメニューを見れば、お店のニーズを把握する助けにもなります。
美容室の看板はお客さんへの情報提供という点も考え、デザインするのも大切です。
料金表やメニューを書く場合は看板が2つ必要?
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料金表やメニュー表を看板に書く場合、基本的には立て看板やウィンドウサインなどのお客さんが近づいて読みやすい形の看板になります。
この場合、お客さんの目に留まる場所に設置するのは変わりませんが遠くから見て分かるように設置する必要はありません。
基本的にお店に近づいて読んでもらうようになるため、遠くから見て分かるような看板にしないのが普通です。
そのため、遠くから見て分かるような目印代わりになるような看板をもう1つ作る必要があります。
一番目立つ形の看板とは別に、料金表やメニュー表を書いた看板を用意しましょう。
また、人通りの多い場所に美容室がある場合は袖看板と立て看板の2パターン用意することも多いです。
特にビルの2階など、建物の高い場所に美容室がある場合はお店の場所が建物の外から確認できる必要があります。
その場合、お店の目印としての看板を外から分かる形で設置し、メニュー表をお店の前で読めるように設置するのがおすすめです。
料金表やメニューを看板に書く場合は文字の大きさや色が大切!
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料金表やメニューを看板に書く時、文字の大きさや色などのデザインも大切です。
料金表やメニューなどの文字の情報を看板に書く場合、どうしても文字の大きさに制限が出てきます。
文字が大きいと看板が大きくなるため、逆にお客さんが読みにくくなることもあります。
看板の大きさや文字の大きさのバランスを見ながら、文字の配置を考えるようにしましょう。
また、文字を読みやすくするように色合いにも注意する必要があります。
例えば文字の色が暗めで背景の色も暗めだと文字が読みにくくなります。
背景色と文字の色合いが近いと、読みづらくなるため明暗をくっきりさせたメリハリのある色合いになるように意識しましょう。
ただし、いくらメリハリがあるからといって奇抜な色合いにすると統一感がなくてごちゃごちゃしてみえます。
また、色弱の方や高齢者の方でもはっきり読めるようにコントラストに差をつけて文字が読みやすいようにしましょう。
他にも、情報の重要性によって文字の大きさを変えたりして重要な情報のスペースを確保するようにするのも大切です。
可愛いイラスト、モデル画像の美容室看板の写真7事例のご紹介
可愛いイラストやモデル画像を使った美容室の看板の写真を7事例で紹介します。
1.屋外看板は広告代わりにもなります
こちらは美容室の屋外看板なのですが、美容室から少し離れた場所に設置されています。
少し離れた場所に設置する屋外看板は、美容室を利用する人を誘導する役割も果たしてくれるので便利です。
店名と電話番号、メールアドレス、道案内と文字の情報を少なくしてモデルの画像を大きく載せることで美容室の雰囲気を伝えています。
写真を大きく一枚のせる場合は、美容室の雰囲気や施術イメージを伝えられるようなインパクトのある写真がおすすめです。
2.美容室の看板は比較的シンプルにまとめるのが主流
美容室の看板によくあるスタイルが立体文字看板です。
余計な情報をのせず、店名だけでシンプルにまとめることでおしゃれな雰囲気になります。
こちらの美容室の場合は、店名の横にロゴマークを入れてシンプルでおしゃれにまとめています。
イラストを入れる場合も美容室の場合はこのくらいシンプルにするのがおすすめです。
余計な情報が多すぎると、美容室のイメージがよく分からなくなることが多いので気をつけましょう。
また、使う色も1,2色でまとめると統一感を出しやすいです。
3.イラストを使う場合は美容室のイメージに合わせると〇
こちらの看板も2色でシンプルにまとめられています。
白地に黒×赤の鉄板の配色でまとめられておしゃれです。
店名を立体文字にしてイラストは平面になっているため、読みにくさも感じません。
このように、遠くからでも読みやすい工夫をしたり店名を強調するような工夫をするとバランスを取りやすくなります。
また、白地に黒文字はコントラストの差が一番大きい組み合わせなのでとても読みやすいです。
遅い時間まで営業しているお店なら、ライトアップできるようにするのもおすすめです。
4.ワンポイントのイラストは可愛くておすすめ
サロンのイメージを表したワンポイントのイラストがかわいい看板です。
こちらは木材の素材を活かして文字とイラストが目立つ色合いになっています。
シンプルなデザインですが、イラストと文字のデザインにまとまりがあっておしゃれさもあります。
色合いはこのくらいシンプルな方が万人受けするのでおすすめです。
ターゲットを絞っている場合も、美容室の看板の場合はこのくらいシンプルなものの方が多いです。
5.レトロで可愛いアイアン看板
レトロなデザインは最近人気ですが、こちらのシンプルな袖看板も魅力的です。
白と藍色の組み合わせが格好良くておしゃれなアイアン看板になっています。
ハサミのイラストだけで美容室と一目でわかるため、他の情報は店名のみでもきちんとお店の雰囲気は伝わります。
アイアン看板なので耐久性も良く、少しの雨や風にも耐えられそうなのも良いですね。
6.ロゴイラストで遠くからでも目立つ看板
壁の色を活かした店名とロゴのイラストでシンプルにまとめた看板です。
最近の主流としてやはりシンプルさは基本のようです。
シンプルにまとめるのが主流になってきているため、立体文字看板も増えてきています。
立体文字看板は直接壁に文字を書くよりも頑丈に作れるのでおすすめです。
こちらの美容室は高さがある建物なので、お店の壁を最大限に活かしてロゴマークのイラストの立体看板を大きめにしているのが特長的です。
7.光も看板のデザインの1つ
こちらもアクセントでイラストが入っているくらいでシンプルにまとめられた看板です。
夜にライトアップされることを考え、反射して光るような素材で作られています。
美容室は夜まで営業する店舗が多いため、ライトアップした時の見え方にこだわるのもおすすめです。
美容室の看板はお客さんの興味を引くのも大切!
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看板には美容室の目印としての役割や表札・名刺代わりの役割など、様々な役割があります。
情報をお客さんに与えることは確かに大切ですが、単純にお客さんの興味を引く訴求力も大切です。
ただ目立てばいいというだけでは、美容室のイメージとかけ離れたものになる恐れもあるのでバランス感覚が大切です。
お客さんの興味を引きつつ、美容室の雰囲気を上手く伝えられるような看板をめざしましょう。
また、看板の大きさによって詰め込める情報量も変わってきます。
見やすさや分かりやすさを考慮して看板にのせる情報を選ぶ作業も大切です。
情報を精査し、遠くからでも近くからでも分かりやすいデザインを意識しましょう。
美容室の看板はシンプルさも大切!
情報の精査が必要だと説明しましたが、美容室の看板にはシンプルさも大切です。
例えば、ハサミやクシ、髪などのイラストを上手く組み合わせれば文字を使わなくても美容室を表現できます。
お店の雰囲気を一括で表現できるため、袖看板などのスペースが限られた看板でよく使われる表現方法です。
このように、情報を省略して表現するためにデザインは必要不可欠です。
看板に文字を詰め込み過ぎると読みにくいだけではなく、情報が多すぎて読む気がそれる人もいます。
美容室の看板に訴求力を持たせるためには、文字とイラストや写真などを上手くデザインに組み込んでなるべくシンプルな表現にするのも大切です。
看板のデザインをシンプルにしたことで、情報に洩れが出てしまうと不安になった場合は看板を複数設置するのもおすすめです。
袖看板やファサード看板、立て看板などに情報を散らして書くことで情報の洩れがなくなります。
こちらの記事もご覧ください:【保存版】美容室のおしゃれな看板まとめ5選!アイアンやアンティークなどが流行り!
看板作成を業者に頼むと費用はいくら?自作で美容室の看板は作れるか?
看板作成を業者に頼んだ時の費用や自作できるのかについて解説します。
看板作成を業者に頼むと費用はいくら?
美容室の看板の費用は種類によって変わってきます。
ファサード看板、立て看板などの形状の違いだけでなく、素材そのものの値段によっても値段に違いがあります。
形状の違いだけの値段の違いを価格順にすると次の通りです。
- 野立て看板
- ファサード看板
- 袖看板
- 立体文字看板
- 立て看板
- ウィンドウサイン
だいたいの値段の高い順に並べると上記の通りです。
一番高い野立て看板は30万円前後でウィンドウサインだと7万円前後の値段が相場です。
費用は看板そのものの価格にプラスして取付施工費用がかかります。
取付施工費用も看板の種類ごとに違うのですが、一番費用が掛かるのが建物の3階や4階程度の高さに取り付ける袖看板の費用です。
袖看板は取付費用が比較的高めで、2階までの5m程度の高さだと11万円前後の費用がかかります。
野立て看板は看板自体の費用はかかりますが、取付施工自体は8万円程度です。
取付施工の費用の内訳は運搬費や取付作業費、諸経費が基本で、ここに袖看板などには高所作業車費用、道路使用許可申請費用などがプラスされます。
また、取付作業費用の違いよっても値段の差が出てきます。
美容室の看板の種類ごとの値段に違いはある?
上記でも説明しましたが看板の種類ごとに値段に差があります。
看板の形状の違いだけでなく、素材や取付施工の有無などの違いによっても値段は違ってきます。
値段の違いの理由は次の通りです。
- 素材の違い
- プリントの違い
- 設置方法の違い
主な違いは以上の3つの理由になります。
看板の形状ごとの値段の違いも3つの違いが大きく当てはまります。
この他にも、デザイン料金などの違いでも値段は変わってくるので覚えておきましょう。
ファサード看板と袖看板は同じくらいの値段ですが、素材やデザイン性の違いによって値段の幅が変わってきます。
どちらも15万から20万円前後が平均的な値段です。
袖看板とファサード看板よりも少し値段が安いのが立体文字看板です。
立体文字看板は店名を立体的にして壁に設置してデザインする看板なのですが、だいたい15万円くらいが相場になります。
一番費用が掛かるのが、野立て看板です。
野立て看板も大きさによって値段の差がありますが、設置費用も高めなので15万円から30万円前後かかることが多くなります。
小さめの野立て看板だと7万円くらいで設置できることもあります。
ただし、美容室で野立て看板を作る場合は看板を目立たせたい場合が多く、大きめのものが多いです。
ウィンドウサインや立て看板は他の看板と比べてあまり費用が掛からず、5万円前後が相場です。
看板の費用は素材によっても違う?
看板の費用の違いで説明しましたが、素材によって値段は変わってきます。
価格の違いとして一番大きいのは素材の部分です。
経年劣化の違いが大きく出る部分なので、看板製作短期仕様なのか長期使用可によっても素材の選択肢が変わってきます。
看板の主な素材は次の通りです。
- スチール
- ステンレス
- アルミ
- アルミ複合版
- 木材
- アクリル板
- 塩ビ板
- ポリカーポネート
- ポリエチレン
以上が主な看板の素材です。
それぞれに特製があり、メリットデメリットがあるため使い方次第では耐久性が下がってしまうので注意が必要です。
例えば、木材を看板に使う場合は水に弱い特性があるため、閉店時に店舗内に入れられる立て看板での使用が基本になります。
この他、鉄骨など骨組みに使われる素材もあります。
骨組みの有無や違いも看板の費用の違いに関わってきますが、丈夫な看板は長期的に使えるためコスト的にはあまり変わらないことが多いです。
素材の値段の違いとしては、一番値段が高いのがステンレスで続いてアルミ、アクリル、木材となります。
基本的に丈夫な素材の値段が高いです。
耐久性や価格、加工のしやすさを考慮してよく使われるのがアルミ複合版で、最も人気の素材になります。
また、アクリル板もガラスよりも衝撃に強くて加工もしやすいので美容室の看板によく使われています。
ただし、アクリル板は熱や湿気にあまり強くないのがデメリットです。
看板の主な素材だけではなく、カッティングシートなどのシートの種類、インクの種類、フレームなどの違いによっても費用は前後します。
美容室の看板は自作できる?
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美容室の中には自作の看板を使っている店舗もあります。
DIYが得意だったり、デザインが得意な人なら自作も一つの手段です。
アットホームな雰囲気の美容室にしたい場合は、手書きならではの良さを活かすのもおすすめです。
ただし、看板を自作するには限界があります。
本格的な看板を製作したい場合には専門業者に頼んだ方が早いです。
看板を自作する場合、まず決めなければいけないのが素材です。
よく自作看板で使われるのが使い勝手の良い木材やアクリル、アルミになります。
すべてホームセンターで入手できるので参考にしてみてください。
その他、自作する場合によく使われるのアイテムは次の通りです。
- ラッカースプレー
- 透明ラッカースプレー
- スプレーのり
- カッター
- マスキングテープ
簡単な看板なら上記のアイテムと本体となる素材で作れます。
看板を自作するときに気をつけなければいけないのが防水性です。
雨に濡れても文字が滲まないようにきちんと防水対策をしましょう。
こちらの記事もご覧ください:【保存版】美容室の看板を手作りすることはできる?ホームセンターのサイトで調べてみた!
美容室の看板は業者に頼むのがおすすめ?
自作の看板もぬくもりを感じてよいのですが、やはり防水性や耐久性を考えると業者へ依頼するのが一番安心です。
プロに頑丈な看板を設置してもらえば、耐久年数を考えると最終的にコスト面でも元を取れます。
特に取付施工や取付に許可が必要なタイプの看板は自作が難しいです。
美容室にとって看板は名刺代わりにもなります。
自作が難しいものはできるかぎり業者に依頼するようにしましょう。
また、看板を複数使用する場合はメニューや料金表を書いた立て看板だけを自作するのもおすすめです。
美容室看板の作成を依頼する業者を選ぶポイントは?
美容室看板の製作を依頼する際の業者を選ぶポイントは次の通りです。
- デザインから施工まで一貫して依頼できる
- 美容室の看板の施工実績が豊富
- 費用の内訳が分かりやすい
- アフターフォローも万全
以上の4つがポイントになります。
まず、コスト面を考えた時にデザインから施工まで一貫して依頼できる業者がおすすめです。
デザインと製作を業者Aに依頼し、施工を別の業者に依頼するとなると二度手間なだけでなく、コストが余計にかかることもあります。
できるだけ看板製作から施工まで一貫して依頼できる業者を探しましょう。
次のポイントは美容室の看板の施工実績が豊富な業者かどうかです。
HPなどを確認し、どんな看板をたくさん作っているのか事前に確認しておくのがおすすめです。
美容室の看板を沢山作っている経験豊富な業者なら、様々な状況に対応してもらえる可能性が高くなります。
3つ目のポイントは、見積りをしてもらった際の費用の内訳が分かりやすいかです。
どんなところに費用がかかっているのか、見積り項目を分かりやすく出してくれる業者には安心して依頼できます。
最後のポイントはアフターフォローについてです。
看板を製作して設置した後、不具合が生じた場合に依頼した業者にフォローしてもらうのが一番安心です。
特に野外に設置する場合は雨や風、紫外線にさらされるため不具合が早めに生じることもあります。
出来る限りアフターフォローもしっかりしてくれる業者に依頼しましょう。
最後に:美容室の看板は、まだ見ぬお客さまへの「名刺」
美容室の看板は住宅で言うと表札のような役割を果たしています。お店の名前をお客さんに伝える役割の他、メニューや料金などの事務的な情報を伝える役割もあります。
お客さんへの名刺代わりの役割も果たしているため、相手に伝えたい情報を整理して製作することが大切です。
きちんとポイントをおさえて製作すれば、看板で集客力アップも狙えます。
今回紹介したことを参考に、まだ見ぬお客さんへ向けて魅力的な看板の製作を目指して下さい。