どうもKAMIU編集部です。ついに、ついにです…!
Aguさんが上場されました。(パチパチ)
そこで美容室向けメディアなりの気になるポイントを書き出して紹介してみようかと思います。
いやー、ついに明らかになったホットペッパービューティー主体の美容室経営モデルの内情。では紹介してまいります。
全文は下記より確認出来ますので、興味あるオーナー様などは下記より全文御覧ください。
一項目一項目、目新しい発見ばかりで非常にありがたい資料となっております。
AB&Company有価証券報告書
AB&Companyが上場!「直営」「FC」「内装」事業の3軸で展開。
まずは会社の全体像からご紹介です。
AB&Companyの下にたくさんの子会社が構成されております。Puzzleやagirは元々フランチャイズだったとのこと。
さらに興味深いのが一番左下の建LABOです。こちらは内装事業の子会社とのこと
内装業を内製化されているんですよね。。
美容室業界では「阪南理美容」さんや、「IWASAKI」さんも内装を内製化されていることで有名ですが、まさかAguさんも内製化されているとは。。
AB&Companyの売上高は96億円、営業利益11億円の高利益率。
次に、収支情報を見ていきましょう。売上高は96億円、前期の87億円から約9億円も伸ばしています。
注目すべきは利益率で売上96億円に対して利益はなんと11億円。めちゃくちゃ高利益率となっています。
従業員も115名と少数精鋭で100億円弱を稼ぎ出しています。
AB&Company、FC店舗が直営店舗数を2019年に逆転!フランチャイズ事業が利益の柱に。
次に店舗数の推移です。2016年に149店舗だった店舗数が、なんと2021年9月には655店舗に。
1000店舗を目指されているそうですが、早期に実現させてしまいそうですね
続いてスタイリスト数や、来店客数のデータも。
スタイリストはなんと3000名。美容師50万人のうち3000名を支えるのがAguです。
来店客数も公開されていました。1名あたり1000名程度の集客を実現させているようです。
続いて、各セグメント別の利益を見ていきましょう
AB&Company、事業別の利益はフランチャイズが大幅貢献。利益11億円のうち7.5億円を稼ぎ出す。
続いてセグメント別の利益情報です。いやー、フランチャイズかなり儲かっていますね。。
- 直営店事業:売上77億円、営利1.1億円
- フランチャイズ事業:売上14億円、営利7.5億円
- インテリア・デザイン事業:売上13億円、利益1.1億円
という成績とのこと。やはりフランチャイズ事業が稼ぎ柱のようです。
このあたりはエムエイチグループと似ていますね(モッズヘアー)
Aguで働く美容師さんの平均報酬は年378万円!業界平均を上回る
続いてスタイリストの平均年収です。
ここまで公開してしまうのか、、恐るべき上場資料という感じですね。
378万円で、業界平均の311万円を大幅に上回っているそうです。
こちらのデータ、おそらく時短の方なども含んでいるのでしょうか?
だとしたら更に稼いでいる方は多数おられそうです。
ホットペッパービューティー専門チームを内製化。Aguの凄い出店戦略。
さらに驚きなのが「WEB広告に関する記述」です。
Aguでは社内にホットペッパービューティーやWEB広告の専属チームを作り、各店舗の広告をコントロールしているとのこと
ここまでしている美容室、めっちゃに聴きません。。
さらに出店に関しても戦略が記載されていました。
都心は空中店舗、郊外では路面店舗で展開しているとのこと。
郊外も増やされてますもんね
AguのFCロイヤリティは6%程度か?上場審査資料で明らかに
AguのFCロイヤリティに関する記述もありました。
売上に対して6%程度がロイヤリティに回っているようです。なるほど。
FCのロイヤリティ相場としては普通か、少し高い程度でしょうか?
ただ、求人や集客なども本部で一元管理、材料も安く入れられるのならありかも!と思いました。
最後に:Aguの上場によって、美容室の上場ラッシュが起きるか?
今回のAguもファンドによる出資を経ての上場となります。
ここ数年でアーサスヘアー、 ラフィスヘアー、フレイムス、エマージュ、、など業務委託系サロンへのファンドによる出資が相次いで起きております。
Aguがきっかけとなり、美容室の上場ラッシュが起きる日も近いかもしれません。
いやー、この決算資料だけで1週間くらい学べる気がします笑
ぜひ皆さん読み込んでみてくださいね。