【検証】カラー剤オキシOX3%(2剤)の割合を等倍・2倍で検証してみた

[記事内外にPRを含みます]

どうもKAMIUです。前回は、【調査】人気11種のムラサキシャンプーをガチ検証&ランキングにしてみたを公開しましたが、今回はカラーシャンプーに続いて、カラー剤でもオキシ(2剤)の割合について検証してみました。

今回のテーマはタイトルの通り
「オキシ(2剤)の量/割合を変えたらどのくらい発色が変わるのか」
です!低単価サロンなどでは割合を変えてコスト削減をしている・・など怖い噂も聴きますね。

前から気になっていたという方はもちろん、

  • そもそもオキシ(2剤)の配合率って変えても大丈夫なのか知りたい
  • オキシ(2剤)の配合率でオリジナルレシピを作ってみたい

といった方々にも必見です!!

検証結果が気になる方は、ぜひ最後までご一読くださいませ。

また、KAMIUでは「こんな検証をしてほしい!」や「実はこういったやり方がありまして、、」等など、ご要望や情報を募集しています!今後の検証の参考にさせていただきますので、気軽にLINE@からメッセージいただけますと幸いです(^^)

カラー剤オキシの割合について事前情報を集めてみた

そもそもカラー剤のオキシはみんな等倍で使用しているのでしょうか?
噂では低単価サロンなどではオキシ濃度を高めてコスト削減しているとも聴きます..。

ミクシィコミュに「オキシ2倍」で経営しているサロンのスタッフからの口コミが..!

ネットで情報を探していた所ついに発見しました。


なんとお店のマニュアルに「オキシは2倍で」と記載されているそうです笑

タナ―様
それがしっかり染まりますよたらーっ(汗)
退色は、大きくは
感じないですたらーっ(汗)
個人的感覚ですが…たらーっ(汗)
ちなみに、
薬は、ナプラのHBケアテクトと同じ工場の
フ○コスメのハ―ブカラーです猫
引用:ミクシィ – オキシ2倍について

しかもしっかりと染まるとのこと。フジコスメティックのカラー剤もやすいのでめちゃくちゃコスト削減になってそうですね。。。
では、実際に2剤を2倍にしても色味がや発色が変わらないのか検証してみました。

そもそもオキシ(2剤)の役割とは

そもそもオキシの役割を再確認していきましょう。
ヘアカラー剤は、1剤と2剤の2種類があり、1剤がいわゆる染料でして、たくさんの種類があります。
1剤の内容成分は下記のようなものです。

■ 1剤
染料:酸化染料(酸化反応によって発色する染料)、 カプラー(調色剤、主にトーンを調整する役割がある)、直接染料 などが配合されている。現在は約50種類の染料がある。
pH調節剤:アルカリ剤と呼ばれている。 毛髪に残留しにくいアンモニアが0~15%の濃度で含まれている。アルカリ剤には 二つの役割がある。一つは、キューティクルを開く(こじ開ける)。これによって染料や 過酸化水素などの有効成分が浸透しやすくなる。もう一つはメラニンの分解を促す。 過酸化水素のアシストになっていることに注目。

引用:ヘアカラーの成分と特性

それに対して、2剤というのはその染料を酸化させて発色させるのが役割になります。

■ 2剤
酸化剤(超重要):過酸化水素水。日本では6%まで配合 が認められている。酸化染料を酸化し発色させる 役割がある。。
引用:ヘアカラーの成分と特性

以上の2種類を混ぜて使うのがカラー剤なのですが、今回のテーマはその配合割合に関してです。

今回、検証で使用したのは「フィヨーレ BLカラー 5GP(1剤)」のはこの中に、配合率に関して記述されていました。

『箱には、1剤と2剤は「1:1」の割合で混合してください。』
と書いてあります。基本的には1対1がベースですよね。

そこで気になるのが、「1:2」など割合を変更した場合の発色というわけです。
1剤に比べると2剤は安価ですので、もし発色が変わらないようであれば、かなりのコスト削減に繋がりますが果たして・・

オキシ(2剤)の配合割合の検証スタート!

今回使用したのはオキシ3%です。6%にするとまた結果が変わりそうな気がするので後日…
今回の検証では1剤に対するオキシ(2剤)の割合を

  • 1:1
  • 1:2

の2パターンに分けることで検証してみました。

同じ材料で検証しますので、オキシ(2剤)の量が違うだけで、どれくらい発色が変わるのか見ていきましょう。

準備したもの

今回の検証ではフィヨーレさんの薬剤を使用します!


  • フィヨーレ BLカラー 5GP(1剤)
  • フィヨーレ BLカラー OX3 3%(2剤)
  • ブリーチ済みの毛束(もちろん人毛)
  • デジタルはかり
  • ハケ・カップ
  • ドライヤー

STEP1:オキシ1対1、1対2の準備

2つのカップを要して、それぞれに1剤を3gずつ入れます。

その後、片方に2剤を3g追加して「1:1」の比率にします。
次に、もう片方に6g追加して「1:2」の比率にしました。

最後に同時に混ぜます!

STEP2:塗布&塗布

上手く混ざったら早速用意しておいた毛束に塗っていきます!
ムラにならないよう、慎重に、、
終了したら、そのまま今回は20分放置します。

STEP3:流します

20分が経過したら直ぐに同時に水で洗い流します!!

あれ、、
そんなに変わってない!?

STEP4:ブロー&結果

ドライヤーを使って乾かせば完成です!

オキシの配合割合を変えた場合の検証結果

まずは写真をご覧ください!


左が「1:1」、真ん中が「1:2」の毛束、一番右が元の毛束です。
おわかり頂けますでしょうか・・?
真ん中の「1:2」の毛束が左の「1:1」に比べて少し明るくなっていました!

洗っている時はどうなることやらと思いましたが、乾かして見てみると違いが少し出てきましたね。。
写真でも違いが少し出ているのがわかるかと思いますがいかがでしょうか。
目視でも分からないくらいだったので問題ないといえば問題ない気もしますが・・・笑

最後に:総評

いかがでしたでしょうか。予想通りの結果でしたでしょうか?
今回3%で試したので6%だとまた違う結果になりそうな気がしております。

おさらいになりますが、1剤にはアルカリと染料が、2剤には過酸化水素が入っています。
単純に2剤を多く入れると、その分1剤にある「染料」が薄まってしますわけですから、今回の結果のように「1:1」に比べて「1:2」は色が入りづらくなってしまい、結果的に少し明るく見えるということになります。

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