こんにちは。KAMIUです。
美容業界の常識を破る、残念なニュースが飛び込んできたので紹介します。
人気の高級シャンプーの転売で美容室の関係者を書類送検。『製造番号』が消された商品に注意を!
今年6月、警察は神戸市の美容室運営会社「ダブルカラー」を捜索。8月14日、会社と経営者の男(29)を、今年1月~6月にかけて製造番号を消した「COTA」のシャンプーなどをインターネット上で大阪府内の女性ら4人に販売した医薬品医療機器法違反の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、男は除光液を使って製造番号を消していて、「2年前からネットで販売していた。製造番号を消していれば転売できると思った。」と容疑を認めているということです。売り上げは少なくとも約7200万円に上るとみられています。男は「ほかのメーカーの商品も大量にネットに出品した」と話しているということで警察は注意を呼びかけています。
高級シャンプーのメーカーの1つである「COTA」の不正転売で書類送検されたというニュースです。
なんとその売り上げ総額は少なくとも約7200万円に上るとみられています。すごいっすね、、
こうした高級シャンプーは“髪質にあった商品”を選んでもらうため、美容室の店頭のみでの販売に限られています。
しかし、製造番号を消してメーカーからの追跡をできなくすることでネットを通じた転売を行っていた模様です。
引用:MBSニュースまた、中には容器のなかに別の製品を入れて販売されていたケースもあるそう。
購入者も注意が必要ですが、こういった不良品や利用者の髪に合わない製品が出回ることで、利用者の安全性や高級シャンプーのブランド価値が毀損される可能性のある残念なニュースですね。
高級シャンプーの不正転売を防ぐために
ネット問題に詳しい弁護士は、“販売サイト側の対策”が不可欠だと指摘します。
(ネット問題に詳しい谷澤悠介弁護士)
「例えば、販売者が化粧品を出品しようとする場合には、販売サイト側が商品の内容・性質について届け出をさせると。メーカーはどこですか、製造番号はなんですか、そういった届け出をさせることを義務付ける必要があるのかなと。」
今回のニュースに限らず、他の販売メーカーも頭を悩ませる不正転売。
購入者はこうした背景を知らず、良かれと思ってネットで購入してしまうことも多いでしょう。
その分、販売サイト側の制度設計が重要になってくると思わされるニュースでした。