はじめに:美容室が新卒で入るサロンの重要性
どんな職業に就くにあたっても大切なのは新卒で入る会社選び。美容師もそれは変わりません。新卒で入るサロンの重要性を見ていきましょう。
美容師としての今後の方向性が決まる
サロンの経営方針はそれぞれ。今後どんな美容師になっていくのか方向性を決める場所と言っても過言ではありません。自分のなりたい美容師像に近づけるサロンなのか?事前の自己分析・情報収集はとても重要です。
貴重な学び・基礎固めの場所になる
新卒の美容師を採用する場合、即戦力として求められることはあまりありません。アシスタントとして採用される場合もあり、お店側も最初の方は先行投資としてお給料を払ってくれている側面があります。
お金をもらいながら技術や美容師としての基礎を固められる、「学ばせてもらえる」というある意味特権的な期間はこれからの美容師人生でそう多くありません。どんなサロンで学びたいかをきちんと考えておきましょう。
新卒美容師が就職活動で見るべき3つのポイント
ポイント1. 新卒を歓迎している美容室かどうか
新卒なら新卒を歓迎している美容院を選ぶのが良いでしょう。よほど腕に自信のない限り、即戦力を求められるような職場は避けるのが吉。
新卒を歓迎しているかどうかは、育てる余裕があるかを測れる指標でもあります。その余裕は一緒に働く仲間や上司のカラーにも反映されるので、居心地のいい職場を見つけやすくなります。
ポイント2. スキルアップの方向性やカラーが合っているか
美容師にはそれぞれ異なるビジョンがあります。経験豊富な美容師の下でどんどん吸収していきたい、自分のペースで成長したい、色々な技術を学びたい、特定の技術を深く極めたい、将来的に独立してお店を持ちたい……ビジョンがはっきりすれば、入りたいサロンも自ずと見えてくるでしょう。
就活の際には自己PRを考え自己分析をしっかりするように言われますが、美容師の就職にも大事な要素。求人に応募して面接を受け、志望動機を聞かれた時にはっきりと答えられるようなサロンを選びましょう。
ポイント3. 条件面をしっかり確認!
ポイント2と負けず劣らず考えたいのが条件面。給与や規定の休みなどの条件は希望にマッチしている求人を選びましょう。到達したい年収を明らかにして、将来から逆算していけば、自分に合った条件がはっきりしますよ。
新卒で入社したサロンが自分と合わなかったときは?
新卒で入社したサロンが自分と合わなかった話はよくあります。「自分だけかも」と悩む必要はありません。
転職も選択肢の一つに入れましょう。美容師はいわゆる「手に職がある」状態。再就職できる可能性が高く、転職のリスクが比較的少なめです。
まだ年齢が若いなら、美容師免許やスキルを活かした別の職業への転身するのもあり。ネイリストやエステティシャンなど美容師免許が役立つ職業はありますし、美容師として培ったコミュニケーション能力はどの業界でも必要とされます。
もちろん、転職するリスクはあります。もし信頼できる上司・同僚がいるなら相談して客観的な意見をもらうのが良いでしょう。給料や年齢などを考慮した転職のリスクと自分の気持ちを天秤にかけ、後悔しない決断するようにしましょう!