こんにちは、KAMIUです。
最近、ヘアカラー市場で高発色カラーの需要が伸びていますよね。
アニメモチーフのカラーにしたい人など、濁りの無い鮮やかなアクセントカラーを求める人が増えています。
今回は、そんな高発色カラーの一つである「ティントバー」を詳しく紹介したいと思います!
ティントバーの特徴やメリット、色味とブリーチ後のカラー残留度など徹底検証した結果をまとめてみたので是非最後までご覧ください!
そもそも「ティントバー」とは?
2019年に誕生して以来、驚きの売り上げを記録している「ティントバー」。
いったいどのようなものなのか?というと、スロウカラーなどを手掛ける株式会社B-exが人気ヘアサロン「air」の協力を得て開発したヘアカラーです。
一番の特徴は、マニキュア並みの高発色を叶えているところ!
高彩度発色のラインナップのみのカラーブランドとなっています!
ティントバーが高発色を実現する4つのこだわり
では、なぜティントバーがそんなにも高発色を実現できるのか?とお客様から質問されたら、皆さんは答えられますか…?
ここでは、ティントバーの高発色の秘密が分かる、4つのこだわりポイントを紹介します。
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高彩度発色に設計された染料構成
ティントバーは、中間体染料よりもカプラー染料とニトロ染料の比率を多くする事で、
深さを出すというよりも彩度に重きを置いています。
そのため、色の鮮やかさを重視した染料構成になっています。
髪の内側からクリアに発色する「water rich cream」処方
「water rich cream」処方とは、1剤の水分割合を増やし、油分を減らす処方です。
油分は毛髪への塗布のしやすさ、滑らかさを実現してくれますが、一方で
毛髪表面に膜を張り「酸化染料」や「アルカリ剤」の浸透を妨げてしまうのです。
そのため、油分はその利点を生かせる最低限に抑え、水分を多くする事で
染料の浸透性を高める作りになっています。
染料の浸透性を高める「higher penetration」成分配合
酸化染料の浸透をサポートする「higher penetration」成分を配合しています。
これは、毛髪内部への浸透力が高いCMC類似成分と浸透型アミノ酸を配合した物で
染料の定着を促し、均一な発色を可能にしてくれます。
色をより鮮やかにみせる「gemlike gloss」成分配合
「gemlike gloss」成分(クロスポリマー等)を配合し、
髪のごわつきを抑え、毛髪をまとまりやすくします。
これで光の乱反射を防ぎ、ツヤのあるより綺麗なカラーが完成します。
豊富なカラバリ!ティントバーのカラーチャートを紹介
ティントバーの特徴には、豊富なカラーバリエーションも挙げられます。
チャート表(↑)をご覧いただくと分かるように、引き立つビビッドな色みが魅力のカラーが揃っています♪
中でも、女心をくすぐるほど華やかなピンク「ベリーベリーピンク」や大人な印象のネイビー「インディゴブルー」は大人気のカラーです!
いよいよティントバーの検証スタート!まずは発色をチェック!
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そしていよいよティントバーの人気の秘密を探るべく、発色について徹底検証していきます。今回は豊富なバリエーションの中から、グレイカラーとクリアを除く10色を検証しました。
事前に準備したものはこちら
- ブリーチ毛束
- カラーカップ
- 計量器
- カラーリングブラシ
- ラップ
検証方法は3ステップ!
さて、いよいよティントバーの色味検証に移っていきましょう!
ドキドキの結果が待ちきれませんね。
STEP1:カラー剤を計量し混ぜる
計量器できちんと測って事前に用意しておいたカラーカップに入れよく混ぜます。
STEP2:毛束に満遍なく塗って放置!
次にブリーチした毛束にたっぷりと満遍なく塗り、ラップに挟んで放置します。
ちなみに今回の検証では20分間放置しました!
STEP3:洗浄→ドライ・ブロー
20分経ったら、しっかりと洗い流して、ドライヤーでブローします。
ここでいよいよ結果が見えてきます!
「ティントバー」の発色は…?検証結果がこちら!
20分放置した状態が、こちらです!写真でも分かるくらい、かなりの高発色ですね♪
グリーンやオレンジ系が特に綺麗に染まっています!鮮やかさの中に、深みを感じる染め上がりがとても素敵ですね。
ティントバーのブリーチ後の色抜けも検証!
では色味を検証したところで、次に染めた毛束にブリーチ剤を塗り、カラー剤の残留度合いも調べていきましょう!
この検証により何が分かるのか…?というと、色抜けが良い(カラーが残留しにくい)=次のカラーに影響しないと言えるのです。)
STEP1:ティントバーの発色検証に使った毛束にブリーチ剤を塗る
色抜け具合の検証は、先ほど使ったティントバーの発色検証後の毛束を使います。
カラーカップにブリーチ剤を入れ、先ほどの毛束に塗っていきます!
STEP2:洗浄とドライ・ブロー!
ブリーチ剤を洗い流し、毛束を乾かしたら、検証材料の準備OKです!
「ティントバー」の色抜け具合は?検証結果がこちら!
それでは気になるティントバーのカラー残留度合いをみていきましょう!
こちらがティントバーのカラーの抜け具合になります。だいぶ落ちているんじゃないでしょうか。
ティントバーの特徴の一つである色の抜け具合も伊達じゃありませんね!
これなら、次のカラーを入れる時も邪魔しません!
ただ、元々黄味がかっているタイガーリリーとラジアントイエローは、ブリーチの抜け具合が少しわかりにくいように感じます。
今回の検証結果カラー別一覧
では、今回検証したカラーの毛束たちを、カラーごとに分けてみてみましょう。
ウルトラマリン
ディープな発色が圧巻ですね。これぞ、ウルトラマリン!という感じです。
パーフェクトシアン
かなりの高発色ですが、透明感もある色味が素敵です。
ジェイドグリーン
こちらは深みのあるグリーンとなっています。
サワーグリーン
同じグリーンでも、ジェイドグリーンと比較するとクリアな発色になっているのが分かります。
ラジアントイエロー
もともとのブリーチ毛のカラーによっては変化が分かりにくいかもしれません…。しかし、しっかりとイエローとなっています!
タイガーリリー
しっかりとしたオレンジ色でオルチャンメイクなどとも相性抜群のカラーです!
ローズヒップ
大人っぽさが溢れるローズカラーです。より赤みを感じたいときはベースの髪の毛をしっかりとブリーチしておくのと◎。
ベリーベリーピンク
深みのあるベリーピンク!ピンクというより、ベリー感が強いように感じます。
ロイヤルパープル
若干ブルー寄りの紫が、ロイヤルの品格を感じさせるカラーです。
インディゴブルー
名の通りインディゴ感・深い藍色が感じられるカラーです。
気になるティントバーの価格は?
ティントバーの1剤は、サロン価格で90g 750円です。
ティントバーは高発色&ブリーチ後の色抜けもよく使いやすい!
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いかがでしたでしょうか?可愛いパッケージのティントバー。
染まり具合は高発色ながらも落ち着いた雰囲気のカラーが多い印象。
色抜けも良いので、次のカラーの際にも安心です!
高発色なカラーに挑戦してみたい人や、個性を演出したい人などが居たら、おすすめしてあげると良いかもしれませんね。
個性の表現やSNS映え、日本での第三次韓国ブームなどの影響もあり、まだまだ高発色カラーから目が離せそうにありません!
今後も注目していきましょう♪