台風がいつの間にか来て、いつの間にか過ぎ去っておりましたね。
最近興味があるのは美容室の経費削減でございます。
最近、網野さんの記事で「材料費のコストカット」が話題になっていましたね。
材料費ももちろんなんですが、もっと削減できる部分がないか編集部なりに考えてみたので共有させて頂きます。
コスト削減アイデアその1:本当に「紙」「雑誌」って必要?
美容室に入店してから退店まで、あらゆる「紙」が登場しますね。
- 入店時:顧客カルテ
- 接客時:雑誌
- 退転時:カード、招待カード
- 帰宅後:突然送付されてくる手書きのハガキ
洗い出せばさらに出てきそうな気がします。。。
では紙関連でかかっている経費をシミュレーションしていきましょう。
紙関連でかかっている経費シミュレーション
具体的にイメージしてもらうために、今回はスタイリスト4名で月間客数が700名のサロンを想定して考えていきましょう。
下記で図を書いてみました。
■紹介、会員カード
1枚単価を50円と想定し、新規350名に毎月配布。
毎月のコストは1.75万円。年間で21万円
■カルテ
1枚10円と想定。新規350名に毎月配布。
毎月のコストは3500円。年間で4.2万円。
これは許容範囲でしょうか?
■雑誌
毎月25冊を購入。平均600円と想定。
毎月1.5万円の出費。年間で18万円の支出。
ちょっと重たいですね。。
なんと、紙関連でトータル43万円もかかっているシミュレーションになりました。
これらの「紙」のコストをゼロにする方法とは?
ではどのように削減していくのか?
めちゃくちゃ簡単で、ITツールを駆使するという方法です。
■紹介、会員カード
これはもうLINE@でいいでしょう!
スタンプカードとしても使えますし、半永久的にお客様にDMを送ることが可能です。
手書きのハガキももういらない・・!素晴らしすぎます。
(コスト計算にハガキを入れ忘れておりました)
LINE@ならお客さんの反応も見れますし、かなりおすすめですね。
■カルテ
美暦など無料トライアル中の顧客カルテサービスがあるので、そちらを使うのもよいと思います。
あとはGoogleフォームなどでIT化を図るのも手ですね。
手書きのカルテをPCに移しているサロンがあるとききました。であれば最初からデータで書いてもらいましょう。
(高齢の方に関しては何らかの対応が必要かもしれません・・。)
■雑誌
これはもうデジタル雑誌サービスを利用しましょう。
サービス名 | 月額 | 年額 | 雑誌種類数 |
---|---|---|---|
楽天マガジン | 380円 | 3600円 | 200 |
dマガジン | 400円 | 4800円 | 160 |
驚きの安さじゃないでしょうか?
ちなみに読める雑誌もめちゃくちゃ多いです。女性ファッション誌なども主要なやつは殆ど読めます。
読める雑誌一例
経費削減のほかにもメリットがあって、お客さんの顔色を伺って雑誌を出すストレスも減るし、かなり良いと思います。
タブレットの初期費用が必要だったりもしますが、今1台1万円程度で購入可能なので、すぐに回収が可能です。
ただ、マガジンサービスだとたまに読めないページがあったりするので、その点は注意ですね。
色々過剰だ!と突っ込み貰いそうですが、削減後の結果が上の図です。
削減に成功すればみんなでハワイ旅行とかいけるレベルですね。いい感じです。
美容室のIT化、是非ご検討ください。LINE@でご相談もOKです!
コスト削減アイデアその2:タオルは店で洗うほうがいい?
これはちょっと難しい課題です。コスト削減とは別の視点かもしれませんね。
このシミュレーション店舗では毎月700人のお客さまが来店されます。
1名に対して使うタオルの枚数は4枚。月間で2800枚ほどをタオルを消耗しています。
(この規模でレンタルタオルを使ってないサロンってないような気もしますが・・。)
1000枚くらい消費するのであれば、是非レンタルタオルを導入しましょう。
下記で「タオルに使っている労働時間」をシミュレーションしてみます。
このサロンでは2名のタオルアシスタントが1日100枚~120枚を洗ってくれています。
朝出社後に、干していたタオルを畳み、閉店後にタオル100枚を洗うという日課です。
1日3時間ほどかけています。
これ、年間で考えるとどうなるのでしょうか。
なんと、年間で1,728時間のタオルタイムを彼らは過ごしている計算になります。
シン・ゴジラ864回分です。日数に換算すると、72日です。
2ヶ月もタオルをたたんでいるという計算になります。
まさか、こんなサロンはないと思いますが、
このような雑務をアシスタントに課して病めていかれるくらいなら
1枚10円~15円のレンタルタオルの導入をおすすめいたします。
(洗濯機置き場がなくなる分、控え室にゆとりもでますし。)
コスト削減アイデアその3:税理士・社労士などの顧問費用
税理士さんへの顧問費用いくらくらい払われていますか?
月額3万円+決算申告時に15万円とか払われている方は、ご自身でやることでかなり削減が可能です。
これはガチガチの宣伝になりますが、私はfreeeを使ってます。
月額980円~などで、売上・経費を入力していくだけで青色確定申告の書類などが自動生成されるのでかなり便利です。
チャットでサポートもあって色々と聴けるのも助かります。
ただ、freeeなどの会計ソフトなどだと節税の技などがきけないのが少し悲しいですね。。。
とはいえめちゃくちゃ良いのでおすすめです。
社労士に関してもこのようなサービスがあるので、是非調べてみてください。
最後に
今回、コスト削減という切り口でしたが、IT化すればコストが下がるみたいな内容になってしまいました。。
しかしひとついえることはIT化を進めれば確かにコスト削減は可能、という事実です。
また面白いコスト削減方法があれば共有させて頂きます。
そしてついにFacebookページが完成しましたので、是非いいね!をくださいませ。
何卒よろしくお願いいたします。