美容師から異業種の転職・転職先一覧まとめ。

[記事内外にPRを含みます]

美容師の仕事はカットやカラーなどでお客様の容姿をきれいに変えられる仕事です。
とてもやりがいのある仕事で、いきなりなれるものでもありません。
美容学校を卒業して、免許を取得したのち数年のアシスタント期間を経て晴れて一人前の美容師となります。

しかし、美容師の中にも途中で違う仕事をしてみたいと思う人がいるようです。
果たして転職は可能なのでしょうか?

今回は美容師から異業種への転職についてまとめました。

美容師からの転職は可能なのか?

率直に申し上げると「可能」です。
特に若い20代の内に転職を考えた場合は、様々な可能性があります。
同じ業界でも可能ですし、全く違う業界の違う職種という様に選べる転職先も豊富です。

もちろん20代ではなくても、転職は「可能」です。
しかし、“接客”“美容”というキーワードに引っかかる職の方が転職に成功しやすい傾向にあります。
なぜかというと、中途採用の場合即戦力を求められることが多いので、美容師の経験を生かせる職の方が転職しやすいです。

美容師からの転職先7つ

美容師は技術職ですので、ある程度の知識と経験が必要とされます。
そのため、転職する際にはこの知識と経験が強みとなる事から次の7つの転職先に進む人が多いようです。

①美容師からアパレル

アパレルの仕事の場合、最初は販売員からスタートすることがほとんどです。
この場合、美容師の技術というよりも接客スキルと元々備わっているセンスが必要とされます。

また、美容師は基本的におしゃれをするのが好きな人が多いので、自然とファッションについて知識を備わっている場合が多いです。
そういった想像力とお客様への提案力はアパレル販売に転職しても十分に発揮できます。

(出典:PIANO official blog

②美容師からネイリスト

ネイリストになる場合、同じ美容業界ですので自然と転職する人が多いです。
ネイリストは特に免許が必要なわけではありませんが、美容師と同じで技術がしっかりしていないと売り上げに結び付きません。
そのため、ネイリスト検定の取得により雇用するかを決定するサロンもあります。

美容学校時代にネイリスト検定を受ける人もいますが、本格的にネイリストを目指そうと決めてからネイルスクールに通い検定を取る場合もあります。

また、最近はアイリストと兼任することが多いので美容師免許を取得している人が多く、その方が空き時間を減らせ仕事の幅も広がります。
そういった意味でも、美容師からネイリストという流れは自然な流れで転職できます。

(出典: ネイルサロンでネイルのケアをする【キラキラ輝く綺麗な爪】

③美容師からアイリスト

まつ毛パーマやまつ毛エクステの施術を専門におこない、近年需要が多い職種です。

以前は免許の有無は問われませんでしたが、事故などが多いことをうけ今では美容師免許を取得していないと施術が禁止されています。
美容師免許とは別に技術の証明として民間の資格は数種類あります。
技術自体も美容師の技術とは全く違いますので一から学ばなければなりません。

転職先は専門サロンやネイルと併設されているサロン、またはヘアサロンに所属するアイリストも多いようです。

(出典:アレルギー・ヘルスケア119番

④美容師からエステティシャン

こちらも同じ美容業界ですので自然と転職する人が多いです。

エステティシャンも資格が必要というわけではありませんが、技術によって大きく左右されるので練習は必要になります。
一応、技術力をアピールするための民間の資格はあるようです。
しかし、大手の場合は研修も充実していますし、入客までに友人をモデルに営業後などに練習もできるので、比較的始めやすいのかもしれません。

独立するのも美容室よりも敷居が低く、開業しやすい傾向にあります。

(出典: LuLu Clip

⑤美容師からヘアメイクアーティスト

こちらも同じ美容業界でなおかつ髪を扱う仕事ですので、転職しやすい職種と言えます。
また、特に資格が必要というわけでもありません。

結婚式場でのヘアセットやメイク、ホステス・ホストなど飲食店に勤める人たちなどのヘアセットを行うことが多いです。
他にもテレビ局やヘアメイク事務所に所属しタレントやモデルのヘアメイクを担当する人もいます。

美容師時代のヘアセット技術やメイク技術がそのまま生かせられますので、美容師から転職する場合も経験が全く無駄になりません
しかし、晴れ舞台のヘアメイクを担当することがほとんどですので、失敗は許されませんし結婚式場などでは礼儀や常識を問われることが多いです。

華やかな職業ではありますがそれなりの厳しさもあることを頭に入れておきましょう。

(出典:留学くらべ~る

⑥美容師から美容メーカー・ディーラー

こちらも同じ美容業界ですが職種が全く違います。

美容メーカーの場合はインストラクターか営業職に転職し、美容ディーラーまたはヘアサロンに自社の商品説明をしたり、時にはプレゼンや講習で詳しい商品の使い方をレクチャーしたりします。
美容ディーラーの場合はルート営業でメーカーから仕入れた商品をヘアサロンに商品を紹介する仕事になります。

いずれの場合も美容師経験者でなくてもなれますが、経験者の方が現場のことを理解しているのと薬剤などの科学的知識もある程度わかっているので、採用されることが多いです。
収入は比較的安定しており、土日も休めるなどメリットが多くあります。
しかし、夜間講習などをおこなう場合は、ヘアサロンの営業後に始めるので夜遅くなることがあります。

(出典: フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)[モデル 鈴木秀]

⑦美容師から増毛サロン

今回紹介する転職先の中で唯一、経験と美容師免許が生かせる職種となります。

薄毛に悩む人がオーダーかつらや最新の増毛技術で薄毛を解消するために施術をおこなうサロンです。
増毛施術後はカットする必要があるので、美容師時代のカット技術や美容師免許が必要になります。

待遇は美容師の時と同じく土日にお客様が集中するので、平日休みが多いです。
しかし、保険や福利厚生などは大手企業がほとんどですので手厚い待遇の場合が多いので、その点は美容師とは違う安心感があります。

(出典:アートネイチャー

それでも好きなら続けられる

今回は美容師からの転職先7つを紹介してきました。

美容師は頑張ったら頑張った分だけ自分に返ってきますし、お客様にも喜んでいただけます。
魅力的な仕事ですが、他の仕事も魅力的に見えることだってあると思います。
そんな時「美容師しかやってこなかったから他の仕事はできない」などと悲観的にならないでください。
むしろ美容師をやってきたからこそ、次のステップとして進める道だってあります。

美容師は特殊な職種と見られがちですが、社会人として経験を積んできたことに変わりはありません。
そんな経験は今回紹介した転職先はもちろんですが、他の仕事にも十分活用できるスキルです。

いま一度、美容師を続けるか他の仕事に転職するかを考える良いきっかけになればと思います。