美容師が独立したら年金の問題はどうなる?詳しく解説!

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こんにちは!美容師が独立の際に年金も問題が起こります。「年金?毎月払っているから大丈夫だよ」といった声が聞こえてきそうですが、美容師を独立すると雇われ美容師だったときとは仕組みが変わってきて、意外とめんどくさい問題がありますので詳しく紹介してきます。

年金の仕組み

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まずは年金の仕組みから説明していきます。年金は2種類あり、国民年金と厚生年金です。国民年金は20歳以上~60歳未満の国民は必ず加入しないといけません。毎月国民年金を払って将来年金が受け取ることができます。

法人は厚生年金に入ることを義務づけられています。国民年金に上積みされた分が厚生年金になります。上積みされた分は将来国民年金より多くもらうことができます。厚生年金と健康保険を合わせて社会保険と言います。

美容師が独立して年金で変わること

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サロンで働き始めると年金と健康保険料を払っていたと思います。今までの雇われ美容師から独立して個人事業主となると、これまで加入していた年金の「厚生年金」と健康保険「健康保険」を、年金は「国民年金」、健康保険は「国民健康保険」に切り替えなくてはなりません。

年金の場合は市役所の年金課まで足を運んで手続きをする必要があります。役所などの年金課は大変忙しく朝から混んでいますので前々から年金課に行く日にちを決めておきましょう。待ち具合では半日は時間を取られることを覚悟していた方がよさそうです。

授業員を雇う場合

事業が軌道に乗ると従業員を雇う必要がでてきます。従業員を雇った場合は労災保険や雇用保険に入る必要があります。これは美容室の経営者自身もサロンに雇われていたときに加入していたものです。労災保険は従業員が職務中に怪我を負った場合に保障してくれるものです。雇用保険は従業員が失業した場合に保障してくれます。

美容師の待遇

雇われ美容師として働いているときに健康保険を払っていると思いますが、中には健康保険に加入していない美容室もあります。美容室は社会保険の非適用業種なので加入しない美容室もあります。また美容室の数はとても多いため競争が激しいです。

美容室のオーナーは経費を削るために健康保険に加入していない場合があります。実際に美容師も法律、税金のことを把握していないことが多いので問題が表面化してくることも少ないです。

あなたが美容師として独立して法人化したら社会保険(厚生年金+健康保険)に加入するべきですし、加入するために必要な売上をあげる必要があります。

独立した美容師が払わなくてはならない税金

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ここからは独立した美容師が払わなくてはいけない税金も問題を紹介します。

独立したら所得税、消費税、個人事業税、住民税、償却資産税を払わなくてはいけません。

所得税

まず独立したばかりだと個人事業主になります。所得税はあなたの個人事業での所得に応じて税金が課されます。法人化、会社組織にすると税率は変わってきますので注意しましょう。

法人化した場合の法人税の場合の税率は以下になります。

  • 所得800万円以下→15パーセント
  • 所得800万円超→25.5パーセント

個人事業税

個人事業税は個人の事業に対して課せられる税金のことです。税率は4パーセントとなっていて年間所得が290万円以下の所得の人には税金は課せられません。

個人事業税の税率は以下になります。所得が上がる度にどんどん税率が上がっていっていますね。法人税と比べても税率は高いので売上が330万円を超えた段階で法人化することが多いようです。

  • 195万円以下→5%
  • 195万を超える、330万円以下→10%
  • 330万を超える、695万円以下→20%
  • 695万を超える、900万円以下→23%
  • 990万を超える、1800万円以下→33%
  • 1800万を超→40%

 

消費税

消費税は文字通りあなたが何か購入した際に課せられる税金のことです。開業二年間は2年間は支払う必要がなく、売上が1000万円以下の場合も消費税はかかりません。しかし1000万円を超えると消費税を納めなくてはなりませんし、税金を納めないと脱税になります。

住民税

住民税は各自治体に支払わなくてはならない税金のことです。住民税は均等割と所得割から構成されており、それぞれの都道府県、市町村区に支払わなくてはなりません。

償却資産税(固定資産税)

償却資産税(固定資産税)は土地、建物に対して課される税金のことです。

年金、税金は必ず払おう

美容師を独立した場合には金銭面での苦労が増えます。毎日資金繰りで悩まされるケースも珍しくありません。そんな中で税金を払うというのはちょっと面倒だという気持ちは分かります。しかし税金を払っていないと今後融資を受ける場合の審査で引っかかる可能性がでてきます。年金、税金を支払っていなかったことが原因で融資を受けることができないのは悲しすぎます。なので年金、税金は払っておきましょう。

まとめ

ここまで独立した美容師の年金についてのお話を紹介してきました。年金、税金はとても複雑でまた生産性もありません。しかし日本国民である以上支払わなければならないのです。しっかりと支払って健全な事業活動をしていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。