【独立する美容師必見】美容室向けの助成金制度を知り、貰いそびれないように!

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毎年、10.000件という数の店舗が新たに開業している美容業界。どんなに差別化をはかろうとしてもなかなか難しいのは存在する店舗数も関係してきます。

でも少し気になることが…

みんなどうして開業できるの?開業後もどうしてお店を維持していけてるの?オープンにかかる費用はそんなに安いものなのか?

この疑問を抱きます。誰だって抱く疑問ですが実はあなたが知らないだけでみんな賢く運営しているんです。そこの手助けになっているのがサロン業界も対象になる「助成金」なんです!

はじめに…

助成金という言葉は耳にしたことがあると思います。しかし自分にも適応されるということについて、初耳という方も多いはず。

中にはネットの情報から使えるのかもしれないとは考えていても、独立前後の忙しい時間に理解するには手間と考えてしまう方もいます。確かに助成金について記載されているページは数分、数時間で理解するには難しいほど専門用語で溢れかえっています。

そこで今回、忙しいあなたにも分かりやすく助成金制度についてまとめます。お金に関することなので少々お時間は頂きますが、読み終えた頃には助成金について理解できていると思います。

この先の流れがいまいち分からずに手続きを始めようとすると、それはそれは二度手間、三度手間の原因になり助成金を諦めたくなってしまいます。せっかくの助成金を賢く手にするためにも、まずはこのページに目を通しておいてください。

賢く美容室を開業・運営するために知っておくべき助成金について

では早速、助成金についてまとめていきます。助成金は国からもらえるお金です。もちろん返済不要のお金なので、利用できる方には賢く利用して欲しい制度なのですが、主な対象は中小企業向けであり、その中にサロンも含まれています。つまり、美容業界にもこの制度は利用できるということです。

助成金対象の中小企業・美容室とは?

独立を考え、美容室を開業する時にあなた自身がオーナーとしてお店を構えます。そこで個人事業主でも中小企業として美容室を開業するので、助成金制度の対象になります。

助成金対象の細かい条件は?

助成金は補助金です。国から支給されるもので、雇用保険加入の条件は必須です。雇用保険に加入しているかどうかの確認、また未納していないことが第一の条件になるので、まず条件としては雇用保険加入ということを押さえておいてください。

また簡易的な手続きで助成金申請はできません。最低限必須となる書類についても把握しておくといいでしょう。

【最低必要となる書類】
個人事業主の場合

  • 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
  • 労働保険への加入労災保険
  • 雇用保険

法人の場合

  • 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
  • 労働保険への加入労災保険
  • 雇用保険
  • 社会保険への加入社会保険
  • 厚生年金

助成金はどこら出てるの?

助成金は国から補助されていますが、助成金の原資は企業が納めている雇用保険料から成り立っています。そのため雇用保険加入は必須なのです。あなたが納める雇用保険料もまたどこかで援助を受けるための企業の助けになっています。

雇用保険加入の目的について、失業後のしばらくの援助のためと考えていた方も、雇用保険の使い道は様々であり、特徴があることも知っておきたいですよね。

美容室独立で上手に活用したの助成金

助成金に関しては、一度大まかな額を調べていても毎年変わってくるので気をつけましょう。助成金制度を知り、いつか自分が独立した時を想定して予算を組む方もいます。

しかし毎年金額は変わります。毎年変わる助成金なので、自分が必要な時にどのくらいの支給がされるのかを知ることも運営していくためには重要です。

ここまでで少し助成金についてまとめましたが、さらに細かく内容を見ていきましょう。

独立後の人材育成のための企業内人材育成推進助成金

独立するにあたっての不安要素は多いです。中でも資金面に関しては容易く解決できるものではないので、資金面で独立を諦める方も多いはずです。

独立を果たし、スタイリストを確保しようとしても人材育成はタダではありません。雇いながら技術を高めるまでの間もお給料を支給しないといけません。

実際に独立し、オーナーとしての立場に変わった時に、いかに人件費が運営の中で負担になるのかを痛感します。そこで今回知っておいて欲しいおすすめの助成金が企業内人材育成推進助成金です。
こうして感じが並ぶだけでも堅苦しく感じますが、簡単に説明すると、独立した後に従業員を雇おうとする際にかかる費用を補助する目的の助成金と考えてください。

開業後に自分の美容室をより良くするために…

美容室を開業するにあたって、あなた自身もより良い人材を迎えたいと考えます。1人でも全て任せられるくらいの人材がいると他のサービスに時間をかけることができるので、よりお客様満足度を高められる美容室を作ることができます。

しかし開業に向けての資金だけでもそれなりにかかるのに、人材育成のための資金が間に合わずに1人であくせく働く日々…。企業内人材育成推進助成金はこうした問題点を解消するための助成金なんですね。

企業内人材育成推進助成金の内訳

企業内人材育成推進助成金はお客様が求めるサービスを技術として身につけやすいための制度です。

成人式など、美容室が繁忙期を迎えますがこの時お客様が求めることは多く、着付けも綺麗に仕上げて欲しいと考えています。ある程度繰り返すことでそれなりに着付けもできるようになりますが、美容業界で働く方ならご存知ですが、技能検定も行われていますよね。

そこでハイレベルなスキルを身につけておくと、そのお客さんは普段のリピーターになってくれます。

しかし容易に時間を割いて技能検定を受けさせるのもお金がかかり躊躇しますが、企業内人材育成推進助成金の内訳には時間を使って検定を受けさせてもお金を援助してくれるという制度があるので、オーナーも従業員育成に前向きになれます。

企業内人材育成推進助成金の内訳を数字で表しているサイトから抜粋しますが、企業内人材育成推進助成金はさらに顧客満足度を高めるための技術を身につけるためにかかる費用の援助制度と覚えておきましょう。

〇教育訓練・職業能力評価制度の導入 50万円
…必要な訓練を受講させて習得した能力を評価したり、職業能力の評価を、評価シートを活用して行なう制度
→制度適用した従業員一人当たり5万×10人(MAX)
〇キャリア・コンサルティング助成の導入 30万円
…キャリアコンサルタントからキャリアコンサルティングを受ける制度を作り、実施した場合に助成金がでる制度
→制度適用した労働者一人当たり5万円×10人(MAX)
〇技能検定合格報奨金制度の導入 20万円
…従業員に対象となる技能検定を受検させて、合格者に報奨金を支給する制度
→適用した労働者一人当たり5万円×10人(MAX)

引用:タダでもらえる!? 美容師が知らないと損する「助成金」の知識~「企業内人材育成推進助成金」(MAX 250)~

人材確保のための職場定着支援助成金

もう1つ知っておいて欲しい助成金制度があります。それが職場定着支援助成金です。これは文字通りの制度ですね。

やっとそれなりに技術を身につけ、ようやく1人で任せられるところまできての離職…。実にオーナー側からすると大きなダメージです。費やした時間などを考えると肩を落としたくなります。

またこうしたことになるんじゃないかと、新たに人材を受け入れることも迷います。離職の原因は様々ですが、離職原因を1つずつ解消するにもお金はかかります。ちなみに見習いからの美容師が離職を考える時の理由として多く挙げられる点はご存知ですか?

【離職の理由】

  • 独立を考えた
  • 給与面での不満
  • 健康面での不満
  • 人間関係

解消できるなら全ての原因になりかねない要因を解消して人材確保を目指したいものですが、全ての問題点を解消させるなんて無理ですよね。そんな問題点を解消させるための補助金が職場定着支援助成金です。

人材確保のための職場定着支援助成金

美容室などでは個々がそれなりにスキルを高め、プライドを持ち仕事をしています。正直、年数や経歴とかは関係なく、自分が1番も自信を持ち毎日の仕事に精を出しています。

そんな中で評価を求める気持ちは他の職業よりも大きく、その風土から評価制度を導入している美容室も少なくありません。またオーナーがいて雇われている立場として働く美容師はこうした制度があるかどうかという点で職場探しをしています。

導入したくても、そこにかかる費用から諦めている方も職場定着支援助成金を利用することで、個々の技術・努力に見合った評価をお金として変えることができるようになります。

○評価・処遇制度導入
…昇進・昇格基準を設けたり、通勤手当・住居手当などの諸手当制度を導入した場合に支給
→10万円
○研修制度導入
…新入社員研修・特殊技能研修などの研修制度を導入した場合に支給される
→10万円
○健康づくり制度導入
…腰痛健康診断・生活習慣病予防検診など、健康づくり制度を導入すると支給される
→10万円
○メンター制度導入
…指導・相談役となる先輩(メンター)が、後輩(メンティー)をサポートする制度を導入すると支給される
→10万円
○その後、離職率を低下させた場合
定められた離職率の目標値を低下させた場合、「目標達成助成」として支給される
→60万円

独立するなら知っておくべき助成金の申請方法

助成金を申請する際は、実際に活用しようとする項目での対象になるのかまず確認しておきましょう。

例えば、着付けの実技検定に関して助成金制度有りと記載されていても、労働局やハローワークなどに電話1本確認をしておくと安心です。

しっかり対象になるのかを確認したら、受講後に助成金申請の手続きを行います。その際に必要な書類は受講科目や目的により異なります。最低必要と言われる書類は先述していますが、さらに添付書類などがあることも押さえておきましょう。

なんども足を運ぶのは面倒なので、申請前には電話で確認をして、添付漏れのない状態での提出、郵送をするとあとは助成金制度が適応され受給されます。

ここまで目を通していただいて、面倒そうと感じている方も手続きしてみたら意外と簡単!なんて感じますよ。一度手続きを行うと流れを掴めるので、流れをつかんでしまえば、助成金をうまく利用して上手に運営していけます。

独立に向けて大変な時期でも分かりやすい助成金についてのまとめ

独立を夢見て、現実に向けて動き出す時、やるべきことは多く、毎日時間に追われます。独立を諦めたくなるほど、過酷と言える日々を過ごすこともあります。

それでも諦めずに前に進んでいるのは、その先にある自分の未来に夢を抱き、期待しているからですよね。店舗よ確保、従業員の確保、新たな店舗の内装に集客方法など…考えれば考えるだけやらなきゃいけないことは出てきます。

さらに今回紹介している助成金についての勉強。正直それどころじゃないよ!という方もいるかもしれません。でも少しこの記事を読み返す時間を作ると、なんとなく助成金について自分なりに理解できないでしょうか?

助成金が必要になる時、助成金を活用して上手に開業後の美容室をより良く維持するため…何か分からないことがあれば、KAMIUは経営支援のLINE@をやっております。
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