【完全版】美容室の内装の全て!おしゃれな内装事例やおすすめの内装業者をご紹介!

[記事内外にPRを含みます]

美容室を開業、改装する際に大切になるのが、内装工事です。
イメージ通りの美容室を現実にするためには、まず店舗内装を考えなければいけません。
どんなお客さんがターゲットなのか、どんなコンセプトの美容室にしたいのかを考えるのはもちろんのこと、保健所検査や内装業者のことも決める必要があります。
今回は美容室の内装について、保健所検査基準からターゲット、コンセプトの決め方、おしゃれな内装事例、おすすめ内装業者までまとめてご紹介します。

  1. はじめに:美容室・ヘアサロンの店舗内装を考えるときの注意点とは?
    1. 内装で失敗しない!美容室作りの順番について
    2. 美容室の内装には決まりがある?保健所検査の基準を解説
    3. 内装について決める前に、美容室のターゲットからコンセプト明確に
  2. 美容室のおしゃれ内装事例27選!9坪の狭い内装からシンプルな内装、海外風の内装まで画像つきで徹底紹介!
    1. 美容室の内装をシンプルにするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. 統一感が最も重要!シンプルな内装デザインにするポイント3つ
      2. シンプルな美容室の内装デザイン例①
      3. シンプルな美容室の内装デザイン例②
      4. シンプルな美容室の内装デザイン例③
    2. 美容室の内装をナチュラルにするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. 木の種類によって大きく変わる!ナチュラルな内装デザインにするポイント3つ
      2. ナチュラルな美容室の内装デザイン例①
      3. ナチュラルな美容室の内装デザイン例②
      4. ナチュラルな美容室の内装デザイン例③
    3. 美容室の内装をアンティーク調にするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. かっこよくする?かわいくする?アンティーク調の内装デザインにするポイント3つ
      2. アンティーク調の美容室の内装デザイン例①
      3. アンティーク調の美容室の内装デザイン例②
      4. アンティーク調の美容室の内装デザイン例③
    4. 美容室の内装をかわいい・ポップにするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. ピンクや白を基調に!かわいい・ポップな内装デザインにするポイント3つ
      2. かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例①
      3. かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例②
      4. かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例③
    5. 美容室の内装をモダンにするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. 装飾を減らして洗練された雰囲気に!モダンな内装デザインにするポイント3つ
      2. モダンな美容室の内装デザイン例①
      3. モダンな美容室の内装デザイン例②
      4. モダンな美容室の内装デザイン例③
    6. 美容室の内装をおしゃれな海外風にするポイント3つ&内装デザイン事例3選
      1. 最先端のトレンドも取り入れる!海外風の内装デザインにするポイント3つ
      2. ハワイアンな美容室の内装デザイン例
      3. 西海岸風の美容室の内装デザイン例
      4. 韓国風の美容室の内装デザイン例
    7. 狭い美容室が内装で気をつけたいポイント3つと坪数別内装事例9選
      1. 小規模の美容室が内装で気をつけたいポイント3つ
      2. 9坪以下の美容室の内装事例3選
      3. 10坪~15坪の美容室の内装事例3選
      4. 15坪~20坪の美容室の内装事例3選
  3. 美容室のトイレの内装、手を抜いていませんか?
    1. トイレの内装が重要な理由を解説
    2. 美容室のコンセプトに合わせたトイレの内装を!
  4. 美容室の内装工事について工事期間や費用について徹底解説
    1. 美容室の内装工事は設計から施工、完成までどのくらいの期間?
    2. 内装工事の費用の要は坪単価!相場価格は20万円~40万円
    3. 美容室の内装料金を節約したい!安く抑える方法はある?
    4. 美容室の内装工事費用はどのように経費にする?価格によって変化するので注意!
      1. 少額減価償却資産、一括償却資産、固定資産ってなに?
      2. 固定資産の場合は耐用年数の情報が必要!内装工事は何年?
  5. 美容室の内装業者を選ぶポイント5つ&おすすめの業者9選
    1. 内装の業者は3タイプ!工務店が良いって本当?
      1. タイプ1.内装業者
      2. タイプ2.工務店
      3. タイプ3.設計事務所・デザイン会社
    2. 内装業者を選ぶ際に見ておきたい5つのポイント
    3. おすすめの内装業者9選をご紹介!
      1. サロンマーケット
      2. タフデザインプロダクト
      3. マテリ
      4. タカラベルモント
      5. CPO
      6. ワッツ
      7. effort
      8. ヴェンセル
      9. クリエイトスペース
  6. 美容室の内装は自分でできる?DIYをするときに注意しておきたいこと
    1. 美容室の内装でDIYできる部分とできない部分
    2. DIYをするときに注意しておきたいポイント
  7. 最後に

はじめに:美容室・ヘアサロンの店舗内装を考えるときの注意点とは?

美容室の・ヘアサロンの店舗内装を考えるときの注意点について解説します。

内装で失敗しない!美容室作りの順番について

美容室の内装を考えるときの順番は大まかに次の通りです。

  1. 美容室のターゲットを定める
  2. ターゲットから美容室のコンセプトを設定
  3. 開業のための予算を設定する
  4. 美容室を構える場所を決める
  5. 予算を基に美容室を構える店舗を探す
  6. 内装業者を探す
  7. 業者と相談しながら内装を決める
  8. 内装工事
  9. 施工完了
  10. 開業

美容室を開業する際の流れとしては以上です。

美容室作りはまず、美容室のターゲットを細かく設定するところから始まります。
年齢、服装、性別、仕事、趣味などできるだけ細かくターゲット像を想像してみましょう。
この時、紙や電子媒体などに書きだしてみるのがおすすめです。
そこから、内装のコンセプトを決めていきます。

コンセプトが決まったら、予算設定を行いましょう。
上記の順番は開業となっていますが、店舗改装の時も同じです。
予算から店舗を探しつつ、同時進行で内装業者を探しておきましょう。

内装業者が決まれば、あとはコンセプトと間取りを基に業者と相談しながら内装を決めていきます。
その後は内装工事をして施工完了です。
内装工事に着手するまでの順序で大切なのは、はっきりとした内装のビジョンを事前に考えておくことと業者選びです。
内装で失敗しないためには、この2つのポイントは最低限しっかりとおさえておきましょう。

美容室の内装には決まりがある?保健所検査の基準を解説

美容室の明確なコンセプトやビジョンをはっきりさせることが大切だと説明しましたが、美容室の内装にはいくつか決まりがあります。

  • 作業室面積は13㎡以上
  • ドアなどを作った場合は個室を設けたと判断され、13㎡以上必要とする
  • 作業室の面積が13㎡以上でセット椅子を6台設置可能(7台目からは1台ごとに作業面積が+3㎡必要とする)
  • 入口付近には、作業面積の1/6程度の客待所を設けるための衝立などを設置すること

これらが主な規定です。
他にも、保健所検査では次の器具や設備が必要となります。

  • 洗い場(手指・器具を洗浄できる流水式の洗い場設備)
  • 洗髪のための流水式の設備(シャンプーボール)
  • 100ルクス以上の照明や採光
  • 換気設備
  • 器具の消毒設備
  • 消毒機器(薬用・希釈水用メスシリンダー、消毒用バット、消毒剤、蓋つきの容器)
  • 器具を入れる容器(消毒済み器具用密閉式容器、未使用のタオルなどの布片を収容する棚、または容器など、使用済みの器具やタオルなどを収容する容器など)
  • 器具・施術用のタオル
  • 汚物箱
  • 救急薬品や衛生材料

このほかにも、外部と生活空間が完全に区分されていること、消毒済みの器具を入れる容器には「消毒済」と表示すること、作業員控室と作業所が分けられていること、待合所は0.9m以上の高さがあり作業所と区分されていることなどが開業時にはチェックされます。
内装工事はこれらの規定を守れるかを考えながら行いましょう。

内装について決める前に、美容室のターゲットからコンセプト明確に

上記で説明した決まりを念頭に内装を決める際、大切になるのがターゲットとコンセプトです。
具体的な内装を考える前にターゲットやコンセプトを設定していないと、デザインにまとまりがなくなったり思うような雰囲気にならないこともあります。

まずは美容室のターゲットを細かく設定し、そこからコンセプトを明確にしておきましょう。
お客さんはお店に入ってから2秒で美容室の印象を決めます。
あまり特徴がなく、ぼんやりとしたコンセプトの美容室はお客さんの印象に残りません。
「良いお店だな」と思ってもらうためには、明確なコンセプトが必要です。

ターゲット層の絞り方としては、まず自分がどんなお店にしたいのかも大切になります。
例えばお客さんが癒されるようなお店にしたいと思った場合、お客さんは20代の女性なのか40代の男性なのかでもコンセプトは大きく変わってきます。
ターゲットを定める際には、自分の持つイメージを膨らませ、そこから明確な道しるべとしてのコンセプトを決めていきましょう。

美容室のおしゃれ内装事例27選!9坪の狭い内装からシンプルな内装、海外風の内装まで画像つきで徹底紹介!

美容室のおしゃれな内装事例や内装デザインのポイントをまとめて一挙に徹底紹介します。

美容室の内装をシンプルにするポイント3つ&内装デザイン事例3選

まずはシンプルな内装のポイント3つと内装事例3選です。

統一感が最も重要!シンプルな内装デザインにするポイント3つ

シンプルな内装デザインにするためのポイントは次の3つです。

  1. 色味を少なくする
  2. 統一感を大切に!
  3. 装飾も極力シンプルに!

主なポイントは上記のようになります。
まず、シンプルな内装デザインを考えるときに大切なのは、内装に使用する色を1~3色程度に抑えることです。
ポップなデザインならカラフルな色味もいいのですが、シンプルなデザインでナチュラルやモード、クールな内装にする際は極力シンプルな色合いにするのがおすすめです。

また、使用する色を少なくすることで統一感を出しやすくするのもポイントになります。
装飾も出来るだけシンプルにするのが良いのですが、セット椅子や鏡、照明などどこか一か所だけインパクトのあるものを置くと個性がでるので試してみてください。

シンプルな美容室の内装デザイン例①

 

この投稿をInstagramで見る

 

KAIDE(@kaideshotaro)がシェアした投稿


大きな窓から差し込む明かりが綺麗な美容室の内装デザインです。
色味も装飾も極力削られていますが、所々に使用された木材と日光がシンプルながらも暖かみのあるデザインにしてくれています。

シンプルな美容室の内装デザイン例②


清潔感のある白が基調のシンプルな内装デザインです。
柔らかなベージュと白を中心にまとまったすっきりとした内装ですが、照明のシャンデリアがアクセントになっていてとてもかわいい内装になっています。

シンプルな美容室の内装デザイン例③


シンプルでナチュラルな内装デザインの中で、赤いセット椅子がアクセントになっています。
丸い鏡もシンプルなデザインですが特徴的で、シンプルながらも個性を持ち合わせた内装デザインです。

美容室の内装をナチュラルにするポイント3つ&内装デザイン事例3選

ナチュラルな内装にするポイント3つと内装デザイン事例を3つ紹介します。

木の種類によって大きく変わる!ナチュラルな内装デザインにするポイント3つ

ナチュラルな内装デザインにするポイントは次の3つです。

  1. 使用する木材で個性を出す
  2. 採光や照明で暖かみを演出
  3. 壁は白にするのがおすすめ!

ナチュラル系のデザインには木目を生かしたものが良くありますが、木の種類によっても個性を出せます。
パイン材やオーク、マホガニーなどイメージに合わせた木材を使用しましょう。
また、窓を大きくして日光をたっぷり取り込んだり、照明を工夫して暖かみを演出するのもおすすめです。
この時、白い壁だと光りを多く反射して店舗内をさらに明るくできます。

ナチュラルな美容室の内装デザイン例①


木のぬくもりを感じるナチュラルな内装デザインの美容室です。
木材の良さを活かした個性的なデザインで、ちょっとした非日常を感じられそうです。
鏡の形も個性的で見ていて飽きません。

ナチュラルな美容室の内装デザイン例②


珍しい竹を使用したナチュラルな美容室の内装デザインです。
和風の落ち着いた内装は観葉植物が良いアクセントになっています。

ナチュラルな美容室の内装デザイン例③

引用:nude

自然体な内装デザインが落ち着く美容室です。
四方の大きな窓から光が差し込むため、とても明るくて施術中に気分も上がってきそうです。

美容室の内装をアンティーク調にするポイント3つ&内装デザイン事例3選

アンティーク調の内装デザインのポイント3つと内装デザイン事例を紹介します。

かっこよくする?かわいくする?アンティーク調の内装デザインにするポイント3つ

アンティーク調の内装デザインのポイントは次の3つです。

  1. アンティーク調の種類を決める。
  2. 予算を決める
  3. 小物でアクセントを!

アンティーク調にはいくつか種類があり、まずはどんな雰囲気にしたいのかを決めます。

定番は英国アンティーク、上品でおしゃれなフレンチアンティーク、アメリカンな雰囲気ならヴィンテージ、かっこよい雰囲気のインダストリアル、モダンで可愛い大正ロマン風などがあります。
アンティーク調の内装は比較的予算がかかるので、予算内での内装を考えることも大切です。
予算に見合わない内装にしてしまうと、安っぽく見えてしまうので注意しましょう。
コストを抑えるために、本やドライフラワーなどの小物をバランスよく使うのもおすすめです。

アンティーク調の美容室の内装デザイン例①

引用:blast

特別感のあるセット椅子が素敵な内装デザインの美容室です。
煉瓦風の壁など細かな装飾が可愛い内装デザインです。

アンティーク調の美容室の内装デザイン例②


細部までこだわりぬかれたアンティーク調の美容室です。
椅子から照明、鏡や棚に至るまでこだわりが詰まった特別な空間になっています。

アンティーク調の美容室の内装デザイン例③


すっきりとしたデザインながらも、要所に設置されたアンティーク調の設備が可愛い美容室です。
白いセット面がとても可愛いです。

美容室の内装をかわいい・ポップにするポイント3つ&内装デザイン事例3選

ポップでかわいい内装デザインのポイント3つと内装デザイン事例を紹介します。

ピンクや白を基調に!かわいい・ポップな内装デザインにするポイント3つ


かわいい・ポップな内装デザインのポイントは次の3つです。

  1. 定番は白やピンク!
  2. 流行を外したかわいいは注意!
  3. ポップなかわいさはレトロ調がおすすめ!

かわいい内装デザインの定番は白×ピンクです。

パステル調で可愛くしたリ、ビビットな蛍光ピンクでレトロな雰囲気を出したりとピンクと白でも雰囲気を変えられます。
ただし、流行遅れなもっさりしたピンクの内装デザインは逆にだささが際立ってしまうので注意しましょう。

ポップさを出したい時は、定番のカラフルなデザインがおすすめですが、最近流行りのレトロなモチーフを取り入れるのがおすすめです。
椅子や照明、鏡などにレトロポップな要素を入れるとかわいいので試してみてください。

かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例①


パステルグリーンの壁が可愛い美容室の内装デザインです。
レトロな椅子や小物がおしゃれで可愛いです。

かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例②


ピンクと白の定番のかわいいが詰まった内装デザインです。
シンプルにまとめられた内装はかわいさだけでなく、おしゃれさもあります。

かわいい・ポップな美容室の内装デザイン例③


かわいさやポップさだけでなく格好良さも兼ね備えたレトロフューチャーな内装デザインの美容室です。
こちらは海外の美容室ですがやりすぎなくらいのこだわりが詰まっていてとても素敵です。

美容室の内装をモダンにするポイント3つ&内装デザイン事例3選

モダンな内装のポイント3つと内装デザイン事例を紹介します。

装飾を減らして洗練された雰囲気に!モダンな内装デザインにするポイント3つ

モダンな内装デザインのポイントは次の3つです。

  1. スタイリッシュさを出すなら定番はモノトーン
  2. 設備のデザインまで気を抜かない!
  3. 素材にまでこだわる

まずモダンな内装を考えるときに定番なのがモノトーンなデザインです。
一番失敗しにくいテーマなので迷った時はモノトーンにするのがおすすめです。
モダンな内装は洗練さが重要になるため、設備のデザインまで手を抜かないようにしましょう。
小物をごちゃごちゃ置くとモダンさが損なわれてしまうので、セット椅子やシャンプー台などの設備のデザインが重要になります。

また、壁や床、設備に至るまで素材にこだわることも大切です。
ステンレスやスチール、ガラス、コンクリートなど暖かみのある素材を避けるとモダンな雰囲気を出しやすくなります。

モダンな美容室の内装デザイン例①


モノトーン調の内装デザインがモダンでおしゃれな美容室です。
鏡の形が長方形と丸になっていて個性的です。

モダンな美容室の内装デザイン例②


洗練された雰囲気がモダンでおしゃれな美容室の内装です。
高級感のある床と天井のむき出しの配管が対照的でとてもおしゃれです。

モダンな美容室の内装デザイン例③


おしゃれでスタイリッシュな美容室の内装デザインです。
モダンなテイストですが観葉植物が落ち着いた癒しの空間にしてくれています。

美容室の内装をおしゃれな海外風にするポイント3つ&内装デザイン事例3選

海外風のおしゃれな内装のポイント3つと内装デザイン事例を紹介します。

最先端のトレンドも取り入れる!海外風の内装デザインにするポイント3つ

海外風の内装デザインのポイントは次の3つです。

  1. 最先端のトレンドを取り入れる
  2. 不偏的な要素も取り入れる
  3. 小物や設備で差をつける

海外風のおしゃれな内装デザインを考えるとき、なるべく最先端のトレンドを取り入れるように心がけましょう。
まだ、日本には入ってきていないトレンドを取り入れることで他の美容室と差をつけることが出来ます。

この時、トレンドだけを追いかけていると数年後には古臭いデザインになってしまいます。
トレンドはアクセントとして取り入れ、普遍的な定番のデザインを中心に内装を考えるのがおすすめです。
また、海外風のトレンドを取り入れるときには小物や照明、セット椅子などの設備に取り入れてデザインの差をつけるようにすると個性が際立ちます。

ハワイアンな美容室の内装デザイン例

引用:Green Room

リゾート気分を味わえるハワイアンなテイストの美容室の内装デザインです。
天井のシーリングファンがおしゃれです。

西海岸風の美容室の内装デザイン例

爽やかな西海岸風の美容室の内装デザインです。
階段の手すりの青色とオレンジっぽい椅子が差し色になっていて綺麗です。

韓国風の美容室の内装デザイン例


ピンクと白でしっかりおしゃれなデザインになっている韓国風の美容室の内装デザインです。
女優ミラー風の鏡や黒白の床も可愛いです。

狭い美容室が内装で気をつけたいポイント3つと坪数別内装事例9選

間取りが狭い美容室の内装デザインで気をつけるポイント3つと坪数ごとの内装事例を紹介します。

小規模の美容室が内装で気をつけたいポイント3つ

小規模の美容室の内装で気をつけるポイントは次の3つです。

  1. 作業場を確保する際の間取りに注意
  2. シャンプーをする作業場とカット・カラーの作業場に注意
  3. お客さんに圧迫感を与えない内装を心がける

狭い美容室でまず気をつけなければいけないのが、効率的な間取りを考えることです。
美容室には作業場は13㎡以上必要という明確な規定があります。
条件をクリアしつつ、なるべく狭さを感じさせないような設備の配置を考えなければいけません。
配水管の位置などから無駄なスペースが生まれないような効率的な間取りを考えましょう。

また、シャンプー台を置くスペースを完全な個室にしてしまうと、作業場と判断されて13㎡必要になります。
狭い美容室の場合はシャンプー台を置くスペースは半個室など、完全な個室にしないようにして作業場換算しないような間取りにするのがおすすめです。
全体的な内装に関しては、お客さんの目線に来る位置に物をあまり配置しないようにしたり、窓を広くしたりするなどしてお客さんに圧迫感を与えないように心がけましょう。

9坪以下の美容室の内装事例3選

シャンプー台とセット椅子だけのシンプルな内装デザインの美容室です。

引用:BARBER Re

5坪という限られた広さを活かした特別感のある空間の美容室です。

引用:treat.

カーテンレールで仕切るなど、できるだけ空間を有効活用できるように考えられた美容室内装です。

10坪~15坪の美容室の内装事例3選

引用:adept hair

シルバーの壁が個性的で格好良い内装デザインの美容室です。

引用:blink

モルタル仕上げの壁と木目調の仕切りの対比が面白い内装デザインの美容室です。

大きな横長の鏡に枠を作ってある変わったデザインが面白い内装の美容室です。

15坪~20坪の美容室の内装事例3選

引用:MAKE

空間の使い方が面白い内装デザインの美容室です。
窓際に席があるのでとても明るい雰囲気で施術を受けられます。

引用:AUBEHAIR CLEO

沢山席が並んでいますが、密集した空気の感じられないシンプルな内装デザインの美容室です。

一席ごとに仕切りが作ってあるため、プライベートな空間で施術を受けられる内装デザインの美容室です。

美容室のトイレの内装、手を抜いていませんか?

美容室のトイレの内装について詳しく解説します。

トイレの内装が重要な理由を解説

トイレの内装は美容室の中でも後回しにされがちですが、実は重要な場所です。
もしも汚いトイレだと、お客さんはせっかく綺麗な髪にしてもらってもリピーターになってくれないかもしれません。
それほど、衛生面は人の印象に大きく関わります。

施術の前後や施術中にお客さんが使用した際、なるべく快適な空間を提供できるように心がければリピーターになってもらえる可能性もアップします。
また、トイレの内装で一番大切なのは清潔感ですがその他にも美容室の雰囲気に合わせることも大切です。
内装は店舗全体の統一感が大切で、トイレまで行き届いた内装デザインを心がけることで洗練された空間づくりができます。

美容室のコンセプトに合わせたトイレの内装を!

トイレ

上記でも説明したように、トイレの内装を考えるときには美容室のコンセプトを取り入れることも大切です。
美容室はある種の特別な空間であることが大切です。
お客様にちょっとした非日常を提供するためには、トイレまできちんと工夫しましょう。

美容室のトイレ内装のポイントは次の通りです。

  • 壁紙
  • 照明
  • 手洗い場
  • お客様の目線

まずトイレの雰囲気作りで大切なのが壁紙です。
コンセプトにあわせた壁紙を選ぶことも大切ですが、清潔感のあるものを選ぶのも大切です。
トイレが狭い場合、壁紙を白くしたり間接照明などを利用して広く見せる方法もあります。

照明はお店の雰囲気にもよりますが、オレンジ色っぽい暖かみのある明かりの方が落ち着いた空間にできるのでおすすめです。
また、手洗い場はシンプルなデザインだと清潔に保ちやすいです。
最後のポイントですが、お客さんの目線にはなるべくあまり装飾などは設置しにないようにすると落ち着いた空間を作りやすくなります。

美容室の内装工事について工事期間や費用について徹底解説

美容室の内装工事の工事期間や費用について詳しく解説します。

美容室の内装工事は設計から施工、完成までどのくらいの期間?

美容室の内装工事の手順は次の通りです。

  1. 下見
  2. 見積り
  3. 契約
  4. 設計
  5. 打合せ
  6. 着工
  7. 施工後の確認
  8. 完成

基本的には上記の流れになります。

まずは店舗となる場所やテナントを業者の人が下見し、見積もりを出します。
見積り額に納得して契約後、具体的な設計、工事の打ち合わせとなるケースが多いです。
着工後は業者によっては進み具合によって、顧客と相談しながら工事を進めていきます。

施工後は設計通りにできているのか、顧客と業者が一緒に確認して特に問題がなければ完成となります。
施工期間はだいたい1ヶ月以内です。
スケルトン物件なら2週間から3週間程度で終わることが多いです。
また、居ぬき物件ならさらに短い場合もあります。

内装工事の費用の要は坪単価!相場価格は20万円~40万円

内装工事の費用は坪単価で計算します。
相場はだいたい20万円から40万円ですが地域差もあるので、地元の相場を調べてみるのもおすすめです。
ある程度しっかりした美容室を作りたい時は、坪単価40万円から60万円はかかると思っておきましょう。

ここから内装工事の費用は、広さや物件の種類、工事内容によって変わってきます。
単純に計算すると、坪単価40万円で20坪の場合なら800万円の費用がかかります。
見積書を出してもらう時は、まず坪単価を確認しましょう。

見積書を確認する際は、どこに費用がかかっているのかを確認します。
この時、複数の業者に見積書を出してもらって比べてみるのもおすすめです。

美容室の内装料金を節約したい!安く抑える方法はある?

美容室の内装料金を節約したい時のポイントは次の通りです。

  • 居ぬき物件を契約する
  • 事前にしっかり見積りを確認する
  • 設計から施工まで一貫した業者に任せる

まず、内装費用を節約したい時にできるのが、居ぬき物件を利用して設備工事にかかる費用を節約する方法です。
居ぬき物件とはスケルトン物件とは違い、前の店舗の形のまま残っている物件のことを言います。
美容室の居ぬき物件の場合、配管などの設備をそのまま使えるためコストを抑えられます。

また、事前にしっかり見積りを確認してどこにお金がかかるのかをチェックしておくのも大切です。
この時、見積りを複数の業者に出してもらって比べるのも安く抑えるポイントになります。
見積りをじっくり比べて一番コスパの良い業者を選びましょう。

内装工事のできる業者は沢山ありますが、中には設計ができない業者もあります。
設計を建築デザイン会社に頼むと高くなることが多いため、出来るだけ設計から施工まで一貫して出来る業者を選ぶのがおすすめです。

美容室の内装工事費用はどのように経費にする?価格によって変化するので注意!

美容室の内装工事費用の経費の仕方について詳しく説明します。

少額減価償却資産、一括償却資産、固定資産ってなに?

美容室の内装工事をする際には、様々な備品を購入します。
この時、総額が10万円いないであれば消耗品として経費計上できますが、10万円以上だと経費処理する必要があります。

経費処理方法は次の3区分から選択しましょう。

  1. 10万円から20万円未満の場合少額減価償却資産・一括償却資産・固定資産
  2. 20万円から30万円未満の場合少額減価償却資産・固定資産
  3. 30万円以上固定資産

この時、少額減価償却資産での経費処理は青色申告している場合にのみ適用可能です。

少額減価償却資産は30万円未満の資産を全額償却する方法です。
一括償却資産は3年間で均等に償却する方法になります。
耐用年数に寄らず一律3年間で減価償却することができるのも特徴です。
減価償却とは、固定資産をすぐに全額経費とせずに、決められた期間で分割して経費にすることです。
つまり、30万円以上ならまぎれもない固定資産と言えるため、減価償却の対象として経費処理する必要があります。

固定資産の場合は耐用年数の情報が必要!内装工事は何年?

耐用年数とは、何年間以内に購入した内装工事や備品を経費処理すると定められた年数のことです。
固定資産の場合、省令で細かく資産ごとに規定があるのですが、内装工事一式なら耐用年数は15年です。
その他、電気工事や給排水工事、ガス工事、衛生設備工事も15年になります。

これらは建造物付属設備という種類に分けられます。
器具や備品の場合、シャンプー台は5年、受付カウンターやソファー・テーブルなどの家具関係は8年など細かく決められているので事前にチェックしておきましょう。

こちらの記事もご覧ください→【保存版】美容室の内装工事の費用はどのくらい?5つ事例ご紹介!工務店施工で安く抑えるコツも

美容室の内装業者を選ぶポイント5つ&おすすめの業者9選

美容室の内装業者を選ぶポイント5つとおすすめ業者について詳しく紹介します。

内装の業者は3タイプ!工務店が良いって本当?

内装工事を依頼する際、業者は次の3タイプに分かれます。

タイプ1.内装業者

内装業を中心とした依頼を引き受ける業者です。
基本的に行うのは内装工事のため、設計業務を行っていないこともあります。
いわゆる施工会社で、実際に施工する職人さんに直接依頼する形になります。

デザイン設計を受注している会社の下請けとして、施工を行う会社もあるのも特徴です。
下請けを中心に行っている会社もあり、一般の依頼を受け付けていないこともあります。

タイプ2.工務店

工務店は内装業だけでなく、住宅の設計・管理・施工などの業務を幅広く行っている会社です。
工務店の規模にもよりますが、基本的に地域密着型の会社が多いのが特徴です。
設計から施工まで一貫して行えることも多く、中には設計デザインが得意な会社もあります。
ハウスメーカーよりも設計の自由度が高いため、内装デザインにこだわりつつコストを抑えたいケースにおすすめです。

タイプ3.設計事務所・デザイン会社

設計事務所やデザイン会社は名前の通り、設計やデザイン業務が中心の会社です。
とことん内装デザインにこだわりたい時におすすめですが、費用は高くつくことが多いです。
コストが高くなる理由としては、設計事務所やデザイン会社は内装工事自体を下請けに任せることが多いため費用がかかります。

間に別の業者が入るとコストがかかってしまうため、コストを抑えたい場合にはあまりおすすめできません。
ただし、自分の中に明確なイメージがあり潤沢な予算がある場合はデザインが専門の業者もおすすめです。

内装業者を選ぶ際に見ておきたい5つのポイント

内装業者を選ぶ際に見ておきたい5つのポイントは次の通りです。

  1. ホームページや施工例
  2. 得意な工事
  3. 得意にしているデザインの傾向
  4. 業者の評判
  5. 実際の見積書

まず、業者選びの際に調べたいのがホームページや施工例です。
最近はホームページに施工例を掲載していることも多いので、事前に確認しておきましょう。
この時、確認したいのが得意な工事とデザインの傾向です。
工務店や施工業者に依頼する際、内装業が得意な会社なのかを施工例の傾向などから調べておくのがおすすめです。
また、施工例から業者のデザインの傾向を調べて自分の好みとマッチするかも調べておきましょう。

ここまで調べたら、次に業者の評判をチェックします。
内装業者は地域密着型の会社が多いため、知り合いからの評判や地域を絞ってネット検索してみるのがおすすめです。
評判が良い業者を複数見つけたら、見積書を比べて最終的に選ぶ業者を決定します。

おすすめの内装業者9選をご紹介!

おすすめの内装業者9選を紹介します。

サロンマーケット

店舗内装・外装の実績豊富な施工会社です。
新装開店なら300万円から、改装リニューアルなら200万円からの予算で施工を行ってくれます。
中古品や格安高品質の自社製品をフル活用し、リーズナブルに理美容室の内装工事を行ってくれるのも特徴です。

(参考:サロンマーケット

タフデザインプロダクト

住宅から飲食店、美容室まで幅広い内装デザインを請け負っている会社です。
東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡を中心に施工を行っており、オンラインショップが有名なビューティガレージと同じグループ会社です。
サロンデザインが得意で、年間300案件以上の新装・改装デザイン実績を持っています。
豊富な実績を持ち合わせているため、安心して内装デザインを頼めます。

(参考:タフデザインプロダクト

マテリ

引用:マテリ

株式会社マテリは美容室の設計・内装デザインから美容器具・美容機器まで総合的なプロデュースを行っています。
人が集まる店づくりをコンセプトに、設計から内装工事まで一貫してトータルプロデュースしてくれる会社です。

(参考:マテリ

タカラベルモント

美容器具・美容機器を販売しているタカラベルモントでは、サロンの内装工事も行っています。
理美容室だけでなくエステサロンや歯科医院、医療クリニック、化粧品店舗など幅広い美と健康の空間デザインを行っているため様々なケースでの対応力のある会社です。

(参考:タカラベルモント

CPO

引用:CPO設計

CPOは店舗物件開発から店舗デザイン、施工までトータル的な店舗づくりをサポートしてくれる会社です。
美容室の設計も多く手掛けているため、相談しながらイメージに沿った内装作りをしてくれます。
また、豊富な経験をもとにデザインや施工だけでなく、コンサルティングなどのさまざまな相談にも乗ってもらえます。

(参考CPO設計

ワッツ

引用:ワッツ

ワッツは新規内装から改装、看板・家具製作、設備工事を請け負う会社です。
理美容室・サロンの設計施工を中心に行っており、多数のセット台やシャンプー台を取り揃えていて希望の価格帯にあわせて提案してくれます。
サービス面が行き届いていて、いつでもスピーディに相談できるのが特徴の会社です。

(参考:ワッツ

effort

引用:effort

effortは内装工事からリフォーム、ハウスメーカー工事まで様々な施工を請け負う会社です。
コスパを重視しており、すべて自社施工でなるべく費用をおさえた施工をしてもらえます。
また、アフターケアも充実しているため、工事後に問題が発生しても安心です。

(参考:effort

ヴェンセル

ヴェンセルは関西を中心に、中国地方、九州、沖縄などの西日本で設計・施工、美容機器の販売・卸を行っている大阪の会社です。
美容室やエステサロンの内装の実績が豊富で、集客力のあるデザインの提案力が強みです。

(参考:ヴェンセル

クリエイトスペース

クリエイトスペースは設計・施工業務を中心に行っている愛知県の会社です。
設計から施工まで一貫して行っている会社のため、柔軟な対応をしてくれるのが特徴です。
デザインの質を保ちながら、予算にあわせた内装デザインを提案してもらえます。

(参考:クリエイトスペース

美容室の内装は自分でできる?DIYをするときに注意しておきたいこと

美容室の内装をDIYで行う際の注意点について説明します。

美容室の内装でDIYできる部分とできない部分

美容室の内装を考える際、コスト削減のために出来るところはDIYでやりたいと思う人もいる思います。
最近はDIYブームということもあり、模様替え程度ならDIYで済ますことも多いです。
しかし、すべての部分をDIYで行うことはできません。

DIYが可能な箇所として主な部分は次の通りです。

  • タオルなどの収納

DIYの経験値にもよりますが、戸棚やタオルなどの収納箇所をDIYすることが一番多いです。
床はDIYが難しいのですが、クッションフロアなどを利用してちょっとしたリフォームを行うことができます。

水回りや壁、設備の設置などは専門的な知識がいるため、DIYには向いていません。
電気工事や配管などは無資格での工事はできないため、きちんと専門業者に依頼しましょう。

DIYをするときに注意しておきたいポイント

DIYをする時に注意したいポイントは次の通りです。

  • 節約だけを考えるDIYには注意!
  • 大掛かりなDIYは取り返しのつかないこともある
  • 電気系統・配管系統の設備のDIYNG

DIYを考えるときにまず注意するのは、メリットとデメリットです。
例えば工事費用を節約したいと考えてDIYを行っても怪我や事故が起これば医療費などの余計な出費が発生します。
自分の怪我だけでなく、DIYした箇所に問題があってお客さんに怪我をさせる可能性もあるので十分に注意しましょう。

また、大掛かりなDIYは失敗すると取り返しのつかないこともあるので慎重に行いましょう。
すでに説明したように電気系統や配管系統などの資格が必要な設備に関してはDIYしないようにしてください。

最後に

理想の美容室に仕上げるためには、内装デザインがとても重要になります。
イメージ通りの内装にしたいと思っても、美容室の内装には規定も設けられています。
今回紹介したことを参考に、美容室の内装デザインで理想の空間づくりに挑戦してみてください。