美容室開業を成功させるために知るべき3つのこと。100年続く美容室を作ろう。

日本には設立からたった3年で100店舗以上の美容室を展開している企業が存在しています。
そんな中で、ヘアサロンは年間1万店開業し、8000店舗ずつ廃業しています。
店舗は増える中で、市場規模は低迷。

出典：三菱東京UFJ銀行
まさに美容室戦国時代。強い美容室オーナーだけが生き残れる業界です。
KAMIUではフリーランス美容師の方をサポートしながらも、
美容室開業前のオーナー様などへも情報発信しております。
　
今回は、そもそも美容室開業の流れやフローをお話した後に、
美容室開業を成功させるために下記の3つのポイントをお話していきます。

• 開業時の資金調達はどのように集める？融資貸付or出資という2つの選択肢。
• 物件・出店エリアなどの立地戦略。何処の場所に出せば儲かるのか？
• 内装業者やディーラーの選定方法。

開業シミュレーションとマニュアルも配布しますので、是非最後までご一読ください。

そもそも美容室開業の流れって？

ヘアサロンの開業を検討されている方が多いかと思いますので、
開業の流れを下記の図にまとめさせて頂きました。

1. 開業orフリーランス美容師を検討する　参考：フリーランス美容師の3つのメリット
2. 開業エリアを決定する
3. 物件の選定
4. 資金調達（貸付融資・出資・助成金）
5. 内装業者やディーラーの選定
6. 工事着工。＋美容師の求人・仲間集め
7. ついに、美容室オープン！

という流れになります。

大事なのは何処からお客さんを連れて行くのか、開業の目的は何かという点です。
お金を稼ぐために指名客の方のみを施術するのであれば、開業しない方が所得が上がるパターンが多いのも事実です。
参考：フリーランス美容師の3つのメリット

何のために美容室を開業するのか、美容室の集客はどのように行うのか、こちら2点が明確でないのであれば、開業はお待ち頂いたほうがよろしいと思います。
では、この流れの中で重要な「出店エリア選定」「資金調達」「業者選定（ディーラー、内装）」などを見ていこうと思います。

【マーケティング】プロモーションと出店地・物件の決定

プロモーションと出店地は大いに関係があります。
自身の指名客のみを施術したいのであれば、今のお店の近くで出店を。
より大きくしていきたいのであれば、「競合の少ない穴場エリア」で出店するべきだからです。

詳しく解説していきましょう。

お客さんは何処から集めるのか？

まず重要なのが、最終顧客は誰かという点です。

指名客＋紹介客のみをやろうと考えている場合

指名客のみを大切にしたい場合は、本当に出店という選択肢で良いのか考えて頂いた方がいいです。
10年、20年も個人店でやるのであれば、面貸しによるフリーランス美容師という選択肢が正しい場合もあります。
こちらの記事に詳しいので、是非ご参考ください。

フリー客を集めて開業する場合

フリー客・新規客を集めて開業する場合はどのような集客方法を使うのかで出店地が変わってきます。

• ホットペッパービューティ
• 楽天ビューティ
• チラシ戦略

など色々と手法はありますが、どの方法で集客をお考えでしょうか？
どのやり方でも「居住人口」「アクセス人口」「年代」「理美容店舗数」の4つの指標から穴場エリアを見つけていく必要がございます。

出店地の選定方法

皆さん出店の時はどのように決めているのでしょうか？
基本的には居住人口×アクセス人口×理美容室数などを参考にしいています。
下記のような比較表を作成すれば穴場エリアが見つけやすくなります。

こちらの比較表はLINE@で配布してますので、是非LINE@からお話かけください。
競合エリアで出店したところで特別なブランドがなければ、価格競争になってしまうだけなので出来る限り穴場エリアでの出店をオススメいたします。
恐らく出店エリア選定がもっとも重要な作業です。是非お声がけください。

【業者選定】不動産、ディーラー、内装業者の選び方

次にエリアがある決まったら、物件探しをしましょう。
エリアどうやって選べばいいねんという方はLINE@でご相談ください。

物件探し

物件といってもスケルトンなのか居抜なのかで大胆に費用や予算が変わってきます。
各々のメリットデメリットは今後別記事でお伝えさせて頂きますね。
探すのでオススメなのがサロン不動産netです。
美容室の居抜き情報が揃っており、大変オススメでございます。

内装業者

ここがかなり重要であります。内装にどのくらいお金をかけるか？
内装は後からでも変えれますので、最初はコスト低めで依頼して後からリニューアルかけるのがよさそうです。
もしくは居抜きや業務委託型（後述）であれば内装費ゼロで開業できます。
　

機材や材料の仕入れ

何処から調達するか？重要ですね。
シャンプー台などであればビューティガレージが安くておすすめです。
下記記事をご参考ください。
美容室シャンプー台の選び方 おすすめ3選
他のカラー剤などはディーラーによってまちまちなのが現状ですね。。ガモウやきくやなどは高かったりするのであまりオススメ出来ません。

【資金】開業時の資金調達3つの選択。助成金・融資・出資。

開業したい、でもお金がない！このような方は読者には多いのではないでしょうか？
究極開業費の元金ゼロでも開業する方法があります。
今回は、他のメディアではあまり掲載されていない開業方法をさらっとご紹介させて頂きます。

1.定番の政策金融公庫からの「融資」「貸付」

初期費用の調達方法としては政策金融公庫からの貸付が一般的です。

政策金融公庫とは？
株式会社日本政策金融公庫は、株式会社日本政策金融公庫法に基づいて2008年10月1日付で設立された財務省所管の特殊会社
引用:Wikipedia

国が運営しているということもあり、小規模事業者への貸付や創業支援が整っております。
元資金の最大10倍まで貸付をしてくれますので、100万円あれば1000万円まで貸してもらえます。
詳しくは一度お近くの政策金融公庫までヒアリングしてみてくださいね。
実際に著者も貸付を受けてますので、お気軽にご質問ください。

2.出資を受けて開業をしてみるクラウドファンディング

ご存知でしょうか？クラウドファンディングとは下記のようなサービスのことです。

クラウドファンディングとは？
と不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆（crowd）と資金調達（funding）を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
引用:Wikipedia

実際にこちらのサービスを使用して開業しているサロンも出てきております。

Makuake
こちらはバルクオムさんのメンズエステサロン。3000万が集まったそうです。

Campfire
秋葉原で美容室を開業する計画に60万が集まっています。

どうでしょうか？例えばクラウドファンディングで元資金を集めて、
その資金を元にして政策金融公庫から借りれれば十分な資金調達が可能そうです。

3.開業費ゼロ？業務委託サロンオーナーとは

知ってますか？なんと元金ゼロ円で開業が可能なケースがございます。

ビューティガレージ 業務委託型サロン
有名なところでいうと大手アルテサロンのスタイルデザイナーや、ビューティガレージの業務委託経営など。
ケースバイケースによると思うので、お問い合わせください。
また、本件に関してはリスクが低いもののリターンも小さくなる場合がございます。
是非一度ご相談ください。

4.助成金を使おう

助成金を是非ご利用ください。
最大500万まで受け取れるものなどが存在しています。
知らないは一時の恥と言いますが、知らないことで500万の機会損失するかも、、
下記サイトで詳しいので是非御覧ください。
助成金ねっと
めんどくさいという方は編集部まで聴いてください。

おまけ：開業シミュレーション

上記のような開業シミュレーション用ツール（Excel）を配布しております。
こちら政策金融公庫に実際に提出経験のあるものとなっております。
必要な方はLINE@でお話かけください。

また、色々な箇所で「聴いてください」と書きましたが、やはりケースバイケースであることが多いのが実情です。
諸々気になる方はKAMIU編集部までお気軽に質問ください。

聴くは一時の恥ですが、聴かないことで多大な額の損失を被ることもあります。
何卒よろしくお願いいたします。