美容室独立後に廃業する理由は費用面での失敗?!それだけじゃない廃業理由5選をご紹介!

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どうもKAMIUです!今回は美容室独立の夢を抱く、開業させても廃業してしまう美容室が多いのはなぜなのかを調査していきました!
廃業率が深刻になる中で、その1人になるまいと多くの打開策を用意していると思います。

それでも廃業する美容室が増えるのは、失敗の原因としていろんな観点から考えていないところにあると思います。美容室を独立することで出資を受けるところが大半です。そこに囚われる方が増えてしまいます。

もちろん美容室を維持して行くためには費用面での計画を念入りに行わないといけないのですが、しかしそこだけに囚われていることが廃業の原因になるということもしっかり考えておかないといけないのです。

美容室独立後の廃業の現状とは?

美容室を独立開業させたのにも関わらず廃業してしまう店舗は増加しているようです。
それでも今、独立を考える方もまだまだいます。

毎年新規でオープンする美容室の数、その数と同じくらいまたはそれ以上の美容室が廃業しているが現状となっているようです。

美容室はライバル店舗が多い為廃業しやすい?

その答えはとにかくライバル店が多いことにあります。廃業して行く美容室は増えていても、オープンする美容室もまだ多いので、いつになってもライバル店が多いのが美容業界の特徴となっています。

限られた店舗しかなければ、どの店に対抗すべきか?そのためにはどうして行くことで差別化を図れるのか?ある程度の秘策を考えることで効果を上げることができますが、右見ても左見ても存在する美容室。

どこの美容室を狙うかなんて考えられるわけがありません。まず絞るべき要素が無い中で、効率よく効果を高める方法を導き出すことは経営のプロの中のプロでなくては難しい問題です。

3年以内に90%の美容室が廃業に

少し数字で出してみるの酷さが伝わると思います。夢を抱き美容室を退職して自分の美容室をオープンします。初めは不安も多い中、自分の手で成功させることに夢を抱き始めます。

しかし踏ん張るにも限界があります。オープンしていて予想以上に集客効果が高まらないと利益を上げられません。お店を開けるだけでもお金はかかります。光熱費にしても月の支払いになると高額です。

お客さんは来店してくれないのに、毎月の固定の支出は決まった額の支払いをしていかないといけないのです。こうした中でどうにか経営を立て直すために持ちこたえるにも費用面の問題から廃業に辿る結果に追い込まれます。

その期間、3年以内に90%の美容室が廃業していると言われています。夢を抱き出資を受け、まずは借り入れ返済のために働き、軌道に乗せまた新たなステップアップをと夢見ても、その期間は3年という最短の期間で夢を諦めている美容師は後をたちません。

3年以内で廃業するということは、借金だけを背負い借金返済の日々が待っています。夢が破れ残ったのは借金だけ…最悪の状況として考えていても避けたい状況です。

美容室独立後の廃業理由は費用面での失敗だけじゃない廃業理由5選

廃業率が増える業界の中でも夢を叶えるために経営を軌道に乗せるためには廃業してしまう原因を様々な観点から予想しておかないといけません。

もちろん費用がなくなることで立て直しのために動くことができなくなることも避けるべき問題ですが、費用がなぜなくなるのか?その状態に陥らないようにするための方法をしっかり明確に動かないといけないのです。

①集客法を怠っては廃業の危機に陥るのは当然

廃業してしまい少し時間が経ち、自らのやり方を冷静に分析する時期に多くの美容師が口にするのが「集客対策が出来ていなかった…。」という原因です。

美容師という職業がこの落とし穴に陥りやすくなります。なぜなら、美容師は職人気質の方が多くプライドを持ち仕事をしています。自分の腕というのを誰よりも信じているのは自分自身です。

独立を考える上で自信は必要になりますが、あまりに自信を持ちすぎることで、集客するということに対して重きを持たなくなります。

  • きっと今のお客さんは新しい店舗に来てくれる
  • 接客したお客さんが満足して口コミが拡がる
  • 集客対策は効果がないから時間の無駄
  • 自分スタイルを貫いていれば集客せずとも来店者はきっと増える

抜本的な気持ちを抱きやすいのも職業柄なのですが、少しでもこの気持ちを抱いてしまうと、集客効果を期待する気持ちは薄れます。期待できないことに時間を費やすことは無駄としか考えられなくなります。

また来店者数に危機感を覚えても、集客対策を念入りに真剣に行う気持ちはなかなか高められません。お金をかけてポスティングを打ち出してもお客さんを引きつける力は目に見えます。

集客することは未来に繋がることです。集客することの重要性を分かっている美容室こそ成功しています。今の時代周りと同じような方法では効果は出ません。環境やお客さんそうに合わせて自ら斬新なアイディアを打ち出さないといけないのです。

集客するにも少しの時間でできることではない中で、気持ちが付いてこないと結果廃業してしまうことは当然なのかもしれません。

②費用面にダメージを与える客単価の無理すぎる設定

また客単価の設定ミスも廃業原因を作る要因です。まずはとにかく1人でも多くのお客さんを獲得しようと考える中で、あまりにも無理な設定を取り入れると自分で自分の首を締めることにもなります。

イメージしてみたら分かると思いますが、顧客数がなんだか少ないな…とお客さんにイメージさせることを避けるために、とにかくお店の賑わいをアピールするための方法を考えるでしょう。

人は賑わっているところに自然と足を運びます。いつ見ても誰もいないところには少し壁を作ります。こうした壁を作ってしまってから一歩踏み出してもらうのはハードルが高すぎます。

スタートダッシュを切ろうととにかく人を集めることを考えると、やはり価格勝負に出ます。

【集客を一気に上げるためのサービス】

  • 割引率の高いクーポン配布
  • 来店時に他のサービスが無料で受けられる
  • 3名以上の来店で50%オフ
  • 時間限定での破格な料金提供
  • 2度目の来店でもさらに割引あり

こうした爆発的に来店数を確保できるサービスの提供を考えます。確かに目的は果たしやすい方法です。ライバル店が多い中でスキルを磨いても来店してくれないと意味がありませんからね。

まずお店に足を運ばせるという目的を果たすことは実は簡単なのですが、この時に提供できるサービスの質はどうしても落ちます。こうしたサービスを打ち出し代わりに質より量に変わってしまいますからね。

その一瞬はお得に感じて足を運んだお客さんが冷静になった時に判断する満足度が怖いんです。美容室側からすると、この時は赤字経営でもいいと覚悟します。その先で取り戻すことができたらいいと考えますが、質が維持できない中で、リピーターとして確保することは困難です。

お客さんはまた他の美容室が打ち出すサービスを利用するでしょう。もしそれでも同じように集客するとなるとまた赤字覚悟で同様のサービスを打ち出さないといけなくなります。

一度足を運んでもらい、通常価格に戻ってもまた来てもらうというのはなかなか難しいのです。ただ思いっきり赤字を出して数日お店が賑わっただけの結果となると、その打撃は響いてしまいます。

③資金計画がしっかりできていなかったことが廃業の原因

独立をするにあたり経営面も自ら管理しなくてはいけません。覚悟の上とはいえ数ヶ月、数年経営の勉強をしても、実際に出入りの激しい状況にあくせくします。独立の想いだけで、開業できるわけではありません。

開業するにあたって必要な資金を調達しなくてはいけません。ここでも必要な予算を考え動きます。大半の方は融資という形で銀行などからお金を借り入れます。そこで銀行を厳しく審査します。

自分の美容室の未来を考える中で経営目をでの知識も必要と思いながらも、この関門を抜け出すためにどのように数字を提示すべきという点ばかり考えてしまいます。

まずは資金がなくて話は進みません。焦りも出るでしょうし、企業計画から返済の見込みありと審査が通った後は不思議と経営面での自信をつけてしまいます。提示した計画通りに行けば経営できるのだと錯覚させてしまいますからね。

資金計画はあくまでも計画

しかし打ち出した資金計画通りにことが運ぶわけではありません。ある月は思いの外売り上げがあっても、数ヶ月続けて計画していた売り上げを出すことができなくなることの方が大半です。

売り上げは客数だけが響くわけではないので、毎月の固定費なども大きく影響して来ます。お客さんはそれなりに入っているのに、利益が出ないとなるとそれは毎月にかかる支払いが高すぎていることが考えられます。

資金計画の中でも明確にしていたはずなのに、照らし合わせるとズレが生じているでしょう。美容室の経営で考えるべきことは毎月決まった額の支払いが必要な固定費と、売り上げ増加などから変動する変動費があるということです。

変動費を分かりやすく考えると、材料費や光熱費です。お客さんが増えることで一見売り上げだけ上がるように感じますが、お客さんが増えるということは使用する材料も増えます。ドライヤーやシャンプーの使用頻度も他の月に比べると上がり光熱費が上がります。

お客さんさえ増えたらその月は利益を出せるというわけではないのですが、資金計画ではそこが明確にされていなかったなどの問題点にぶつかることもあります。始めてみないと分からない点こそ、十分に時間をかけて計画した内容でないことがおきた時の対処法なども考えておかないといけないのです。

④気付いたら顧客離れが悪化し廃業に

美容室独立後にしばらく廃業の危機に陥ったとかに大きな疎外感を感じます。夢を諦めないといけない…借金だけが残る…こうしたことも考えますが、一番孤独だと感じるのは「気付いたら誰もいない…」と感じた瞬間です。

誰もいない…それはあの時まで来てくれていたお客さん。あの時が最後の来店だったお客さんのことです。美容室はお客さんあって経営して行くことができます。自分の夢を叶えるためには財産ともいえます。

あの時こんなことになるとは思っていなかった…また来店してくれると勝手に期待していただけなんだ…となんともいえない気持ちがいっきに孤独を感じさせます。

顧客離れをさせないためにも!

顧客離れは気付いた時に心に大きなダメージを与えます。反対にどんなに苦しい中でも常に利用してくれる顧客がいるだけで踏ん張る気持ちになれます。数回来店してくれていたお客さんが離れる理由を挙げておきます。

ぜひ多くの美容室と対抗しながら経営を維持するためにも考えられる理由から対策法を考えておきましょう。

  • スタイリングの仕上がりが納得いかない
  • 引っ越して美容室が離れた
  • 会話が適当・押し売りが多い

開業前にもっと経験を積んでおけばよかった
・勤務年数が足りず、開業後に顧客のニーズに応えられなかった。
・勤務経験が足りず、融資の審査に落ちた。
美容師の平均年齢層は50代ですが、約4%は20代と30代のため、若くして開業した美容師の悩みかもしれません。
融資の審査基準の一つに、美容師としての勤務経験も含まれます。

引用:失敗は成功のもと!13の失敗例から学ぶ美容院の開業

固定客を確保するためには、信念を貫き通すことが一番大事なんです。職人としてのプライドを守るためにはお客さんをどれだけ満足させられるかにかかっています。

スタイリングの技術だけでなく、心地よい空間を提供するための接客術も必要です。リピーターがどれだけいるかで美容室の経営は大きく左右されます。大事にすべきものは何かを明確に、理念を持ち続けることで顧客離れは避けられます。

⑤独立後の立地が問題だった

独立を考える時に一番初めに大きな問題として考えるのが立地です。立地が悪ければ来店者数も増やすことは難しくなります。そこで念入りにリサーチし物件を探します。

その時は好立地な場所であっても、周りに建物が経ちその影響から美容室の外観の雰囲気が変わってしまった…看板が見えづらくなった…などの経営に影響する問題が出てくることもあります。

初めにイメージした印象を守るためには、その先に起こりうる工事の可能性なども視野に入れておくべきてます。すでに近くで工事している場合などはどのような工事が進められているのかを調べることも重要です。

近隣の環境を把握することも物件探しの重要項目!ぜひ今の環境のまま経営できると決めるのではなく、その先を見据えて物件を探しましょう。

独立後の廃業を避けるためにも費用面での失敗だけじゃなく考えられる廃業理由への秘策を身につけておこう

独立後廃業をの可能性を考えてしまっては、独立を果たすことはできません。しかし廃業するということは今と生活が大きく変わるということはしっかり頭に入れておかないといけません。

美容室の廃業率が高まる中でも成功させるためには廃業の理由を費用面と大まかに考えるのではなく、なぜ費用面で経営を苦しめてしまうのかというところに着目することが大事です。

そこで多くの打開策を考えておかないといけなくなりますが、経営するということはそういうことであり、また美容室という厳しい世界で独立をするとなるとより重要視すべき点なのです。

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