【速報】ついに日本でもAmazonが「美容室ディーラー業に」参入。3月下旬からテスト販売開始か

[記事内外にPRを含みます]

どうもKAMIUです。日本国内でAmazonの美容ディーラー参入がついに動き出したようです。
2020年3月7日10時に国際商業ONLINEにて報じられました。

日本では、美容ディーラーを募り、アマゾン得意のマーケットプレイス型で展開する予定だ。

20年6月を目途にサイトの本格稼働を計画中で、3月2日にディーラー向けの説明会が計画されていた。ところが、コロナウイルスの影響拡大で、説明会が急遽キャンセルになり、アマゾンはディーラー1社1社と個別の折衝に切り替えた模様だ。

引用:アマゾン、美容室向けEC構築を美容ディーラーに打診

こちらの記事ではさらに具体的な取り組み方まで記事になっており、美容室ディーラーおよびメーカー関係者の方は必読な記事となっております。

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【速報】10月19日、Amazonが美容室ディーラー業への参入を発表。Amazon公認/黙認の”非正規流通”は「美容室ディーラー業界の黒船」となるか。
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参考:アマゾン、美容室向けEC構築を美容ディーラーに打診
(記事末尾にもリンクを貼っておきます)

記事によると展開はフェーズ1、フェーズ2で別れているとのこと。
フェーズ1は3月下旬から開始され、商品もテスト的に販売されるということのようです。

美容室ディーラー「Amazon」の仕入れは美容室ディーラー経由で行われる

Amazonはメーカーからの直接ではなく、美容ディーラーを経由するとのこと。
その理由として下記のような事を述べられているとのこと。

アマゾンは、メーカーとの直取引ではなく、ディーラーに出品を募る理由として、①ディーラー流通が主たる日本の商習慣の遵守、②品揃えの豊富さ、などの美辞麗句を並べているが、実際は「ディーラー同士で、出品物の価格を競わせ、ダンピングすることが狙いと見られる」

引用:アマゾン、美容室向けEC構築を美容ディーラーに打診

日本の商慣習に併せたやり方で展開していくようです。
ただ、日本の商慣習を前提とするのであれば、美容室関係者以外のユーザーが見れるAmazonで価格が見れちゃうのってかなり微妙な気がします…

この辺は仕様変更などをするのでしょか。ビューティガレージやREVOのように審査があれば良い気もしますね。

Amazonに商品を卸しだすとどうなるのか?海外事例と他業界の事例と先行しているを調べてみた

ではAmazonに商品が流れ出すとどうなるのか、他業界の事例と先行している海外のAmazonを調べてみました。

海外の美容室ディーラー「Amazon」では価格の値下げが続く

実は去年の時点で海外のAmazonでどのくらいの価格で売られているのか調べていました。
・参考:【報道】ついにAmazonが美容室ディーラー領域に参入。早速Amazonでウエラ製品がいくらか見てきた!

去年の考察だと「値下げは起こらない」的な感じだったんですが1年弱経過したいま、かなりの値下がりが起きていました。
下記がウエラのコレストンです。

コレストン自体が値下げした可能性はありますが、、海外のAmazonもマーケットプレイス型。
各社値下げで競い合っているというような状況のようです。

他産業、業界で「Amazon」が行った戦略は「美容室ディーラー業界」でも行われるか

今回のAmazonの手法ですが、他業界でAmazonが行ってきた戦略をなぞれば行く末は見えてきます。
下記の本で、各産業でAmazonが行ってきた戦略を一部引用させて頂きます。

映画/音楽業界でも「取次店」から着手

映画/音楽業界では「取次店」から着手し、実績をつけて取次店を排除し、直接メーカー取引に移行した事例です。

音楽レーベルや映画配給会社から直接仕入れることができなかったが、書籍にベイカー&テイラーがあるように、音楽や映画にも取次の会社が数多く存在するので、そちらから仕入れて事業をスタートさせ、実績を積んでから大手メディアとの直接取引に移行していった。

引用:ブラッド・ストーン.ジェフ・ベゾス果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者(p.119)

おもちゃ業界での事例:トイザらスからの訴訟。

トイザらスの事例もご紹介します。

当時、Amazonではおもちゃの仕入れに苦戦しており、トイザらスの店舗や、トイザらスオンラインから仕入れていました。
そんなときにトイザらス側から提携の話を持ちかけられ合意に至ります。

契約の内容は人気商品数百種類は独占的にトイザらスにAmazonの販売を任せるという内容。
しかし、その数年後、Amazonは他のプレイヤーにも人気おもちゃ商品の販売を開放し、訴訟に発展してしまいます。
このあたりもジェフ・ベゾスの野望に書かれている内容です。

そしてその訴訟から数年後、米トイザらスは経営破綻しました。

最後に:美容室ディーラー業界でAmazon主導の「価格破壊」が始まるか

先程紹介した本に書いていたAmazonのやり方は下記の流れ。

1.最初は独占契約や、商慣習を守ると話をし、「商品ラインナップ」をAmazonで拡充させる
2.実績が出てくると価格の競り合いをさせる
3.最終的には自社で商品を流通させる

という流れのようです。美容室オーナーさんにとっては「価格も安くなる」「Amazonで配送も早い」という嬉しいことづくしですね笑
一方で美容室ディーラーさんにとっては、厳しくなる事が予想されます。

そもそもメーカー側が許すのか?なども気になりますね。。
以上、Amazonの美容室ディーラー参入に関する記事でした。

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参考:
アマゾン、美容室向けEC構築を美容ディーラーに打診
– 国際商業オンライン

ジェフ・ベゾスの野望 – Amazon