どうもKAMIUです。本日リリースされた新サービスが非常に興味深かったので記事にしております!
なんと業界初の「完全に0円で美容室でカットカラーなどしてもらえるサービス」とのこと。
引用:業界初、タダで何度もサロンに行ける。0円動画クーポンアプリ「salomee」正式版をリリース
どういうことでしょうか・・?
0円動画クーポンとは、何度も無料でサロン体験ができる業界初の動画クーポンサービスです。salomee で配信されている動画を一定時間視聴することで、そのサロンや商品を無料で体験できるクーポンが発行されます。
なんと動画を見れば無料でサロンで施術してもらえるとのこと。
実際にsalomeeを使ってみた!どういう美容室施術が無料になるのか・・?
こちらがホーム画面です。クーポンがならんでいますね。
そしてクーポンを選択すると動画視聴画面に・・!
あと1分で「カットが無料になる」旨が表示されてます。
終了するとメニュー選択画面に。
通常メニューも並んでいて、クーポンも並んでいるという構図です。
クーポン一覧がこちらです。
結構衝撃的じゃないですか・・?あれもこれも無料というい感じです、、、凄すぎます、Salomee
美容室側がやるメリットが理解できなかったので構造を調べてみました。
美容室側のメリットは「施術料金」が貰える&新規客候補の獲得
こちらのサービスですが下記のようなお金の流れで運営しているそうです。
美容室メーカーさんたちのスポンサーがお客さんの施術料金を負担しているとのこと。
なので、美容師さんたちにもきちんと施術料金が入るんですね。
なかなかすごい仕組みです。サロン側もデメリットはないように思えますが・・・?
美容師たちは思い出した、、その日、奴らに支配されそうになった恐怖を。。
KAMIU編集部は、その日、思い出しました。過去にグルーポン系サービスが大量に市場に出てきた時のことを…
思い出すのは2012年ごろのグルーポン、ポンパレなどのフラッシュセールサービスの大量登場です。
彼らの言い分はこうでした。
『お客さまは施術を経験していないサロンに多額のお金は払えない、まずはクーポンでお越しいただいてリピートさせましょう』
普通の論調ですが、穴がありました。
フラッシュセールサービスのお客様はフラッシュセールで巡回していたのです。
リピートはしない、美容室はただのフラッシュセールの中の1従業員として働いただけのような状況に。。
フラッシュセールに続いて台頭したのが「カットモデル」アプリ
そしてその次に登場したのが、2014年~2015年のカットモデルアプリラッシュです。
カッタロカというカットモデルサービスのヒットを見て、その後、
リクエストQJのセイファートさんや、ミクシィ、光通信など大手がこぞって【カットモデルアプリ】をリリースしました。
現在ちゃんと残っているのはミクシィのミニモのイメージですが。。
当時懸念されていたのが、カットモデルという単価が標準となり、カットカラーの相場が下落するのでは?
という点です。
ミニモのカットカラートリートメントの相場は4900円~5500円。確かに、下落したような気もします。
「無料で施術する」というのはお客さんにとっては嬉しいことですが、美容室に対してお金を払うという意識がなくなる可能性が非常に高いのです。
美容室はSalomeeに参画するべきか?
KAMIU的に気になるのが、広告主は誰なのか?という点です。
4000円の施術を、月間100名分負担すると40万円なんですよね。
もしスポンサーが美容室業界のメーカーやディーラーだったとすると、
回り回って見てみると本来美容室業界に落ちるべきだった40万円。それが【0円】になっている可能性もあるわけです。
美容室側的にはお金が入るから嬉しいのですが、長期的に美容室業界という畑を見てみるとどうなんだろう、というのが本音です。
参画するか、しないかは、個々人のスタイルによるかと思います。平日の空いている時間だけとかなら良さそうな気がしました!
サービスとしては面白いので、今後の展開にも期待大です。