美容師独立したけど廃業する?原因と対策を紹介!

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こんにちは!美容師として独立しても廃業するケースはとても多いですよね。実際に廃業に追い込まれると大変に苦労します。独立して廃業する理由などを詳しく解説していきますね。

美容室の年間廃業件数を知っていますか?

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日本の美容室は超飽和状態にあります。1年以内に廃業する美容室は60%、3年以内に90%、20年以上続くサロンは0.3%と言われています。美容室はコンビニよりも店舗数が多いと言われています。毎年10000件程開業し8000件が廃業に追い込まれます。美容業界が大変厳しく給料も高額とは言えないので独立を目指す人が多いです。サラリーマンの世界とは違い多くの美容師が独立しますので結果的に美容室の数は多くなります。しかし美容室が多くなっても髪を切りたい人は増えるわけではなく、美容室の数が需要にあっていない超過供給状態となりますので、必然的にお客さんが来ない美容室が増えてきて集客できない美容室は売上が減っていって廃業に追い込まれるのです。

このような事実があっても美容室が増える、独立を希望する美容室が多い理由はやはり美容業界の薄給が原因とみられています。

美容師独立して廃業する理由

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念願の美容師として独立しても廃業する理由はさまざまなものがあります。多くの場合は基本的なことができていないケースが多いです。

美容師が独立しても経営できていないから廃業する

美容師が独立して廃業する理由として経営ができていないという理由があります。経営は難しそうなイメージがありますが、経営とは単純に利益を生み出すことであり、利益=売上ー費用のことです。売上は単純にどれだけお客様が来店いただき、お金を払っていただいたかです。費用は営業のために自分の手元からお金がどれだけでていったかです。まずこの基本をおさえましょう。この基本が分かれば売上を上げるためにどれだけお客さんを増やすことができるか、この費用は無駄なので削ればもっと利益を上げることができるなどのアイデアを考えることができます。

また経営ができるようにするためには意識的に数字にこだわるクセをつけましょう。サラリーマンの世界でもそうですが日本人は数字で物事を語ることは無機質な感じがするなどという理由であまり数字に強くありません。しかし物事を正しく見よう、相手に事実を正確に理解してもらおうと思ったら客観的指標が不可欠であり、それは世界共通である数字にほかなりません。「いや、学生時代に数学なんて勉強したことないし…」と考えがちかもしれませんが意識、慣れの問題です。意識的に数字を使っていきましょう。数字を意識的に使うことで今まで見えていなかった面が見えてくるようになりますよ。

美容師が独立しても集客ができていないから廃業する

美容師が独立して廃業する理由としてお客さんが集まらないというのも廃業に追い込まれる理由の1つとなります。

まず集客する方法をすべて洗いざらいだしていきましょう。そして全て試してみるのが大事です。

毎年10000件が開業することを考えれば悪い言い方をするとお客さんからみて美容室は掃いて捨てるほどあります。多くの美容室がある中でお客さんからしたらより自分を魅力的に見せてくれる美容室で髪を切ってもらいたいと考えるものです。それはイメージであり、魅力的なイメージを出していく必要があります。なぜ東京の表参道にあれほどの美容室が集まるかというと表参道におしゃれなイメージがあるからです。お客さんにとってのカッコいい、可愛い、おしゃれってなんだろうと常にイメージして集客するだけでも結果は違ってくるでしょう。

美容師が独立しても顧客が定着しないから廃業する

美容師が独立しても廃業してしまう理由に顧客が定着しない、固定客が増えないことが挙げられます。顧客が定着する方法を考える必要があります。分からなければあえて繁盛している美容室から定期的にカットしてもらうのも方法の一つです。繁盛するということが必ず顧客を定着させるノウハウを持っているはずです。

顧客が定着しない理由と対策

顧客が定着しない理由としていくつか挙げられますが

まずは「カット、スタイリングが合わなかった」というのが1つです。

特に開業したばかりの美容室の場合、お客さんは「家の近くに美容室ができたちょっと行ってみようかな?」なんてお試し感覚、気軽な感覚で来店します。そこで自分に合ったスタイリングで更にサービスが豊富だと「おお!いいサロン見つけた!また行こうかな!」と次回の来店につながる可能性がありますが、少しでもスタイリングが合わないともう来てくれませんので最初が勝負です。ここでどれだけサービスできるかが新規開業で固定客をつかむポイントとなります。

単純に接客が悪かったというのも理由のひとつです。お客様は神様ではありませんが、手厚い接客をする必要があります。楽しく会話しましょう。

また施術終了後、どんな接客をしたか、お客さんの特徴をメモしておき、データを集めておきましょう。

廃業しないように情報を大事にしよう

いままで店長の経験があったからといって独立することは今までとは状況が違ってきます。分からないことも多いです。分からないことを分かる、理解できるためには情報を多く入手する必要があります。なので出来る限り多くの情報を浴びていきましょう。情報を浴びていると情報選択能力が高まり質のよい情報を見極めることができるようになります。

美容師が独立して廃業した際の費用

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実際に美容師を独立したが廃業した際はどのくらいの費用が必要になるのでしょうか?

いくら費用が必要になるかというのはやはりどれだけ初期投資をしたかによって差があります。解体業者に見積もりをもらう必要があります。売却先があればいいのですがなかなか難しいのが現状です。

まとめ

ここまで美容室独立したけど廃業してしまったことに関する記事をお届けしてきました。美容室生存率は桁違いに低いのは美容師として独立した場合に現状としてあります。自分だけは人と違う何とかなると思わない方がよいでしょう。ただそれほど失敗するということは失敗の原因に関する情報が多く溢れているということです。そこから謙虚に学んでいくのが成功の近道といえるでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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