あなたは、「花王のブローネ」というヘアカラー剤をご存知でしょうか?ドラッグストアなどで安価で手に入るカラー剤ですが、白髪染めとしてはとても優秀なのです。
また、ブローネにはいろいろな種類があり、香りがいいものやクリーム状のもの、泡のもの、ツヤが出るものなど、好みやニーズに合わせて選べるのが魅力です。「花王のブローネ」とは、いったいどんなヘアカラーなのでしょうか?ご紹介致します。
花王のブローネはどんな商品?
では、まず花王のブローネとはどんな商品なのかをご紹介致します。
ブローネの特徴
「花王のブローネ」の第一号は2008年に泡で染める「ブローネ泡カラー」として発売されました。
それまでは、液体やペースト状が当たり前で、液漏れなどが起こり、家庭で髪のカラーリングをするのはとても大変でした。それが泡を出して揉み込むだけで染まるカラー剤としてとても画期的な「泡カラー」が発売されたことで、髪のカラー剤業界に革命が起きたようでした。
以降、1剤、2剤を混ぜずにワンプッシュで出すことが出来る「ワンプッシュカラー」、ころんと丸いらく塗りブラシが付属で、1剤と2剤を楽に出すことが出来る上に艶もキープできる「らく塗り艶カラー」が発売されました。それまでは使い切りが常識だったカラー剤の「残りを取っておける」という発想もこれまでになかったものでした。
さらに根元カラー、シャイニングカラー、香りと艶カラー、さらにヘアマニキュアや根元専用のカラー、ヘアマスカラも発売され、用途に合わせて使い分けることができ、さらに花王ブローネは進化しました。
花王ブローネの使い方
では、実際「花王ブローネ」を使う時にはどうすればいいのでしょうか?
まず、オリジナルの「泡カラー」ですが、1剤を2剤に入れ、シェイクして使います。ポンプで出すと泡になるのでそれを髪に湿布して揉み込むとさらに濃密な泡になるので、隠れた白髪も逃さず染めることが出来ます。
また、「ワンプッシュカラー」は、一つの容器に1剤と2剤が組み込まれていて、ワンプッシュで出すことが出来ます。そのため、2つの溶剤を混ぜる手間が省けるという利点があります。容器から溶剤をプッシュすると、ゆるい泡状で出てきますので、付属のコームでとかしながら髪に湿布します。
さらに「香りと艶カラー」は2剤のペースト状の白髪用ヘアカラーです。ペースト状なので1剤、2剤を混ぜる必要があります。付属の小回りがきくコームで髪を細かくブロックに分けてカラー剤をシップしていきます。
このようなクリームタイプは特に「部分を染める時」に適したカラー剤です。
花王ブローネの使用の注意点
花王ブローネに限らず、家カラーをするときは、必ずパッチテストをすることをおすすめします。カラーをする2日前に腕の内側にカラー剤をつけてテストする方法です。
まず、カラー剤の1剤と2剤を規定量つけて綿棒で混ぜ合わせます。それを二の腕の内側に10円玉代にこすりつけます。この状態でまず、30分放置し、観察してみます。さらにそこから48時間放置し、かぶれないかどうかを観察します。
かゆみや腫れなどがなければ、カラー剤を使用しても大丈夫です。
ブローネヘアマニュキュアについて
ブローネには、ヘアマニキュアもあります。
このカラー剤は髪をいたわりながら染める、白髪用です。
カラー剤の容器の先端がブラシになっていて容器をプッシュすれば、溶剤が出るしくみになっており、プッシュしながら少しずつヘアマニキュアを髪につけていきます。
濃い泡がじわじわと髪に浸透していくので、落ちやすいヘアマニュキアのイメージに反して、3週間ほどカラーが持続します。
また、ダメージ髪の空洞部分にカラー剤が浸透しますので、髪表面のデコボコをコーティングし、艶としなやかさが生まれます。
毛質保護、保湿剤として、天然の海藻成分、シルクエッセンス、ローヤルゼリーエキスが配合されています。
おすすめの使い方として、ヘアカラーをして3週間後、髪にパサツキや根元の白髪が目立ってきたらヘアマニキュアをし、また3週間後にヘアカラーをすると、髪を傷めることなく、カラーがキープできます。
こうした使い方はメーカーのHPでないとわからないものですね。たまに気になるヘアカラーのメーカーのHPはチェックするのがおすすめです。
ブローネの種類
それでは「花王ブローネ」には、どんなカラー剤があるのでしょうか?ご紹介致します。
ブローネ泡カラー
出典:花王
まず、オリジナルの「泡カラー」ですが、1剤を2剤に入れ、シェイクして使います。2剤の容器のポンプをプッシュすると、液剤が泡になって出てくるという仕組みになっており、最初は泡が柔らかいのですが揉み込むことにより泡が髪の中にぐんぐん染み込むので、隠れた白髪も逃さないというメリットがあります。
また放置中には泡がピタッと髪に密着し、たれにくいので、髪をむらなく染めることが出来ます。
カラーバリエーションは22色、流行のアッシュ系やベージュ系もあります。潤い成分のローヤルゼリーエキス、毛髪保護成分のシルクエッセンス、キューティクルケア成分も含んでいます。
ブローネワンプッシュカラー
出典:花王
また、「ワンプッシュカラー」は、一つの容器に1剤と2剤が組み込まれていて、ワンプッシュで出すことが出来ます。そのため、2つの溶剤を混ぜる手間が省けます。容器から溶剤をプッシュすると、ペースト状で出てきますので、付属のコームでとかしながら髪に湿布します。
この付属のコームは硬い毛、やわらかい毛、ミニブラシが1本になっていて、とても使いやすいです。カモミラエキスやローヤルゼリーエキスも配合し、髪に潤いを与え、ダメージから保護します。カラーバリエーションは10色、流行のアッシュ系も1色だけありますが定番のブラウン系が多いです。
ブローネらく塗り艶カラー
出典:花王
「らく塗り」のわけはそのブラシにあります。付属のブラシは、従来のように長細いコームではなく、手になじみやすい、おうち染めのために開発された丸いブラシで、一方がコーム、一方がブラシになっており、ブラシ部分も幅広いため、とても使いやすいです。
また、クリームも改良されていて塗りやすく、伸びが良いです。
椿オイル、ローズヒップオイル、オリーブオイルが毛髪保護成分をして配合されています。
カラーバリエーションは9色で、ほとんどがブラウン系ですが、アッシュ系よりが2色、あとの1色は赤みのあるブラウンです。
ブローネ香りと艶カラー
出典:花王
さらに「香りと艶カラー」は2剤のペースト状の白髪用ヘアカラーです。ペースト状なので1剤、2剤を混ぜる必要があります。付属の小回りがきくコームで髪を細かくブロックに分けてカラー剤を湿布していきます。また、このようなクリームタイプは特に「部分を染める時」に適したカラー剤です。
毛質保護成分の海藻エキス、そして保湿のロイヤルゼリーエキスが配合されています。また、カラー剤独特のツンとした匂いがなく、クリームタイプなため、生え際まで深く染められるのが特長です。
カラーバリエーションは意外にアッシュ系が3色ほどあり、あとはブラウン系のバリエーション、赤みのあるブラウンも2色あります。
ブローネシャイニングカラー
出典:花王
「明るい色でも白髪が染まる」がキャッチフレーズの白髪染め。
1剤、2剤が入ったクリームタイプを付属のコームで湿布することで、明るい色でもきれいに白髪が染まります。
白髪も黒髪のように染まる「ブライトカラー処方」を採用しており、まず黒髪を明るくして、白髪との差を縮めてから、しっかり色を入れてむらなく染め上げるという方法を取っています。
毛髪保護成分に軟質ラノリン脂肪酸のキューティクルケア成分、さらに野ばらエキス、シルクエッセンス、椿オイルを配合し、気になる匂いも抑えめになっています。
カラーバリエーションは7色と若干少なめですが、ベーシックなブラウンと同様に赤みのあるブラウン、そしてアッシュ系も1色あるのが嬉しいです。
ブローネクリームヘアカラー・液状ヘアカラー
出典:花王
では、昔から存在しているクリームカラーや液状ヘアカラーはどうなのでしょうか?ブローネの製品では「ブローネ クリームカラー」と「ブローネ 液状ヘアカラー」となります。
昔から存在していますが、今でも発売しているということは、ニーズがあるということですね。
まず、クリームカラーは部分染め、液状ヘアカラーは全体染めに向いています。
どちらも短時間(15分程度)でむらなく染められますが、まず 液状ヘアカラーは1液と2液を混合させ、先端が細くなった容器から溶剤をそのまま髪に湿布します。目の粗いクシで溶かして髪になじませ、放置します。
また、クリームカラーは1剤と2剤を混合させるように、クリームを混ぜ合わせ、付属の刷毛で混合クリームを髪につけていきます。部分染めに向いているように、しっかりと白髪をカバーして深く染め上げてくれるというメリットがあります。
ポイントは全体にクシで混合クリームを伸ばしたあと、もう一度気になる部分にたっぷりと混合クリームをのせておきます。こうすることで、もみあげや生え際などの白髪もきれいに染まります。
ブローネの価格・口コミ
では、ブローネの価格や口コミはどうなのでしょうか?ご紹介致します
ブローネの価格
ブローネの良さはわかったけど、価格はどうなの?とお思いでしょうか?
実はブローネは街のドラッグストアなどでも販売していますが、通販でも買えます。
店によって若干、値段は違いますが、泡カラーとヘアマニキュアが1,000円ちょっと、あとは800円台後半~900円台で買えます。これだけのメリットがあるヘアカラーなのに、これはとてもリーズナブルなのではないでしょうか?
ブローネの口コミ
また、ブローネの口コミでも「泡カラー」は白髪がしっかり染まると評判です。特に頭にラップを巻き、蒸しタオルをしてキャップを被るとより染まるという口コミもありました。カラーバリエーションの豊富さも評判ですね。
「ワンプッシュカラー」も白髪がしっかり染まる、外資系のヘアカラーより髪が痛まない、と評判でした。自分でカラー剤を混ぜなくてよく、施術のしやすさも評判のようですね。ただ、染めが強力なので、指に付いたら取れないので注意という評判も。必ずゴム手袋は使いましょう。
「クリームカラー」も評判はよかったですが、コームを使わず、手で揉み込むようにするとより染まるという評判が多かったです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
宅染めカラー剤のパイオニアのような「ブローネ」をご紹介致しました。長年、ファンに支持されているのがよくわかりますね。
特に、最初に発売された「泡カラー」の評判が抜群によかったのが印象的でした。
ブローネも昭和から発売されていると思いきや、意外に発売されたのは2008年とまだ10年ちょっとなのですね。その間にこんなにバリエーションが発売されたのは、根強いファンがいるからで、そのファンたちのニーズに応えてのことに違いありません。
ブローネはよく染まると評判のカラー剤ですが、それだけに成分も強力ですので、指についたら取れないことが多いです。必ずゴム手袋を使用し、かぶれ等が心配な方は事前にパッチテストをしてから使用して下さい。