Airsalon阿部竜作氏による国内美容師のWEB発信事例を公開!「美容師のネット活用」のススメとは? – 美容専門学生のためのWEBセミナーレポート

[記事内外にPRを含みます]

KAMIU運営元であるAirsalonによるWEBセミナーレポート記事となります。2016年公開記事の再掲載です。

総勢150名以上の学生・関係者の方々が参加

2016年12月16日(金)に町田美容専門学校にて「美容専門学生のためのWEBセミナー」が開催されました。

登壇者は株式会社Airsalon 代表取締役の阿部竜作氏。
総勢150名を超える美容学生と関係者が集まり、美容師のWEB発信の成功事例とWEB活用の留意点を学びました。

概ね国内の美容師のWEB活用成功事例が出揃っていた感がありましたので、KAMIUにてレポートさせて頂きます。

美容師、一人ひとりにWEBの知識を

自己紹介時に「阿部なの?矢部なの?」と質問されている株式会社Airsalon 阿部CEO。逆光で暗い。

まずは株式会社Airsalon 代表取締役の阿部氏からご挨拶。

インターネットをきっかけとして人気になる個々人が増加しており、たった1年程度で書籍化やレーベルデビューにまで至るケースが多く存在しているとのこと。
美容業界でも例外ではなく、神4と呼ばれるInstagramをきっかけに人気となった美容師たちの本が本屋で平積みされるなど多数事例が存在していると語りました。

今回はグリー、ミクシィというWEB×SNSの企業に一貫して勤めてきた知見を含めて、上記の4つのテーマを今回伝えさせて頂きますと語りました。

【第1部】美容業界の現状。課題はオーバーストア化によるコスト増


そもそもの美容業界の現状や市場に関してお話したいと述べ、美容専門学生の方々が将来勤めることになる美容業界の現状をお話頂きました。
美容業界は市場規模1.5兆円(出版・ペット関連と同程度の市場規模とのこと)。
全国に約25万店舗存在しており、コンビニの4倍以上存在していると言われている。
1店舗あたりの平均売上が600万円と低く、そのため年収は273万円で留まっていると説明しました。


低年収と過酷な状況になっている最大の要因はキャリアプランゴールが独立しかないということと、オーバーストア化。
美容師の一般的なキャリアプランは10年ほど勤めてて自身のお店を持つことです。

それがゆえに店舗の開業件数は増加する一報で、年間1万店開業も開業しています。
その一方で8000店舗廃業していくという負のスパイラルに陥っています。

美容室が増えすぎているオーバーストア化が業界の課題だと話す

1990年には18.6万件だった美容室が2016年には約25万件を超えています。
その間の人口はほぼ横ばいで、限られたパイを取り合っている状態だと説明しました。

店舗が増えた結果、競争が加熱し「美容業界では価格競争」が起こっています。
価格ではなく、個々人で集客しなければ生き残れない時代が着ていると言えるのかもしれませんと語りました。

【第2部】美容室集客の歴史と、3つの勝ちパターン WEB編

美容室で最も重要な要素の一つと言えるのが「集客」です。
まずは集客の歴史から紐解き、次にWEB時代の勝ちパターンをお伝えしたいと話しました。


諸説ありますが、美容室の集客の歴史は4つの段階に分けられると考えています。
現在は、第4段階の「口コミ×ネット集客」の時代に到達しています。
この時代の美容室は「立地や外観」に費用を割かなくて良いため、駅近くの「町ビル」に入っている事が多いと述べました。


ホットペッパービューティをうまく活用したサロンチェーンはなんと6年で100店舗以上展開しているとのこと。


ブランドサロンはまだまだ強く、そのブランド力を活かして個々人がSNS発信することで、
過去よりもブランド力が高まっている事例があるとのこと。
従来の雑誌やメディア主体のブランディングではなく、WEB活用に転嫁できたブランドサロンは強いと話しました。


そして、最後に今回は「WEBインフルエンサー型」を説明しました。
地方や性別、年齢問わず「インターネットを通じて有名になる美容師」が現れていると延べ、
そちらに関して詳しく伝えたいとはなし、次のパートに移りました。

【第3部】美容師×WEBの実例。

「ミックスチャンネルを使ったことある方」と質問する株式会社Airsalon 阿部CEO

インターネットの普及で個人でも情報発信ができ、ファンが作れ時代になったと述べ、WEAR・YOUTUBE・Twitter・Instagramなどでファンを獲得し、成功したインフルエンサー型美容師と呼ばれる美容師の実例をご説明頂きました。

ミックスチャンネルを執拗なまでに繰り返していた。

彼らに共通するものは「立場を気にせず」「早期から」「継続してやっていること」とのことです。
確かにしっくりくる気がします。

実際にミックスチャンネルをインストールしてもらっている様子

【第4部】インターネットの怖さと留意点


最後にインターネットの怖さと留意点ということで、過去の炎上事例をお話頂きました。
最初の方は笑って聴いていた学生の方々も、最後の方は真剣に聴講されているようでした。


町田駅で出来ないことは発信してはいけない、モラルとモラールを守ってネット発信してくださいと話しました。

編集語録

今回のセミナーの参加者アンケートの速報値を頂きました。
なんと、次回参加したい率が95%だったとのこと。

95%が次回も参加したい(うち65%)・都合が合えば参加したい(うち30%)と答えた。

今回のセミナーで利用した配布資料をいただきました。
もし資料をご希望される方はKAMIUのLINE@までご連絡くださいませ。

美容専門学生の頃からWEBに関して知識を得られるのは羨ましい限りですね。
以上、セミナーレポートでした。

「お茶を残すのは失礼にあたるから」と開演前にお茶を飲み干す株式会社Airsalon 阿部CEO