美容室の仕入れはネット通販の時代へ！仕入れルートを徹底比較

美容室を経営する際に欠かすことができない、シャンプー剤、パーマ剤、カラー剤。
あなたの美容室はどこから仕入れていますか？
昔ながらに代理店や問屋から仕入れている美容室はまだまだ多いでしょう。
最近ではネット通販が主流になりつつあるのをご存知ですか？
そこで今回は人気ネット通販サイトの比較と大手代理店を合わせてご紹介していきます。

美容室の仕入れの現状
なぜネット通販なのか？
ネット通販のメリットとデメリット
人気通販サイト4社
大手代理店4社
まとめ
1. まだ迷っている人へ！

美容室の仕入れの現状

パーマやヘアカラーのメニューがある美容室なら必ず材料を仕入れなければいけません。
現在、美容室の仕入れルートは次の様なものがあります。

・美容ディーラー
・問屋
・メーカー直販
・ネット通販

美容室では主に以上の4つから仕入れている場合がほとんどだと思います。

美容ディーラー、問屋、メーカー直販は取り引き条件により大きな美容室であれば大量注文により安く仕入れられることもあります。
しかし、取り扱い商品数や注文から配達までに日数がかかったりなど、欲しい時に欲しい物がないなどのデメリットもあります。

一方、ネット通販は商品によっては安いものはありますが、大小美容室問わず価格は通常価格で仕入れることもあります。
しかし、取り扱い商品の数が多く、注文すると次の日には美容室に届く場合もあり手軽に利用できるというメリットがあります。近年ではネットで注文して材料を仕入れる美容室が増加しています。

なぜネット通販なのか？

（出典： monostudio）
では、なぜネットで仕入れる美容室が増えているのか。

急速なインターネットの普及により、アマゾンや楽天などのネット通販が当たり前になっている現代社会。
美容室の仕入れも例外ではなくネット通販に対して敷居が低く、ネットで仕入れる美容室が増えていると考えられます。

また、取引ディーラーで取り扱っていない商品を仕入れられたり、注文から商品到着までに日数がかからないことも考えられるなど、ネットで仕入れるメリットが大きいことも増加の要因になっているようです。

ネット通販のメリットとデメリット

便利そうなネット通販での仕入れですが、良い事ばかりではありません。
ここで、ネット通販のメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット

① 商品数が多く、取引ディーラーで扱っていない商品も仕入れられる
② 注文から到着までが早い
③ ディーラーなど担当セールスからのしつこい営業がない
④ 商品によっては安いものがある
⑤ 支払いにクレジットカードが使える
⑥ ポイントシステムがあり購入時に値引きができる

デメリット

① 慣れていないと注文の仕方が難しく感じて時間がかかる
② 購入金額により送料がかかる(返品の場合も)
③ 会員登録などの手続きや審査が必要
④ 商品の破損や違ったものが届いたなどを除く、いわゆるお客様都合による返品はできない場合がある
⑤ サイトにログインする際のIDやパスワードを管理する煩わしさがある

ネット通販をフル活用

ネット通販での仕入れのメリットとデメリットを紹介してきましたが、いかがでしたか？

ネットでの仕入れは手軽でメリットが多い様に感じますが、仕入れるにあたりデメリットもしっかりと理解した上で利用しましょう。
現代社会は幸運なことにネットが普及してボタン一つで欲しい物を届けてくれますので、それをフル活用することは現代社会を生き抜くことには必要です。

大手代理店4社

人気通販サイトを4社紹介してきました。
気になった通販サイトはありましたか？
ここからは美容室の仕入先の大手代理店を4社紹介していきます。

株式会社ガモウ

（出典：株式会社ガモウオフィシャルサイト）
オフィシャルサイト: http://www.gamo.co.jp

■本社■
東京
■支店数■
12支店
■売上高■
229億円(2016年3月決算期実績)
■社員数■
427名(2017年3月1日現在)
■特徴■
業界大手の美容ディーラー。
業績は40期連続で伸ばしている。
AVEDA(アヴェダ)を取り扱う専門会社でもある。

株式会社きくや美粧堂

オフィシャルサイト:https://www.kikuya-bisyodo.co.jp
■本社■
東京
■支店数■
28支店1営業所
■売上高■
210億円(2016年3月期)
■社員数■
403名
■特徴■
圧倒的に支店数が多いのはかなりの強みと言えます。
また、各種コンテストやイベントの他に、コンサルティング、セミナー、開業支援などのサービスもおこなっている。

株式会社フジシン

（出典：株式会社フジシンオフィシャルサイト）
オフィシャルサイト: http://fujishin.co.jp

■本社■
東京
■支店数■
5支店(他にスタジオあり)
別会社3社もあり、それぞれに支店が2つある。
■売上高■
95億円（2016年6月期実績）
■社員数■
183名(別会社との合計　2017年1月現在)
■特徴■
取り扱いメーカーが多いのも特徴ですが、注目すべきはオーガニックブランドを数種類扱っていることです。
今後も商品の自然派、安全性を求められる中で非常に重要な要素と言えます。

株式会社ダリア

（出典：株式会社ダリアオフィシャルサイト）
オフィシャルサイト: http://www.dalia.co.jp

■本社■
福岡
■支店数■
17支店
■売上高■
167億1,145万円（2016年8月期）
■社員数■
413名（2016年8月現在）
■特徴■
九州や関西を中心に展開しているディーラー。
特に教育に力を入れており、サロン教育をサポート。
また、独自開発の「サロンCRM戦略」ではサロンオーナーの経営をサポートしてくれます。

大手代理店4社を紹介してきましたが、過去に紹介したこちらの記事も参考にしてください。

まとめ

今回は美容室の仕入れルートについて徹底比較してきました。

サイトを開けば手軽に仕入れができるネット通販は現代の生活にピッタリな方法の一つです。
少々煩わしさを感じることもありますが、よく確認して慣れてしまうとかなり便利な仕入れ方法と言えます。
支払い方法、送料、返品の決まりなど始める前には事前によく確認しておきましょう。

美容室の現状としては、まだまだ美容ディーラーから仕入れることが多いと思います。
美容ディーラーの場合、担当セールスが来て人と人とのコミュニケーションが取れた上でのお付き合いができる事が最大の魅力でもあります。
ネット通販は確かに便利ですが、昨今では人間関係が希薄になりつつあるのでネット通販だけに頼らず美容ディーラーとのお付き合いも併用するというのも一つの方法です。