【保存版】移動式シャンプー台について徹底解説!ペロなどメーカー別にもご紹介

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「サロンの開業費用を少しでも抑えたい」「家賃を抑えながらサロンを経営したい」「訪問美容で質の高い施術を行いたい」、そんな方には今回ご紹介する移動式シャンプー台がおすすめです。

スペースが限られたサロンや設備が確保できない施設への訪問美容はもちろん、施術サービスの幅を広げて差別化を図るなど、さまざまな状況で活躍する可能性があります。

今回は、移動式シャンプーとはどんなものか、選び方のポイントやおすすめメーカーまで詳しくご紹介します。

  1. 【はじめに】移動式シャンプー台とは?導入のメリットを3つご紹介
    1. メリット1.低予算で小型の常設シャンプー台として活躍
    2. メリット2.訪問美容や介護現場で質の高いサービスができる
    3. メリット3.座ったままや寝たままでもシャンプーができる
  2. 移動式シャンプー台を選ぶときの5つのポイント
    1. ポイント1.移動式シャンプー台の使用場所をチェック
      1. サロンの常設シャンプー台として使う場合
      2. 訪問美容をメインに使う場合
    2. ポイント2.給水・排水方式とタンクの大きさ
    3. ポイント3.移動式シャンプー台のサイズと重さ
    4. ポイント4.シャンプー椅子も合わせて選ぶ
    5. ポイント5.寝たままでも施術ができるようにする
  3. PERRO(ペロ)などの移動式シャンプー台の特徴をメーカー別に解説!
    1. PERRO(ペロ):工事不要で使える高機能モデル
      1. 大掛かりな水道工事不要
      2. プロ仕様の機能とデザイン性
      3. アフターサービスも充実
    2. タカラベルモントの「YUME OASIS」
      1. セットブースに座ったまま上質なサービスを提供
      2. さまざまな施術を定点で行うことができる
      3. しっかり予算をかけられるサロンにおすすめ
    3. ビーフェル:訪問美容に最適なシャンプーシステム
      1. 携帯式シャンプー台&専用チェアー
      2. お客様の体に負担をかけない設計
      3. 寝たきりのお客様にも施術が可能
  4. 移動式シャンプー台の費用は?新品から中古、レンタルまで
    1. 美容室と同等の施術には10万円前後は必要
    2. 2万円前後の簡易シャンプー台
    3. 中古品はネット通販で、レンタルサービスは見つからず
  5. 最後に:移動式シャンプー台で差別化を狙おう

【はじめに】移動式シャンプー台とは?導入のメリットを3つご紹介

シャンプー台の画像

移動式シャンプー台とは、訪問・出張美容で設備が整っていない場所や、大掛かりな水道工事が出来ないサロンでも、気持ちの良いシャンプーができるようにするものです。

移動式シャンプー台を導入すべき状況や、どんな環境で活躍しているのか、3つのメリットに分けてご紹介します。

メリット1.低予算で小型の常設シャンプー台として活躍

美容室開業の際の設備投資や水道工事費を抑えたい、家賃を抑えるため狭いスペースで開業したい、そんな方に移動式シャンプー台はおすすめです。

ご家庭にもある通常の水道から給水し、風呂場や洗濯機置き場などに排水できるので、本格的な水道工事をせずに美容室とほぼ変わらないシャンプーが可能になります。

またシャンプー設備自体がコンパクトになりますので、狭い場所でもスペースを確保しながらしっかりした施術ができます。

メリット2.訪問美容や介護現場で質の高いサービスができる


個人宅や小さめの福祉施設など、理容設備がない場所では移動式シャンプー台が役立ちます。訪問美容でもカラー、パーマやヘッドスパなど、幅広いサービスを提供できるのがメリットです。

また、給水・排水タンクがあるモデルなら水道から直接給水できない場所でもシャンプーができますし、持ち運びに強い折り畳み式のモデルもあります。

訪問美容業の開業を考えておられる方や、施術のクオリティを上げたい方はぜひ導入を検討してみてください。

メリット3.座ったままや寝たままでもシャンプーができる

高齢者向けの訪問美容や福祉施設への出張では、お客様の体に負担がかからないよう施術することが重要です。

移動式シャンプー台なら座ったまま施術に移れるので、移動する時の転倒など怪我のリスクを減らすことができます。またお客様が寝たきりで移動が難しい場合でも施術ができる高機能な製品もあります。

移動式シャンプー台の導入によって、訪問美容でもお客様により快適なサービスを提供することができます。

移動式シャンプー台を選ぶときの5つのポイント

サロン椅子の画像

移動式シャンプー台にも、常設のシャンプー台に近い性能のものから簡易的で安価なものまでさまざまな製品があります。ご自身の使用目的に合わせて選ぶのが重要です。

ここでは、移動式シャンプー台を選ぶときにチェックすべき5つのポイントをご紹介します。

ポイント1.移動式シャンプー台の使用場所をチェック

移動式シャンプー台を使用する場所が、「サロン常設」「訪問美容」どちらがメインかによって見るべきポイントが変わります。

サロンの常設シャンプー台として使う場合

サロンの常設シャンプー台として導入する場合は以下の点をチェックしましょう。

  • 十分な水圧と湯量、お湯の温度が確保できるか
  • パーマやカラーなど、さまざまな施術をストレスなく行えるサイズ
  • サロンの内装や広さに合うデザイン性

訪問美容をメインに使う場合

訪問美容がメインの場合は以下の点をチェックしましょう。

  • 持ち運びやすさ:一人でも運べる重さか、車に積める大きさかなど
  • 給排水方式:訪問先の水回り環境に対応できるかどうか
  • お客様の体に負担をかけない設計か

ポイント2.給水・排水方式とタンクの大きさ

 

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移動式シャンプー台の給水・排水方法は大きく分けて「水道からの直接給水・排水」「タンクからの汲み上げ式」があり、両方搭載している製品、どちらかしかできない製品などさまざまです。

特に訪問美容の場合は水道から直接給排水できないことも多いため、タンクの容量とタンク使用時の水圧の強さは施術のやりやすさとクオリティに直結します。

またタンクが小さすぎるとお湯が足りず、大きすぎると一人では運べないほど重くなってしまうので、訪問美容がメインの場合は特に重要なポイントになります。

ポイント3.移動式シャンプー台のサイズと重さ

使用目的に合ったサイズの移動式シャンプー台を選ぶのも重要なポイントです。

サロンでメインのシャンプー台として使う場合は、施術のしやすさとサービスの幅広さを重視して、シンクサイズが大きく深いものを選ぶのが良いです。

訪問美容の場合は、車への積み込みや運搬ができるように折りたたみ式の物や、大きすぎず重すぎないものがおすすめです。

ポイント4.シャンプー椅子も合わせて選ぶ

移動式シャンプー台は多くの製品で椅子が別売りになっています。訪問美容では椅子をお借りすることもあり、シャンプー台と高さが合わないとお客様の体に負担をかけてしまうこともあるので注意が必要です。

シャンプー台と椅子がセットで販売されているものならこの点は安心です。訪問美容なら折りたたみ椅子がセットになっているものはおすすめです。

ポイント5.寝たままでも施術ができるようにする

福祉施設や高齢者向けの訪問美容では、移動が難しいお客様は寝たまま施術する必要があります。シャンプー台での施術が難しい場合は、「ケリーパッド」という道具を使ってシャンプーを行います。

また、後述するビーフェルのシャンプーユニットなら、寝たままシャンプー台での施術も可能です。

訪問美容業をメインで行うなら、さまざまなお客様の状態に対応できるように器具を揃えるようにしましょう。

PERRO(ペロ)などの移動式シャンプー台の特徴をメーカー別に解説!

タオルを巻いた女性の画像

移動式シャンプー台を販売しているメーカーはいくつかありますが、ここでは特におすすめの主要メーカーの特徴をご紹介します。

PERRO(ペロ):工事不要で使える高機能モデル


株式会社エムス(EMS)が販売する移動式シャンプー台「PERRO(ペロ)」は、サロン常設から訪問美容まで幅広く対応できるモデルです。

大掛かりな水道工事不要

PERROは水道からの給排水、タンクによる給排水両方に対応し、工事不要で使用できます。開業費用を抑えたいサロンや、水道が確保できない訪問美容、さまざまな状況に対応できるシャンプー台です。

プロ仕様の機能とデザイン性

水道給排水なら上水道と同じ水圧が確保でき、シャンプーボウルのサイズもしっかり大きいので、サロン常設使用にもしっかり耐えうるプロ仕様です。

シンプルでおしゃれなデザインに、本体カラーをカスタマイズできるので、サロンの内装に合わせたり訪問美容でのイメージアップにもつながります。

アフターサービスも充実

PERROは全国への配送・設置サービスを行なっています。また、水漏れの対応や劣化した部品の補修・交換サービスもあり、購入後のトラブル対応も安心です。

タカラベルモントの「YUME OASIS」


理美容機器の大手メーカー、タカラベルモントの移動式シャンプー台「YUME OASIS(ユメオアシス)」は、サロンでのサービスの質と効率性を高めてくれます。

セットブースに座ったまま上質なサービスを提供

YUME OASISの導入によって、お客様がセットブースから移動することなく施術を行うことができます。サロンスペースの有効活用になるのはもちろん、定点サービスを充実させおもてなしの質を上げることができます

さまざまな施術を定点で行うことができる

YUME OASISは移動式シャンプー台ながら、カラーやパーマはもちろんヘッドスパやフェイシャルケアなどさまざまな施術メニューに対応できる性能を持ちます。

また、サロンスペースやお客様の好みに合わせて「フラット」と「ライフラット」2種類の寝姿勢を切り替えられるのも魅力です。施術の幅を広げることで、他サロンとの差別化を図ることができます。

しっかり予算をかけられるサロンにおすすめ

YUME OASISの使用には、給排水のための下部ユニットをサロンの床面に設置する必要があります。またシャンプー椅子も別売りになっているのでその分費用がかかります。

サロンの工事費用と設備投資をしっかりかけて、他サロンよりも高品質なサービスを提供したいならおすすめです。

ビーフェル:訪問美容に最適なシャンプーシステム


株式会社ビーフェル(Bea.FEL)は訪問美容サービスの提供や訪問美容機器の開発・販売を行なっている会社です。同社オリジナルのシャンプーユニットシステムは訪問美容業に最適です。

携帯式シャンプー台&専用チェアー

ビーフェルのシャンプー台は水道からの給排水でパーマやカラーまで対応でき、サロン品質のバックシャンプーが行えます。また、キャスター付きかつ高さ調節が可能で、持ち運びもしやすくなっています。

専用のチェアーは可動式の本体が折り畳み可能、かつキャスター部と座面が分解できるので、シャンプー台と合わせて持ち運んでの訪問美容におすすめです。

お客様の体に負担をかけない設計

シャンプーボウルの低反発クッションによりお客様の首・頭部への負担を減らします。また専用チェアーのクッション性の高い座面と背もたれの調整機能で、お客様の体の負担を抑えながら施術が可能になっています。

寝たきりのお客様にも施術が可能

専用チェアーは座面を180度(フラット)にすることでストレッチャーにもなり、寝たきりのお客様でもシャンプー台での施術が可能になります。

高齢者向けの訪問美容や施設訪問で、さまざまなシチュエーションに対応できるシャンプーユニットになっています。

移動式シャンプー台の費用は?新品から中古、レンタルまで

ヘアカット道具の画像

移動式シャンプー台の導入にあたって気になるのが費用です。購入できる価格帯や、中古品、レンタル品が見つかるのかどうか見てみましょう。

美容室と同等の施術には10万円前後は必要

シャワーユニットが付いていて、給排水タンクも使用できる本格的な移動式シャンプー台は、安くても5万~10万円弱はします。またシャンプー台に合う椅子も揃えるとなると、最低でも10万円前後の予算は必要です。

先ほどご紹介したPERROやビーフェルなど高性能なモデルの場合は、シャンプー台だけで30万円程度かかるものもあります。移動式シャンプー台でサロン品質のサービスを提供するには、やはりある程度の予算は必要です。

2万円前後の簡易シャンプー台

本体にシャワーユニットが付いておらず、排水だけできるようになっている簡易的なシャンプー台もあり、2万円前後で手に入ります。

一台で本格的な施術はできませんが、ポータブルシャワーを別で用意できる場合や、訪問先でシャワーは使えるがシャンプー台がない場合など、状況によっては簡易シャンプー台で十分対応できます。

中古品はネット通販で、レンタルサービスは見つからず

移動式シャンプー台を少しでも安く手に入れたい方は中古品が通販サイトで見つかります。理美容系専門サイトの「Beauty Garage」では移動式シャンプー台の中古品、アウトレット品が販売されています。

また、メルカリやヤフーオークションなど、フリマ・オークションサイトでも中古品が出品されています。

移動式シャンプー台のレンタルサービスは見つかりませんでした。導入するなら、しっかり吟味して購入する必要がありそうです。

最後に:移動式シャンプー台で差別化を狙おう


移動式シャンプー台は、幅広い業態でサービスの質を向上する可能性があります。

サロン経営においては、開業費用を抑えるだけでなく、お客様の移動を減らしつつサービスの幅を広げることができ、他サロンにないおもてなしを提供することができます。

訪問美容においては、出張先でも美容室に近い施術が提供できるだけでなく、さまざまな訪問先のお客様の状態や設備の状況に対応が可能になります

ご自身の経営スタイルと照らし合わせ、ぜひ移動式シャンプー台の導入を検討してみてください。