こんにちは!美容師として独立し一人で美容室を経営していきたいと考えている勇気のある方いらっしゃると思います。この記事ではそんな方のために一人で美容室経営をしていくことについて詳しく解説していきます。
美容室をひとりで経営していくのは大変
美容室をひとりで経営していくのは相当に大変です。助けてくれる人がいないので、とてつもない精神力が必要とされます。
ひとりで美容室を経営するに当たってはあなたがどのようなお店を作りたいのかを自問自答してその気持ちをどこまでも持ち続けなければなりません。その気持ちを持ち続けられるかどうかを考えましょう。そして自分の中で決意が固まったらスタートしましょう。
お客さんを大事にする
基本中の基本ですが1人で美容室経営を長年し続けることができる人はお客さんをとても大事にしています。お客さんに嫌われてしまったら売上が減りますので食べていくことができません。1人で美容室経営を続けることができる人はどうしたらお客さんに満足してもらえるかどうかを絶えず考えています。その結果他の美容室のサービスレベルを遥かに超えたサービスができるので、お客さんとしても満足してリピーターになってくれます。個人経営の美容室はリピーター命です。
美容室経営を1人で続けていく場合
開業資金=自己資金+融資が基本になります。融資を受ける場合は自己資金の2倍が相場になります。自己資金がないと融資を受けることができないので注意しましょう。自己資金はサロンで働いていたこきに貯めていたお金のことです。
仮に自己資金が250万円なら500万融資を受けられるので700万円が開業資金となります。美容室を1人で経営する場合には400万~1500万円で開業資金の目安となりますので開業資金を最低レベルの400万円と考えている際は自己資金が170万円あれば融資見込み額が340万円となります。
面貸しという選択肢
フリーランスの美容師は面貸しをする人が多いです。面貸しとは近くのサロン、美容室にお願いして賃貸料を払いスペースを借りて自分でお客さんを呼んできて美容施術を行うことです。面貸しをしてくれる美容室と業務委託契約を結ぶ必要があります。
1人で美容室経営をする場合に必要な売上
1人で美容室経営をしていく場合、売上は100万円あればすごいです。現実的にはうまくいって売上は70万円前後となります。
1人で美容室経営をしていく場合の費用の内訳
従業員を雇って美容師経営をしていく場合の費用の内訳は以下になります。
- 人件費
- カラー剤などの材料費
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- 家賃
- 借金返済額
しかし1人で美容室経営をしていく場合には人件費を大幅に抑えることができます。一般的な美容師経営だと人件費の割合は45パーセントとなります。これがあなたの給料だけになりますので人件費の負担は少なくなります。ここが1人で美容室経営をしていく際の大きなメリットがあります。
内装費・家賃が低くなる
1人で美容室経営をしていく場合には従業員を雇って美容室経営をするのと比べて広さは必要ありません。8~12坪ほどでシャンプー台も多くて2つほどで済みます。一般的な美容室経営は家賃が10パーセント程ですが1人で経営していく場合だとこれよりも下がります。
具体的にいくらかかる?
水道光熱費はガス代が9000円前後、通信費が9000円前後、水道代が2か月で9000円前後、
材料代は売上の10%以内、借金が毎月10万円返済(個人差あり)となります。
税金を払わなくてはならない
一人で美容室経営すると所得税、個人事業税、住民税を納めなければならなくなります。個人事業税などは売上が多くなるにつれて税率が上がっていきます。
1人で美容室経営をしていく場合の悩み
1人で美容室経営をしていく場合の悩みを紹介してきます。
相談相手がいない・孤独
まず相談する相手がいません。すべての戦略、資金繰りを1人でやる必要があります。文字で書くと大したことがないように思いますが現実はとても厳しく常に孤独感の中経営していく必要があるのです。自分の決断が正しいかどうかは客観的な意見がありません。
また一人でやっていくと張り合いがないので意外と実力がつかなかったりします。1人で美容室経営をする場合には猛烈な勉強が必要になってきます。常に自分との闘いだといえます。
不安が押し寄せてくる
個人経営の美容師はメンタルが強くないとやっていけません。2、3日お客さんがこないと不安でたまらなくなります。もうお客さんがこなかったらどうしようとか借金返せなかったらどうしようとかそのような不安な気持ちが絶えず襲ってきます。近くにチェーンの美容室ができただけで死活問題です。このような中メンタルを保ち続けるのは尋常ではありません。なので少しでもメンタルを強く持つことがとても大事になってきます。
1人で美容室を経営するのはやめたほうが賢明
美容室経営を一人でするのはおすすめできません。やることが多すぎますし、日々不安との闘いです。美容室は毎年10000軒開業すると言われているので、近くに競合店ができるのは避けようがないのです。また美容室にお金をかける人も減ってきます。現在は美容室の超競争時代といっても過言ではありません。
どうしても美容室を一人で経営するとなると突出した強みがないとやっていけないでしょう。突出した強みを身に着けるには相当な努力が必要とされます。これができるかどうかによってあなたの人生が決まると言っても過言ではありません。
まとめ
ここまで個人で美容室を経営するときの注意点などについて解説してきました。一人で経営するのは苦労が伴います。心が全く休まらないので異性、お酒に溺れるかもしれません。そんなことになって道を踏み外さないようにストイックに努力していきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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