どうもKAMIUです。速報です。
皆さんご存知でしょうか?MEDULLAという18年5月に発売されたシャンプー。
引用:100通りの処方の中から1本ずつ手作り、“パーソナライズシャンプー”の「MEDULLA」登場 techcrunch
100通りの中から、あなたにあったシャンプーを販売してくれるというもの。
下記のようなSTEPで調合してくれて、自宅に届けてくれる画期的なシャンプーです。
引用:100通りの処方の中から1本ずつ手作り、“パーソナライズシャンプー”の「MEDULLA」登場 techcrunch
このMEDULLAが販売停止、返品のリリースを出しました。一体何があったのでしょうか?
MEDULLAが返品&販売停止に。OEM先のピュアハートキングスが無免許だった
本日午後にリリースされた内容。
抜粋すると下記のようなお知らせとなっておりました。
平素は、MEDULLAに格別にご愛顧を賜りまして、心より感謝申し上げます。
この度、弊社が販売しているMEDULLAについて、製造販売元であるピュアハートキングス株式会社が化粧品製造許可・化粧品製造販売業許可を取得していないにも関わらず、許可を必要とする製造行為が行われていたことが東京都薬務課の指摘により判明いたしました。
つきましては、当該商品を回収させていただき、ご商品代金相当額をご返金させていただくことといたしました。ご購入いただきましたお客様には大変お手数をおかけいたしますが、回収にご協力いただけますよう、お願い申し上げます。
引用:MEDULLA 商品の回収に関するお知らせとお願い
OEM先のピュアハートキングスが無免許だったというものです。
なんということでしょう。。ピュアハートキングスのサイトを見てみます。
未だにOEM開発を謳っています。無免許であれば取り下げるのが本筋とも思いますが。。
そして会社概要を見てみると中々若い経営者さんでした。
ピュアハートキングスのサイトはこちらです。
いやはや、OEM開発できるなら化粧品製造の許可持ってそうな印象ですが、、持っていないということもあるのですね。。
MEDULLAは開始4ヶ月で月商1400万超え、しかも定期購入で継続率80%超えとのこと。
今回残念ながら販売停止してしまったMEDULLAですが、昨月行われたベンチャー向けピッチコンテストで凄い数値を公開していました。
なんと既に売上が月商1400万、しかも定期購読にも関わらず継続率8割超えとのこと
翌月新規登録がなくても月1120万円の売上があるということです。
シャンプーの原価はおそらく50%程度としても月600万円程度は粗利、そこから人件費なので、5名程度でやっていると考えると、、一人営利100万とか月で出てそうですね。
いやはや、、、すごすぎます。。。
急成長中のMEDULLA開発のSparty創業者「深山 陽介」氏とは?
このサービスを立ち上げた深山 陽介氏とはどのような方なのでしょうか?
転職サイトWantedlyでプロフィールを見てみました。
引用:
元博報堂から美容業界という移植の経歴の深山氏。サービスの再開が待たれます。
そもそもMEDULLAの実現した100通りの調合は薬機法的に難しい説・・?
今回色々調べていたところ、そもそも薬機法的に難しい説がTwitter上で唱えられていました。
MEDULLAのシャンプーをパーソナライズドするって、そもそも薬機法上、どうやって実現すんねんという話。ちゃんと製造認可受けたところが見つかれば再開できるってものでもない。
— shoichiro kimura (@yudemen) 2018年11月1日
どういうことなのでしょうか・・?気になります。
TwitterにはMEDULLAを応援する声も多数。再開が待たれます
下記のようなコメントも多数。
D2CシャンプーMEDULLAの製造元が化粧品製造許可・化粧品製造販売業が無許可だと発覚し回収・返金対応に。説明内容等に虚偽があったと。取引先の選択を誤ると大変。良い教訓だと思うのでしっかり乗り越えてほしい。>商品の回収に関するお知らせとお願い | MEDULLA(メデュラ) https://t.co/9f2I7Zc1aQ
— Yuichiro Mori 森 雄一郎 FABRIC TOKYO (@yuichiroM) 2018年11月1日
これは大変だな… このハードシングスを乗り越えて欲しい/商品の回収に関するお知らせとお願い | MEDULLA(メデュラ) https://t.co/EOoitxwrKe
— shinichiro kinjo (@illshin) 2018年11月1日
MEDULLAの製造販売元が化粧品製造許可・化粧品製造販売業許可を取得していないにも関わらず、許可を必要とする製造行為が行われていた
弊社に対して行われていた説明内容等に虚偽があったことが発覚え〜!そんな基本的なこと…組む相手選びは慎重にやらないと大変…https://t.co/H2ZtTKLaYH
— ねこぱん (@catandloaf) 2018年11月1日
化粧品は販売前に薬事申請が必要で、一つでも成分違えば、別商品なので本当の意味でのパーソナライズなんてものは不可能。
— shoichiro kimura (@yudemen) November 1, 2018
でも、MEDULLAの場合は100の処方から最適な一つを選ぶみたいな感じっぽいので、この場合だと100の商品について薬事申請してたということなのかもしれない。
— shoichiro kimura (@yudemen) November 1, 2018
100の製品の在庫を持っておくか、製造の最終工程でちょっと成分加えただけで、色んなバリエーションに変わるようなバルクを持っておくかだけど、いずれにしてもかなり難しい。これをOEMで出来るところが存在するか?
— shoichiro kimura (@yudemen) November 1, 2018
確かに、なかなかハードルが高そうですね。。
最後に:どうすれば無免許OEM会社を見抜けるのか?
どうすれば見抜けるのでしょうか。東京都福祉保健局に電話してみました。
インターネット上に許可業者のリストはなく、保健局に来てもらえれば閲覧可能
とのことでした。
少しの手間で、防げたと思いたいですが、正直こんだけ堂々とされると信じちゃいますよね。。
以上、MEDULLAに関してのレポートでした。面白いサービスだと思うので、すぐに競合も出てきそうな気がしますので、早めの再開が待たれます。