多くの美容師は美容室に属して勤務されている方が一般的です。美容師の働き方は多様化しており、フリーランスの美容師なども増えています。
今回は美容師の働き方の一つである訪問美容師・福祉美容師についてまとめました。訪問美容師に必要な資格や給料などについて記載していますので、訪問美容師・福祉美容師に興味のある方は必見です!
訪問美容師、福祉美容師ってどんな仕事?
訪問美容師と福祉美容師は、仕事内容が同じですので名称が異なるだけです。ただし、福祉美容師と名乗って、ご年配の方など美容室に通うことのできない方を対象にしている美容師さんもいます。
仕事内容は、家に訪問してカットを行います。その際に、客層を時間がない方や美容室に通うのが煩わしいと感じている方をターゲットにするなら訪問美容師。お年寄りの方、妊婦さん、障害のある方など福祉に寄り添ってカットするなら福祉美容師という風に使い分けると良いかと思います。
訪問美容師、福祉美容師に資格・講習は必要?
美容師免許さえあれば、訪問美容師になれます。しかし、福祉美容師として福祉的なサポートもケアしたいと考えているのであれば、福祉美容師としての講習を受講しておいた方が良いでしょう。お客様の安全面に関わることですので、正しい知識を身に着けておくことは大切です。
また、講習を受講するには、美容師免許が必須ですのでご注意ください!
一般社団法人 日本訪問理容推進協会「訪問福祉理美容師」認定資格講座
テキストの事前学習+1日の学科・実技研修を受講して、カリキュラムを修了することでヘアメイクセラピスト認定証を取得できます。費用は25,000円で愛知・大阪・東京・福岡といった中心地で受講することができます。
詳細は下記のURLをチェックしてみて下さい!
NPO全国介護美容福祉協会 「美容福祉」技術講習
4日間、計28時間の講習で寝たきりの方・高齢者・障碍者に対する介助方法、整髪、洗髪など福祉美容をする際に必要なことを学べます。詳細は下記のURLをチェックしてみて下さい!
受講料38,000円に教材費9,500円がプラスで必要です。コースを修了すると、理容師には「NPO全国介護理美容福祉協会認定福祉理容師」の認定証、美容師には「日本美容福祉学会認定福祉美容師」の認定証が授与されます。(認定料5,000円)
NPO法人 全国福祉理美容師養成協会「合宿型講習」
費用が86,400円と高めですが、合宿型で2日間にかけて訪問美容に必要な技術だけでなく、訪問理美容師の独立に向けての事業計画作成アドバイスや効果的な宣伝や営業方法まで学ぶことができます。
詳細は下記のURLをチェックしてみて下さい!
一般社団法人 日本訪問福祉理美容協会「訪問福祉美容師」講習
受講料25,000円で、講習は1日だけですので手軽に認定書を取得できます。講習時間は8時間で、訪問美容に必要な技術や知識を一通り学べます。
講習は滋賀・大阪・東京・名古屋で受講できます。詳細は下記のURLをチェックしてみて下さい!
訪問美容師・福祉美容師って稼げる?
訪問美容師、福祉美容師を志される方はお金目的の方は少ないかと思いますが、お金は生活していくうえで大切です。では、訪問美容師・福祉美容師はどの程度稼げるのでしょうか?経験や営業力によって売り上げが大きく変わってきます。
月給15~35万円程度の方が多いです。人によって適性の有無などあるかと思いますが、訪問・福祉美容師だから稼げないことはなさそうですね。
訪問美容師・福祉美容師に必要な道具
訪問・福祉美容師にはカット・ヘアカラー・パーマ用品が必須ですが、それ以外にも訪問美容特有の道具が必要です。
例えば、カルテ、領収書、スリッパ、ビニール袋、延長コード、新聞紙、レジャーシート、洗面器、ほうき、ちりとり、毛払いブラシ、ローラー式粘着クリーナー、絆創膏、消毒液など緊急事態に備えて必要になりそうなものは何でも用意しておいた方が安心です。
まとめ
訪問美容師・福祉美容師は人手不足な業界です。福祉的に社会に貢献したいなど、興味のある方は挑戦してみると業界から喜ばれること間違いないです。
訪問美容師、福祉美容師を目指している方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!