【保存版】美容室の店名はどう決める?商標登録や有名店の由来を調査した。

[記事内外にPRを含みます]

美容室の店名はどうしよう…ネーミングのポイントを3つご紹介

美容室を開店するにあたって、初めに考えなくてはならないのがお店の名前ですよね。大切なネーミングなのであらゆる方向性から考える必要があります。店名を考える際のポイントをチェックしていきましょう!

ポイント1. 近隣の他店舗や有名店と同じ名前が使われていないか

©️Pixabay: https://pixabay.com

思いついた名前が近隣の美容室や有名店とかぶっていないかをネットで店名を検索してまずチェックするようにしましょう。お客さん視点ではまぎらわしく、後々名前変更などの元になりかねません。

また、商標登録されていない名前であることを確認する必要があります。この2点をクリアすれば、まずは一安心。最低限のラインは守れています。商標登録は以下のサイトから検索しましょう。画像検索も出来ます。

Toreru商標検索

ポイント2. 商標登録を必ずするようにする

©️裁判所WEBサイト: https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/001/083001_hanrei.pdf

気に入った名前がまだ商標登録されていなかったといって、安心してはいけません
必ず商標登録をするようにしましょう。
他のお店に商標登録されてしまった場合、名前変更を要求されたり、法的なトラブルに繋がったりします。店舗名が被ってしまい、弁護士にまで相談したけれど打つ手がなく、泣く泣く店名を変更しなければならなかった美容室もあったようです。

有名な美容室の商標登録問題に「Cache事件」があります。
20年以上使っていた店舗の名前を、後から商標登録した美容室の訴えで変更しなければならなかった判例です。この判例によって、いくら長く使用していても、商標登録を先に取得した方が名前を利用する権利を持つというのが分かりますね。

後々のトラブルは先に回避しておくためにも店名の商標登録は早めに済ませておきましょう!

 ポイント3. シンプルで覚えやすい短めの名前

お客さん目線で印象の良い店名とは、おしゃれであることも大切ですが、名前が覚えやすく発音しやすい名前。予約する際にお客さんが困らない口コミで伝えてもらいやすくなるなどのメリットがあります。

目安としては、カタカナ表記したとき5文字以内で発音できるネーミングが良いでしょう。とにかくシンプルにまとめましょう!

フランス語が人気!美容室の店名におすすめの可愛いフランス語5選

©️Pixabay: https://pixabay.com

上に挙げたポイント3つをクリアしやすく、かつおしゃれな響きを演出出来るのは、英語以外の外国語。音の響きのおしゃれさでは、特にフランス語がおすすめです。店名に使えそうなフランス語の単語を5つご紹介します。

1. Bonheur(ボヌール):幸福
2. Gloire(グロワー):栄光、名声
3. Maquiller(マキエ):化粧するという意味の動詞
4. Richesse(リシェス) :富、豊かさ
5. Pureté(ピュルテ) :純粋さ

これはほんの一例ですが、このような一般の人がなかなか知らない単語なら、他店と被らないで個性をアピールできます。お店のコンセプトを単語の意味に込めやすい利点もありますね。自分のイメージやフィーリングに近い単語を早速調べてみましょう。フランス語以外ではハワイ語がおしゃれとも聞きます。

店名に外国語を使う時に失敗しないための注意としては、意味は事前に調べ、他に悪い意味がないか事前にしっかり調べておくことです。また、カタカナでフリガナをつけることも重要。いくら可愛くてもお客さんが読めなくては仕方ありません。覚えやすくておしゃれな自分だけの単語を探してみましょう!

商品登録や有名店の由来を知って美容室の店名の参考にしよう

他店はどのようにして名前を決めているのかも気になりますよね。有名店の名付け方を参考にしてみましょう!

理念・コンセプトからとった名前をつける!MINXやMod’sなど

https://minx-net.co.jp/#top

例えば、『MINX』はおてんば娘・生意気な女の子という意味の英単語minxを採用しています。『mod’s hair』はモードなヘアという意味です。

自分のお店の実現したいコンセプトをストレートに表現した名前なら、店名の由来を聞かれた時にも答えやすいでしょう。

シンプルに創設者や関係者の名前を入れる!SHIMAやAshなど

http://www.shima-hair.com/

シンプルに創設者・経営者・関係者の名前を取り入れるというのもありです。例えば、美容室『SHIMA』は創業者の嶋英憲・嶋義憲兄弟の名前をそのままつけた店名です。

本人の名前が使いづらいなら、大切な人の名前でもいいでしょう。広くチェーン展開している美容室『Ash』の名前の由来はなんと飼い猫の名前というのだから驚きです!

ちなみに『SHIMA』も『Ash』も商標登録されていますよ!

https://search.toreru.jp/homes/detail?registration_number=6128359

美容室の店名を変更するときは届出が必要!

©️Pixabay: https://pixabay.com

一度つけた名前はブランディングという意味でもずっと使い続けたいものですが、もしも変えなくてはならなくなった場合は、きちんと届出を出す必要があります。法人名称・屋号を変えたらすみやかに変更届を保健所へ届け、保健所長に確認してもらいましょう。

最後に:美容室の店名には自分で納得したものを

この記事でご紹介した名付け方以外にも、あえて日本語を使う花・星・外国の地名の名前変わった名前や面白い名前にするなど、色々な名付け方が考えられます。名前だけで美容室とわかるようにしておくのも大切でしょう。

結局のところは自分のお店なのですから、最後には自分が愛着を持てる名前にするのが一番。こだわり抜いて、納得のいく名前をつけましょう!