#23年7月追記:6期目も赤字だったため内容を修正しております。
どうもKAMIU編集部です。
一部の経営者さんの間で「シェアサロン大手のGO TODAYが1億円単位の赤字らしい」と話題になっていまして、今回決算情報を入手しましたのでご紹介致します。
いやー、中々赤字を掘られておりました。凄い。
GO TODAY SHAiRE SALON、6期連続の赤字か。累積赤字は2.5億円規模に。
実はGO TODAYさん、下記のような貸借対照表を開示されています。
こちらを今回決算5期分入手しましたのでまとめさせて頂きました。創業の2017年からの赤字推移がこちらです。
いやー、結構な赤字ですね。。年々赤字が増えているのも象徴的です。
2021年に累積赤字2.5億円、単月で1.5億円の赤字を出されています。凄い..
ちなみに、一般的な美容室オーナーさんだと「やばいな!大丈夫!?」と思うかもしれませんが、GO TODAYさんはスタートアップなんです。このあたりご紹介致します。
【23年7月追記】最新決算を入手しました。赤字額が広がり5億円の累積赤字。6期連続の赤字となりました。これは・・・。単年で2.5億円の赤字です。
スタートアップにおける「Jカーブ」とは?
スタートアップではJカーブと呼ばれ、下記のように初期投資をし、最後に大きく黒字化しようという考え方が主流となっています。
GO TODAYもこちらの考えを元に先行投資を続け、赤字を彫り続けられています。
一方で、ソフトバンクが出資したシェアオフィス運営のWE WORKはJカーブが証明できず、1.3兆円の赤字など、一向に黒字化する目処が経っていません。
IT業界で一般的だったJカーブモデルを根拠に調達する企業が仮説を証明できないケースも増えています。
激化するシェアサロン競争、渋谷区では既に店舗数の上位2社がシェアサロンに
Jカーブが証明できないケースの背景には「前提条件の変化」があります。こちら以前もご紹介したデータですが、渋谷区では既に店舗上位2社がシェアサロン運営会社となっています。
このように競争が激化すると、本来仮説として立てていて「美容師さんの継続率」「単価」などが崩れてしまうんですよね。。
実際に渋谷エリアでは競争が激化し、価格競争が起きてきておりお試し利用無料のサロンまである、、というような状況です。
競合の増加によって相場が維持できなくなる可能性を、大河内さんとともにKAMIUでも注目しています。
シェアサロンの収益は凄く注目してます
出店ペースと家賃の坪単価から見てスタートは赤字ですよね
Jカーブになるかは、ここからのシェアサロンの利用料が価格破壊起こるのかも重要な要素になる気がしてますもう地域によっては安めなシェアサロンも出て来てるし
今の相場を維持出来るかも注目なん— おおこうちたかひろ (@takagul) September 2, 2022
最後に:シェアサロン運営する企業は今後も増え続けるか
これまで増え続けてきたシェアサロンですが、今後より増えると予測されます。
業務委託サロンの勃興期には、銀座LABOさんあたりから出身者が増え、その後にAUBE、Agu、アーサスヘアーさんなどの出身者が各エリアで出店を続ける、という動きが増えました。
美容業界では新しいビジネスモデルが生まれると、そのサロンの出身者が新たに同じモデルで展開する、、という流れが連続しているのでシェアサロンもそういう動きが出てきそうだなと思っております。(実際、売上200万くらいあるとシェアサロン賃料が60万とかになるので、自分でサロン持ったほうが安いんですよね…)
いやー、シェアサロンの次は何がくるんだろう。。
ちなみにGoogleMapで原宿当たりを「シェアサロン」で検索するとこんな感じ。
多いな~..と思いつつ成り立ってるんだもんなーすごい。。フリーランス増えていますね。以上、GO TODAYさんの決算レポートでした。