美容師資格の取得方法と介護・福祉・訪問美容師について解説!

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美容師の資格の記事へようこそ!美容師は資格がいらないと勘違いしている方もいるかもしれませんが、

国家試験に受かる必要があるので、美容師免許資格が必要です!

一方、美容師免許資格を持っていれば介護・福祉・訪問美容師になるのに資格はいりません。しかし、介護・福祉・訪問美容は高齢者・障害者のサポートや介助も必要であるので、講習などを受けて勉強する必要があります。

特に、これまでのサロンワークではなく、訪問という違った形で活動する、「訪問理美容サービス」は今後活躍が見込める魅力ある市場です。

ここからは美容師の資格について紹介していきますね。

美容師に必要な資格とは?

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美容師の資格は国家試験である美容免許資格の取得が必要です。国家試験では筆記試験と実技試験があります。資格を取るのに国家試験であるので、難しそうに思ってしまう方もいるかと思います。しかし、筆記試験については、専門学校の授業をきちんと受け、過去問で対策しておけば十分合格できます。実技試験は日ごろの反復練習がきちんとできていれば合格できる内容です。実際に近年の合格率は80~90%を横ばいしており高いです

免許資格取得後はサロンに就職する人が大半ですが、ヘアメイクの事務所やブライダル関連企業に勤める人もいます。

なぜ美容師には資格が必要なのか?

同じ国家資格である医者や看護師に比べ、命を扱わない美容師がなぜ国家試験なのか不思議に感じる方もおられるかもしれません。美容師に資格が必要な理由は、美容師という職業も大いに人の生死に関わるからです

伝染性の皮膚病などに感染しているお客様に使ったブラシやくしを、そのまま他のお客様に使用すれば、サロンで感染を広げてしまう可能性があります。国家試験の学科では伝染病、消毒法などの科目があり、そういう知識と対処法を学ぶ事で、伝染病予防としての対策を立てる事が目的です。

美容師免許資格を取得するための手順

国家試験には受験資格があり、高校卒業後、美容専門学校に2年間通って所定の課程を修了する必要があります。通学制(昼・夜)だけでなく、通信制の専門学校(3年)も存在します。そのため、社会人の方でも仕事をしながら目指すことが可能です。受験資格を取った後に、国家試験の筆記試験と実技試験の両方に合格すると免許資格取得になります。

通信でも美容師の資格は取得できる?

美容専門学校に通わなくても、通信制の学校を修了すれば、国家試験の受験資格が得られます。通信制の学校の場合は3年通う必要があるため、注意が必要です。通信制に通う多くの人たちは仕事をしながら、学校に通います。美容専門学生に比べ、勉強する期間は長いですが、仕事が終わった後や仕事の合間をぬって勉強するので、多忙な毎日になるでしょう。

最終的に、報告課題の成績とスクーリングの成績を総合的に判断して卒業が認められます。卒業後に国家試験を受ける事になりますが、通信制の方が国家試験対策は不利です。仕事と両立されている方が多く、限られた時間で国家試験対策の勉強をする必要があります。そのため、自分自身で頑張れる人でないと合格は厳しいでしょう。

通信制のほうが学費は安いです。通信制では、だいたい昼間制の3分の1、4分の1程度の学費に抑える事ができます。

美容師と理容師の資格の違い

まず、理容師と美容師の違いについて説明します。理容師と美容師の違いは、理容師法・美容師法によって区別されています。美容師の仕事は、パーマ、結髪、化粧などの方法により、容姿を美しくする事です。一方、理容師の仕事は、頭髪の刈り込み、顔剃りなどの方法により、容姿を整える事です。近年は男性客でもヘアサロンに行くのが一般的ですが、昔の価値観ですとヘアサロンは女性が行くもので、理容室は男性が行くものという感覚が常識でした。

美容師になるには美容免許資格を取得する必要があり、理容師になるには理容師免許資格を取得する必要があります。所得する資格に違いがあります。

両者の大きな違いはカミソリです。理容師はカミソリを使いますが、美容師はカミソリを使わない事が一般的です。理容師免許資格では顔剃りが認められていますが、美容免許資格では「メイクをするにあたって必要な施術」としてしか顔剃りが認められていません。そのため、理容師は顔そりについて勉強する必要があります。

厚生労働省の調査によれば、美容室は全国に23万7525店舗あるとされており、理容室は同じく12万6546店といわれています。(平成27年度時点)そのため、近年の現状では美容師の方が理容師よりも一般的です。美容室は年々増加し、理容室は年々減少している傾向があります。

 

介護・福祉・訪問美容師になりたい!

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美容師に興味ある方の中には介護・福祉・訪問美容師になりたい方もいるのではないでしょうか。お客様が高齢者や障害者など介護の必要な方に限定されてしまうため、普通の美容師以上にお客様に寄り添うお仕事です。

介護・福祉・訪問美容師とは?

介護・福祉・訪問美容師とは外出が困難な高齢者・障害者の方を対象に出張理美容が安全にできる人材です。日本は国民4人に1人が65歳以上の高齢者である高齢化社会です。この傾向はますます高まっていますので、介護・福祉・訪問美容師の需要も高まっています。

専門の器具を用いて、ベッドに寝たままの状態でカットや洗髪を行える技術を習得しておく必要があります。普通の状態でのカットに比べ難しいため、経験が浅い状態からいきなり介護・福祉・訪問美容師を目指すと大変かと思います。

また、カットや洗髪技術だけでなく高齢者や障害者との接し方や介助についても学び、習得しておく必要があります。コミュニケーションによる精神面のサポートはもちろん、ケガしないように体の姿勢に気をつけたりと注意すべきことがたくさんあります。

介護・福祉・訪問美容師になるための資格・手続き

介護・福祉・訪問美容師になるのに資格はいりません。しかし、免許資格を取得した後に適切な勉強をする必要があるでしょう。身近に介護・福祉・訪問美容師の知識があり、教えてくださる方がいれば、その方に教わるのもいいでしょう。しかし、そういった環境の人は少ないため、お金をかけて講習などを受ける人が多いです。勉強する場はたくさんありますが、まとまったお金が必要であるので、初期費用がある程度かかってしまいます。

様々なNPO法人が提供している講習や訪問美容師の養成スクールを開講している会社があります。講座や養成スクールを受けるには美容免許資格を持っていないと受けることができません。そのため、介護・福祉・訪問美容師を目指すためには、まず国家試験を受けましょう!

講座や養成スクールを受講するメリットは技術を学べるだけでなく、営業の仕方なども学ぶことができます。また、講座や養成スクールを開講しているNPO法人や会社にそのまま所属することで仕事をする方もいます。他にも、訪問美容師としての開業、副業支援制度やお仕事の紹介など手厚いサポートを受ける事ができますし、同期や卒業生などの同業者と情報交換できる貴重な場になるでしょう。養成スクールや講座は費用が安くないですが、お仕事を快適に始めることができるのでメリットは大きいです。

介護・福祉・訪問美容師の給料

人によってまちまちです。中には訪問美容師だけで月に40万円以上稼いでいる方もいますので、高収入を稼ぐのも可能です。独立することで、高収入が期待できます。養成スクールなどでは独立支援制度を提供していますので、独立の仕方や営業の仕方を聞くといいでしょう。

ターゲットであるお客様は高齢者や障害者であるため、個人宅以外に老人ホームや障害者の福祉施設などに訪問する事もあるかと思います。個人のお客様だけでなく老人ホームなどと契約したり、提携してお仕事する事ができれば、多くのお客様が期待でき高収入につながります。ただし、新規のお客様を見つける事は容易ではなく根気が必要です。

介護・福祉・訪問美容師はお客様との関係が近いです。そのため、コミュニケーションの努力がリピート顧客に直結しやすいです。特に、高齢者の方などはヘアスタイルよりコミュニケーションに重きを置いている方が多いです。そのため、お客様目線で何を求めているのか考えることが大切です!

働き方も人それぞれで訪問美容だけに専念する方や、店舗でのカットと訪問美容の両方をする方もいます。他には、訪問美容を副業として本業では別の職種の仕事をされている人もいます。また、会社などの組織に属す働き方と属さないで独立する働き方があります。はじめから独立するのは大変ですので、独立を目指されている方でも始めは組織に属して、慣れてきてから独立される働き方をお勧めします。

介護・福祉・訪問美容師の需要は増えていく

美容師免許資格の取得者は増えており、新規のヘアサロンが開業する一方、経営困難により倒産してしまうサロンもたくさんあります。このように美容業界は「店舗過剰」、「低価格化」などによる経営競争が激戦化しています。しかし、日本の人口の25%を占める高齢者様(満65歳以上)に対して、介護や福祉知識(経験)を持っている専門的な理美容師の人口は大きく不足しています。また、日本は高齢化社会であり、その傾向は近年ますます増え続けています。このように、需要がこれからも増えていくのに対し、すでに供給が足りていないのが現状です。

日本では介護職員も不足していますが、それは介護が肉体的にも精神的にもハードなお仕事であるためです。そのため、介護を伴う介護・福祉・訪問美容師を続けるためには根気がいるでしょう。しかし、お客様に寄り沿ってお仕事ができるため、仕事のやりがいや喜びも味わうことができるでしょう。

まとめ

ここまで美容師の資格について解説してきましたがいかがだったでしょうか?どちらを目指すにしろ、資格としては美容師免許資格が必須ですのでこれから目指すという方は、まず国家試験の合格を目標に頑張ってください!

介護・福祉・訪問美容師は美容師と比べ、求められる能力が大きく異なります。特に高齢者や障害者と接する際には介護・支援の知識は必須ですが、それ以上に高いコミュニケーション能力が求められます。高齢者や障害者と接することが好きで、社会的弱者の方の役に立つお仕事をしたいという方には向いているかと思いますが、向いている、向いていないがはっきりと分かれやすいお仕事です。

副業に訪問美容師をするという働き方もありますので、美容師を目指されている方でも選択肢の一つにしておくといいかと思います。美容師の資格についての記事でした。