こんにちは!美容師として独立するかしないか迷っている人も多いと思います。この記事では美容師として独立しない理由について解説していきます。
美容師で独立しない理由
美容師は多くの方が独立志向が旺盛です。20歳前後でサロンに就職して朝から晩まで一生懸命に働きます。美容業界は体育会系の気質があり色々と苦労が多いです。美容師を目指している人の多くは体育会系に慣れていません。体育会系の人は大学に進学する人が多いです。美容業界に馴染めず辞めていく同期もたくさんいます。給料もサラリーマンに比べると高くはありません。したがって自然と独立志向になっていきます。
借金が怖い
独立するときには多額のお金が必要になってきます。内装費、シャンプー台など店舗を構えようとすると最低でも1000万円は必要になってきます。給料をこつこつ貯めて1000万円程貯めるとなるには現実的ではないですし、開業しようとすると借金することになります。廃業、失敗すると借金を返さなくてはならなくなります。廃業すると借金も膨れ上がってしまうでしょう。このような要因から独立しない選択をとる人がいます。
安定して給料が入ってくる
雇われ美容師の場合、極端な話毎朝出勤して怒られながら仕事をすると確実に給料は保障されます。給料は保障される現在の状態から無理して独立しない選択をとってもおかしくありません。
時代の流れ
美容業界は継続的に市場が縮小しており、2017年以降美容業界の未来は苦しくなってくることが予想されます。理由は急激な少子高齢化です。美容師のお客さんは若い女性が多いです。少子高齢化で若い人が少なくなっていくので美容室を訪れるお客さんは減ります。したがって売上も減ります。高齢層は美容室にお金を使うことは少なくなるのでより低い単価になっていくことが考えられます。美容師が独立する際に持っているノウハウは若い人向けが多いのであまり活きない可能性があります。
このような美容業界の未来を考えると大手サロンに勤めている人ほど独立志向は薄まるでしょう。
また近年ではカリスマ美容師ブームを席巻した美容師が運営するサロンが閉店に追い込まれるケースを耳にしますよね。需要があった時代は良くても市場が縮小してしますとこのようなことになってしまいます。
自信がない・先輩が失敗した
性格的な要因もあるとは思いますが独立して経営していく自信がないことも挙げられます。経営をしていくというのはまた違った経験を積まなくてはいけないのです。今までしたことがなかったことをするというのは少なからず恐怖心がわいてくるのは当然でしょう。
意気揚々と独立した先輩が失敗する話を耳にするとどうしても独立を躊躇しがちになります。「あの先輩が失敗したのに俺は成功するわけがない」と考える人もいます。
競争が激しすぎる
日本にある美容室はコンビニよりも数が多いと言われています。コンビニよりも数が多いのに市場は縮小していますので当然顧客の取り合いになってきます。激しすぎる競争下にリスクを背負ってまで身を置くよりも雇われ美容師のままがいいと考える人もいるでしょう。
上昇志向が低い
上昇志向が低く単純に独立を選択肢として含んでいない人もいます。
今のサロンに満足している
独立しない理由はネガティブなものばかりではありません。今働いているサロンで満足しているというのも独立しない理由として挙げられます。運よく憧れのサロンに入って先輩、お客さん、後輩などからお世話になっている最高の環境なのにわざわざ捨てる必要はないと感じている場合もあります。サロンが超有名店で独立したらできない仕事をしている人もいるでしょう。
独立しない場合のキャリア
美容師は40歳定年説があります。40代で美容師は独立するか、廃業するかの選択をする必要があります。なぜなら40代ではお客さんがつきにくいからです。実際有名サロンで働いている人に40代の人を見かけることはほとんどないでしょう。いなくなった美容師は多くが独立しています。
40代で美容師を引退した人は営業関係、アパレル関係などのお仕事につくことが多いようです。接客業に近い形態を選ぶと他の業界を選ぶよりスムーズに仕事を覚えることができます。
美容師はそれでも独立を目指したほうがいい
美容師が独立しない背景を紹介してきましたが美容師は独立を前提に仕事をしたほうがいいです。独立を考える時点で独立を考えていない人よりもモチベーションは圧倒的に高いです。モチベーションの高さは技術取得の進歩の差になっていき、将来的な給料の差になっていきます。
モチベーションが低いまま美容師をしていた人が独立しても廃業に追い込まれる可能性は非常に高いでしょう。
美容師を独立した人・独立しない人の話を聞いてみよう
独立するか迷っている人は美容師を独立した人、独立しなかった人のお話を聞いてみましょう。人生の大きな決断である独立をひとりで決めたりWebメディアの情報だけで決めてしまうのはあまりにも安易です。色々な人の話を聞いて自分に当てはめてみてこれからの自分を想像していきましょう。
まとめ
ここまで美容師を独立しない人について解説してきました。この記事を訪れた方は美容師として独立しようか迷っていると思います。独立は簡単ではありません。独立すると今まで自分が知らなかったこと、問題が次々と訪れます。覚悟ができていないと失敗します。中途半端に決断をしない方がよいです。この記事、メディアがあなたの決断のお役にたてばうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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