美容師に求められる接客とは何か?お客様の”不安感”を無くしてあげる事なんです。慣れた美容室でもお店のドアを開けるときはどうしても緊張するものです、そんなお客様が安心してリラックスできるお店の雰囲気をつくりだしていくのが美容師として大事な接客です。
お客様が安心できる接客とは?
リピーターのお客様でもお店に入るときは緊張するものです、ましてや初めてのお店だとなおさらのことでしょう。安心してもらう第一歩の接客は「いらしゃいませ!」からはじまります。笑顔で元気にお客様の顔を見てください、これだけでも緊張感や美容師に対する印象がかわります。
接客をしているときの声の大きさも重要です、小さな声で話しかけられてもお客様は困ってしまいす会話が聞き取りづらく何回も聞き返すのは・・・っと気を使わせてしまいます。反対に大き過ぎる声も不快を感じさせるので気をつけましょう。
お客様から美容師に話しかけやすい雰囲気をスタッフ全員が作りだし、居心地の良い店内空間を意識することによりお客様の”安心感”につながることでしょう。
お客様の対応はすぐに
お客様が来られたら、まずは笑顔の接客!そして対応のすばやさです。受付の対応が遅いとお客様はどうしたらいいのかと不安になってしまいます、どうしても手が離せないときには「お掛けになって少しお待ちください。」などのお声かけをしお客様の立場になっておもてなしの接客をこころがけ安心して待っていられる様にしてあげてください。
お客様から何かの対応を求められたときは、ほかの美容師にまかせたり後回しにせずすぐに自分で対応しましょう、アシスタントなら担当のスタイリストに確認にいく事をお伝えしてから対応する事がお客様の安心感につながります。
お客様が求める接客とは?
やはり、リラックスでき安心してヘアスタイルをまかせられる美容師ではないでしょうか。お客様が求めている接客ができる美容師はつねに安心感をあたえる接客ができているはずです、それは技術力にも表れているでしょう。
まずお客様はカット・パーマ・カラーリングをしたくて美容室に足を運んでくれます、そこを1番に考えると接客内容も見えてくるはずです。美容師としてまずやる事はお客様が望んでいるヘアスタイル理解して的確なアドバイスをしてあげることです。これがお客様が安心できる美容師に求める接客なのではないでしょうか。
お客様が不快を感じる接客とは?
必要以上の接客はしていませんか?パーマやカラーリング中の放置タイムなどの会話など、お客様によっては苦手な方も多少おられます。疲れているので寝ていたい方・雑誌が読みたい方・プライベートな事は聞かれたくない方がいます、状況判断しお客様個別の対応をこころがけたいですね。
最近はネットなどで「美容師の接客トピックス」などが特集されているのをよく見ます、耳が痛い書き込みが多いのですが少し大げさに書かれている気もします。しかし約20~30%のお客様は不快に思っている美容師の接客が書き込まれているので、参考にしてもいいかもしれません。
美容師の接客術と技術力
何回も言っていますがお客様を安心させる接客術と技術力を身につける事が重要です。
具体的に”声が小さい・行動が遅い・道具をよく落とす・雑・周りが見えていない・余裕がない”といった美容師はお客様に安心感を持ってもらえません、こんなの当たり前と思うかもしれませんが細かく説明すると意外とこの行動をしている美容師がいます。
周りの状況にあわせて声のトーンを変えていますか?段取りを考えて行動していますか?施術中にコームやロットなど落としていませんか?道具の出し入れの時音を立てていませんか?どのタイマーが鳴っても対応でき次の段取りをはあくできていますか?お客様にヘアケアーのアドバイスの時専門用語を多用していませんか?
日々の何気ない行動が習慣になっていて自分ではきずいていない場合があります。この行動ってお客様にすれば、この美容師が担当で大丈夫かな?と不安になります。じっさい施術中にコームなどをひんぱんに落とす美容師に技術力があるとは感じられませんし、リピーターはいないでしょう。
やはり安心できる接客をする美容師はお客様が多いので自然に周りに目が届き、段取り良く行動し余裕を持ってケースバイケースな接客ができています。もちろん、お客様からのニーズにも答えられるだけの技術力も兼ね備えている事でしょう。
まとめ
どうでしょう。接客と技術は一体ですよね、担当するお客様に安心感のある接客ができればリピーターのお客様がふえます、担当が多くなれば向上心も高くなり技術力もあがります。お店のコンセプトの違いやお客様の年齢層の違いで全ての美容師に当てはまる事ではないですが”安心できる”接客はどの美容師にも共通する事だと思います。
お客様により接客は変えていかなくてはなりません、マニュアル通りの接客にならず美容師の個性を生かしたおもてなしの接客をこころがけてください。