ホットペッパービューティーの代理店が「キッズカット専門店」FCを展開。広告費ゼロで、マーケットをほぼ独占していた

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どうも、 KAMIU編集部です。

みなさん、「キッズカット専門店」ってご存知ですか?
少子化と言われる現代ですが、実はキッズカット市場は超ブルーオーシャン。

なんと「広告費ゼロで毎月200名以上の新規集客」を実現し、マーケットをほぼ独占しているキッズカット専門店チェーンを発見しました。

しかも、その運営元を調べてみると…なんと美容室向けの広告代理店だったんです!
「広告代理店なのに自社サロンは広告費ゼロ!?」という衝撃の事実。

面白かったので調査してみました!

実は「キッズカット」のGoogle検索はメンズカットの約1/3もある

美容室をどう探すか?Googleでしょ、ということでGoogleでキッズカットの検索数を調べてみました。なんと、メンズカットというワードの1/3くらい検索されてるんですよね。

Googleトレンド

当然エリア名のワードでも検索されてるという想定で「キッズカット 渋谷」で検索してみました。
渋谷でキッズカットする?という疑問はありつつ、このような検索結果に。

堂々のホットペッパーが最上位。さすがホットペッパーさん。

「キッズカット 渋谷」のGoogle検索結果

ホットペッパーをクリックしてみると、このようなページが出てきます。
皆さん気づきますか‥?そうなんです。

「キッズカット ホットペッパー 渋谷」

出てきたサロンさんのクーポン一覧がキッズカットメニューじゃないんですよね‥。

ホットペッパー渋谷キッズカットクーポンの表示状況

ちなみに「渋谷 キッズカット」のホットペッパー1ページ目には20サロンほど出てくるんですが、キッズカットクーポンが出ているのは1サロンのみでした。穴場か‥!?

ホットペッパー渋谷キッズカットクーポンの表示状況、1ページ目

こういう状況で「キッズカット」という需要があるけどホットペッパーでもそこまで対応されていないという状況があるんですよね。

と、そうこうしているうちに見つけたのが「キッズカット 有明」で最上位だった美容室チェーンです。ホットペッパーを超えています。

「キッズカット 有明」

by Londと書いていたので、さすがロンドさん・・と思ったらこれフランチャイズだったんですよね。そして事業モデルがかなり面白い。

フランチャイズ募集ページがあったので深ぼっていきます。

広告費ゼロで毎月200名の新規集客!?話題の『チョッキンズ』とは

「キッズカット 有明」最上位で見つけたチョッキンズ。フランチャイズを展開されていました。

公式サイトでFCオーナー募集ページを見てみると、こんな強烈な文言が並んでいます。
「マーケットをほぼ独占!クーポンサイト必要なし!」とのこと。

本当!?と思いつつ、確かに「キッズカット 有明」で最上位なんですよね。
ホットペッパー、超えてるんですよね。なるほど・・。

「キッズカット 有明」

フランチャイズページでより深く書かれていたので見ていきます。

他の美容室FCとはココが違う!圧倒的な「ブルーオーシャン」戦略

マーケットのほぼ独占(ブルーオーシャン)

現在、多くのサロンさんが「泣いてしまうお子様」や「じっとしていられない低年齢児」の対応に苦慮し、受け入れを制限している現状があります。

この10年でキッズ専門店自体も減少傾向にある中、チョッキンズはあえてこの「最も手間がかかり、敬遠されがちな層」に特化。
市場のニーズと供給のミスマッチを突き、慢性的なサロン不足を背景とした「一人勝ち」の状態を作り上げているとのこと。

確かにKAMIU編集部の最寄りのチェーン店さんもキッズカットを廃止したんですよね。。

広告費ゼロで高い集客力

美容室経営の重いコストとなるクーポンサイト等の広告費。
チョッキンズはここに1円も投じずとも、1店舗あたり毎月約200名もの新規客が訪れるとのこと。

集客経路不明ですが、商業施設に入っていることや、Google検索でも上位を取れていることが要因のようです。強い。

商業施設からの絶大な需要

実はショッピングモールから引く手アマテとのこと。ファミリー層の集客を至上命題とする大型ショッピングモールにとって、広域から集客でき、かつ滞在時間を生むキッズ美容室は、喉から手が出るほど欲しいテナント。

その結果、「地域のNO.1立地」への出店オファーが絶えず、有利な条件で好立地を確保できるという好循環を生んでいます。
有明ガーデンや、イオンモールなど著名な施設にも入ってるんですよね。かっこいい。

付加価値による適正な高単価設定

「子供のカットに5,000円以上?」と驚くかもしれませんが、これは単なるカット代ではありません。

暴れる子を安全に、かつ笑顔で仕上げる「特殊技能」への対価です。
一般サロンが1時間かけても苦戦する内容を、30分という短時間で完結させる生産性の高さ。

他では代替できない価値を提供しているからこそ、相場に左右されない強気のプライシングが可能になっています。

ここから目玉なんですが、フランチャイズページに実際の経営シミュレーションが書かれていました。

【収益モデル】高単価×高回転×店販で「大人サロン」を凌駕?

時間あたり単価は「1万円前後」、しかもほぼカットとのこと。
QBハウスなどが1時間最大でも5000円と考えると、2倍の生産性です。

そして、脅威の店販率

  • 驚異の店販率: この後紹介する、赤ちゃん筆(約1〜3万円)が積み上がります。

  • 高回転率: 1人あたりの施術時間は20〜30分。シャンプーやカラーの待ち時間がないため、セット面の回転数は大人サロンの比ではありません。

利益シミュレーションだと、売上350万に対して、営利49万円。
FC手数料などの100万円を控除しても49万とのこと。FC手数料なかったら利益率30%以上いきそうです。

【収益シミュレーション例】
月商:450万円(客数1,000名想定)
広告費:0円
筆売上:約50万円
営業利益:20〜25%以上も射程圏内

通常サロンで発生しているポータルサイトへの高額な掲載料(月数十万〜)がそのまま利益にスライドするため、営業利益率が非常に高いモデルといえます。

美容室で「筆」が売れる!店販率脅威の13%!シャンプーではなく「筆」が爆売れする謎

美容室で筆が売れる!というのも面白いんですよね。
胎毛筆ってみなさんご存知でしょうか?

これが、「店販率13%前後」くらい売れているそうです。

一般的な美容室の店販率(売上に対する物販の割合)は、3~5%と言われています。
単価の安い子ども相手のサロンで、一体なぜシャンプーやトリートメントがそんなに売れるのか?

実は、売れているのはシャンプーではありません。
「胎毛筆(赤ちゃん筆)」なんです!

  • 一生に一度の記念品という最強の付加価値:
    ファーストヘアカット(初めて髪を切るタイミング)で来店した親御さんの多くが、記念として約1万~3万円の赤ちゃん筆をオーダーします。

  • 日本一の販売実績: なんとチョッキンズは、赤ちゃん筆の国内最大手メーカー(光文堂)の全国4万件以上ある代理店の中で、「お客様満足度・売上共にNo.1」の実績を持っているとのこと。

美容室の店販といえば「商品の良さをアピールして買ってもらう」ハードルの高い営業になりがちですが、赤ちゃん筆は「親の感情(思い出を残したい)に直結する記念品」です。

キッズ特化だからこそ、この超高単価な店販が自然と売れ続ける最強のマネタイズ構造が出来上がっているわけですね。

じゃあのチョッキンズ、どこが運営しているのか、調べてみます。

運営元の「美容室向け広告代理店」とはどこなのか?調べてみた

さて、ここからが本題です。この「広告費ゼロ」を豪語するチョッキンズ、一体どこの会社が運営しているのでしょうか?全力で調べてみました。

フランチャイズページに「弊社グループが美容室の広告代理店」という記載がありました。どこ・・?

フランチャイズページより

どうやら、チョッキンズの運営会社は「株式会社グー・チョキ・パー」という会社。
会社概要を見てみると「トップ広告社」とありました。

え、トップさんってあの、トップさん‥!?ホットペッパーとかの代理店をしている‥?

トップ広告社内という記載が‥

そう、美容室特化型広告代理店の『株式会社トップ広告社』さんでした。

トップ広告社さんといえば、ホットペッパービューティーの正規代理店であり、美容室のHP制作やチラシ作成、集客コンサルティングなどを幅広く手掛ける企業です。

つまり、こういうことです。
「美容室に広告(ホットペッパー等)を売るプロフェッショナルが、自社の系列サロンでは『クーポンサイト不要!広告費ゼロ!』のビジネスモデルを展開している」

強すぎます。集客のプロだからこそ、「広告をかけずに勝てるニッチな市場(=キッズカット)」を見抜き、そこを全力で取りに行った結果と言えます。

また、FC加盟店にとっては「本部のグループ企業が美容業界に特化した広告代理店なので、オープンに必要な販促物やPOP等のクリエイティブは全部プロにお任せできる」という強烈なメリットにもなっています。

まじかー、トップさん、すごいなー。

まとめ:戦う場所を変えれば「広告費ゼロ」も夢じゃない

今回の調査で見えてきたのは、「戦う市場(ターゲット)をズラすことの重要性」です。
大人の男女をターゲットにした通常の美容室では、どうしてもクーポンサイト等の広告媒体での消耗戦になりがちです。

しかし、「こども専門」に特化し、特定の立地に出店することで、広告費ゼロでも毎月安定して新規が来る無双状態を作れるわけですね。

広告代理店自らがその最適解を見つけ、実証している点に非常に痺れました。
皆さんはこの「キッズカット専門店」のビジネスモデル、どう思われましたか?

いやー、強い。まだまだエリアのポテンシャルはありそうです。
単価感は高いので、QBハウスさんが新規事業で攻め込んできそうな気もしますね笑

チョッキンズさんの出店エリア的にはまだ一部首都圏という感じなので、「北海道」「東京の別エリア」「大阪」あたりポテンシャルありそうです。

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