シャンプーを使わないシャンプー「湯シャン」とは?やり方や効果を解説

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秘かに「湯シャン」が、ブームになっています。湯シャンとは、お湯だけで頭皮をシャンプーする方法ですが、市販のシャンプーは刺激が強いという人や、敏感な地肌の人などに、シャンプー剤が自分に合うのかどうか、気にしないで洗髪できるので、人気がある洗髪方法として実践されています。お湯だけでも、汚れの8割ほど落とすことが可能なので、シャンプー剤を使用しなくても、頭皮や髪の毛を綺麗にすることができます。頭皮が乾燥して、皮脂を正常にしたい人にも効果があります。

シャンプーを使わない洗髪”湯シャン”を知っていますか?

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今日からでも、頭皮の洗髪は「湯シャン」に変えてみてもいいですし、週何日かだけ湯シャンの日にしてみる方法もおススメです。湯シャンは、シャンプーを使わないので、お湯のみで頭皮を洗えばよく、すぐにでも実践できます。日頃のシャンプーで、頭皮も髪の毛も乾燥しているなら、湯シャンを取り入れてみると、頭皮に潤いが戻って、いい感じになります。

湯シャンとは?

お湯だけで頭皮をシャンプーすることを、湯シャンと言います。お湯の温度は、低すぎず熱すぎずぬるめぐらいが、ちょうどいい温度と言われています。シャンプー剤で、頭皮を洗いすぎますと、乾燥して地肌の状態が悪くなります。皮脂を正常な状態に戻すためにも、湯シャンは最適な方法です。地肌が敏感で自分に合うシャンプーが見つけられない人も、湯シャンをすると頭皮に全く負担がなくて、おススメの方法です。お湯だけでも、8割ぐらいは頭皮の汚れを落とすことが可能です。

湯シャンをしている芸能人

タモリ・・・湯シャンを全国的に広めた、教祖的存在の芸能人として有名です。頭皮も身体も、一切シャンプーを使用せず徹底しています。

福山雅治・・・タモリと仲がいいので、その影響で湯シャンを実践している芸能人。ですが、全くシャンプーを使用しないわけではなく、必要に応じて湯シャンをしている。

ミランダ・カー・・・世界的モデルで有名、湯シャンをしています。月に一度は、シャンプーをしているようです。

ジェシカ・シンプソン・・・美しくなるために、湯シャンを実践しています。

刺激の強い市販シャンプーを使うと頭皮へのダメージとなる

市販のシャンプーは、刺激が強い商品もあります。成分は優しくても、香りがきついことも。刺激があるシャンプーは、使用を続けますと、頭皮が乾燥して、湿疹が現れたり、フケが出てきたりします。頭皮の臭いが、悪くなることもあります。地肌が丈夫な人には大丈夫かもしれませんが、敏感な頭皮の人には、負担がかかり頭皮とヘアへの、ダメージにも繋がりますので、なるべく低刺激の、頭皮や髪の毛に優しい商品を使用しましょう。

シャンプーを使わない湯シャンのメリット・効果

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湯シャンをする効果は、シャンプーが合わなくて、頭皮が乾燥している人に、ちょうどいい潤いと皮脂バランスを回復させてくれますし、シャンプーを購入しなくてもいいので、お財布にも嬉しいメリットがあります。シャンプーを使わないので、体調が悪い人や、湿疹などができてシャンプーが使用できない人にも、頭皮に負担をかけずに、清潔を保てる方法です。

抜け毛が減る

抜け毛の原因に、シャンプーの洗髪し過ぎがあります。洗い過ぎたために、頭皮の皮脂が取れて、乾燥を招き髪の毛が抜けやすくなります。これを防ぐために、湯シャンにかえてみる方法があります。湯シャンにすると、頭皮の皮脂が取れ過ぎることを防ぎ、潤いが戻ってきて、抜け毛を防ぐことができます。皮脂が正常になり、髪の毛をコーティングしてくれます。髪の毛の艶も、出てくるでしょう。湯シャンを続けていきますと、薄毛の改善も期待できます。お湯だけでも汚れが落ちますので、頭皮の臭いも思うほど気になりません。

フケが減る

シャンプーによる過度な洗髪は、頭皮を乾燥させて、乾いた地肌からフケが出てくるようになります。洗浄効果が高すぎるシャンプーも、乾燥地肌の原因になっていることも。頭皮の乾きを防ぐための方法が、お湯だけで洗髪する湯シャンです。シャンプーを使用していないので、頭皮が乾燥することなく、皮脂の分泌もバランスがいいので、フケが出てきません。皮脂のバリア機能を、正常に戻すことができます。

頭皮の臭いがなくなる

頭皮の臭いの原因は、シャンプー頻度が多いために、悪玉菌を退治している、常在菌が滅ってしまうことです。界面活性剤などが、常在菌に悪い影響を与え、頭皮が臭い状態になります。常在菌を正常な状態に戻すために、湯シャンを行います。シャンプー剤の影響がないので、少しずつ回復してきます。回復してくると、臭いが少なくなるか、臭わないようになります。4~6ヶ月ほど経過しますと、常在菌が正常になってきます。頭皮の環境も、整ってきたと言っていいでしょう。

髪を洗うのが楽になる

洗髪は意外に手間と時間がかかるものですが、湯シャンにしますと、お湯だけで髪の毛を洗えばいいので、シャンプーしてその後リンスして、という通常の洗髪手順を省くことができ、お湯だけで洗えばいいので、バスタイムが楽になります。シャンプーの手間もなく、時短にもなるので、実践してみるのもおススメです。頭皮の健康にも、役立ちます。

シャンプーを使わない湯シャンのデメリット

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湯シャンをすることはいいことばかりでなく、デメリットもあります。髪の艶がなくなったり、頭皮にニキビが出る可能性があります。ですが正しい知識があれば、デメリットを回避することが可能です。シャンプーを使わないので、湯シャンのデメリットも、メリットに変えられることをご説明致します。

髪のツヤがなくなる

湯シャンを始めて間もない頃は、艶が出なくなってしまいます。湯シャンをするまでは、リンスなどで艶を出していたので、使用しなくなると艶が急に出なくなった、という印象を持ってしまいます。ですが気にしないで湯シャンを続けますと、皮脂バランスが正常になってきますので、髪に艶が出てきます。人により皮脂の回復速度が違うため、艶が出ない時期が長引く人もいます。艶を与えたい人は、刺激が少ない艶出しスプレーを、髪の毛だけにつけるなどしましょう。艶がなくても気にならない人は、自然に艶が出てくるのを待って下さい。

頭皮にニキビができる可能性

湯シャンの良い点である、皮脂を回復させる効果が、脂性の人などには皮脂が過剰になり、それがきっかけでニキビが出ることがあります。お湯だけでシャンプーをしますと、皮脂が頭皮に残りすぎるので、毛穴を詰まらせて、ニキビになってしまいます。汗をよくかき髪の毛がベタつく人も、頭皮にニキビができやすいです。毛穴が詰まった毛根は、育毛サイクルが乱れてしまいます。地肌が乾燥している人にとっては、湯シャンがちょうどいい潤いになりますが、脂性肌の地肌の人は、ニキビができる可能性があります。

シャンプーを使わない湯シャンのやり方

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シャンプーを使わない湯シャンは、綺麗に髪の毛を洗うために、コツがあります。コツが掴めれば、シャワーなどのお湯で洗髪するだけでも、髪の毛を綺麗にすることができます。最初は慣れていないので、時間がかかるかもしれませんが、方法を覚えてしまえば、湯シャンを気軽にバスタイムに取り入れられるでしょう。

髪を洗う前にブラッシングする

湯シャンはシャンプー剤を使用しないので、前工程であるブラッシングが、とてもポイントになってきます。ブラッシングすることで、髪の毛や地肌についている、ホコリや汚れを落として、おおまかに髪の毛と地肌を、綺麗な状態に整えます。又、頭皮の皮脂を髪全体に広げられるので、髪の毛に自然な艶を与えることもできます。髪の毛の汚れを落とせるブラシは、豚毛や猪毛などでできている、獣毛ブラシがおススメです。静電気が発生しにくいので、髪の毛が広がらないです。

頭皮を指の腹で優しく洗う

特に男性の方は、ゴシゴシと力を入れて、洗髪する人が多いかもしれません。ですが、力を入れすぎて地肌を洗いますと、頭皮も髪の毛も痛みます。指先を使用して洗髪しますと、頭皮への接触が強すぎますので、指の腹を使用して、頭皮をマッサージするように洗って下さい。汚れが落ちやすいですし、皮脂を頭皮に残すことができ、地肌の乾燥を防ぎます。髪の毛を洗う時間は、10分程度を目安にして下さい。髪の毛にまだ汚れが残っていると、気になるのであれば、もう少し洗髪時間を長くするなど、調整をして下さい。

髪を揺らすように優しく流す

頭皮を指の腹で優しく洗いましたら、シャワーなどのお湯で、髪を揺らすように優しく流しましょう。力を入れすぎますと、抜け毛や薄毛になる可能性があります。髪の毛を引っ張らないようにして下さい。長い髪の毛の人は、指をくしのようにして洗髪しても、髪の毛が絡まって、かたまってしまう場合もあります。そのような場合は、ナイロン製のクシを使用して、髪の毛の絡みをほぐして下さい。髪の毛がシャワーのお湯と一緒に、揺れる感じになるといいでしょう。

シャンプーを使わない湯シャンの注意点

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湯シャンをする際、注意しておきたい点がいくつかあります。シャンプーを使わないので、ポイントを押さえることで、湯シャンを上手にできるようになります。難しいことはないので、注意点を守りながら、湯シャンするようにしましょう。綺麗に髪の毛を、洗うことができます。

ヘアブラシを使う

洗髪中の髪の毛の絡みは、普通であればシャンプーで、ほぐすことができます。ですが湯シャンの場合は、お湯だけでシャンプーするので、髪の毛を洗う前に、ブラシで髪の毛をとくことが、とても大切なポイントになります。地肌と髪の毛の汚れを、ブラッシングである程度落としておいて下さい。少し時間をかけて、丁寧にブラッシングします。髪の毛の絡みも、きちんとほぐしておきましょう。洗髪前にきちんとブラッシングしてあれば、お湯で洗っている間も、髪の毛が絡みにくく、汚れも楽に落とせます。

自分の好みの温度のお湯で洗う

一般的な洗髪に向いているお湯の温度は、38度前後ぐらいと言われています。ですが湯シャンの場合は、それより少し低い温度が、おススメの温度となっています。シャンプー剤を使用しないので、お好みの温度で髪の毛を洗って大丈夫です。あまり熱すぎますと、頭皮や髪の毛にダメージを与えますので、ほどほどの温かさがいいでしょう。夏場は暑いので、いつもよりは低い温度で洗髪した方が、さっぱりして気持ちいい人もいるかもしれません。

しっかりとお湯で頭皮の汚れを洗い落とそう

頭皮の汚れには、皮脂が関係しているので、お湯でしっかり汚れを落とすことが、皮脂も頭皮に残しすぎないことになります。頭皮に皮脂が残っていますと、汚れが付きやすくなりますし、毛穴を詰まらせる原因にもなりますので、しっかりとお湯で頭皮の汚れを洗い落として下さい。髪の毛がサラサラと、シャワーのお湯と一緒に、スムーズに流れる状態になるといいでしょう。きちんと洗髪できた、目安になります。

整髪料を使用している場合では湯シャンだけでは汚れが落ちにくい

湯シャンだけで、整髪料を落とすのは難しいです。どうしても頭皮に、ベタつき感が残ってしまいます。なので、整髪料を使用したい場合は、少量だけつける程度にしておきましょう。ですが、商品により湯シャンだけで、整髪料を落とせないものもあります。湯シャンしている期間は、なるべく整髪料を使用しないのが、ベストな方法です。やはりシャンプー剤を使用しないと、整髪料は落とすことができません。

耳の後ろをしっかり洗おう

耳の後ろも結構汚れがあり、皮脂が多い部位になります。湯シャンする際は耳の後ろも、綺麗に洗うようにしましょう。指でツボを押すような感じで、耳の後ろを洗いますと、頭皮の血行を促進することもできます。マッサージにもなるので、疲れをとるなどの、リラックス効果も期待できます。洗い忘れることも少なくないので、忘れずに洗うようにしましょう。

まとめ

湯シャンの正しい方法が分かれば、お湯だけでも充分汚れを落とせると、理解して頂けたのではないでしょうか?シャンプー剤は何もいらないので、今日からでも実践できます。洗髪する前のブラッシングが、汚れをしっかり落とすための、ポイントになってきますので、汚れをきちんと落とし、髪の毛の絡みをほぐしてくれる、良いブラシを探して、使用するといいでしょう。頭皮に湿疹などある人や、病気中でシャンプー剤など使用できない人にも、おススメの洗髪方法です。