どうもKAMIU編集部です。いやー、22年7月12日、リクルートさんから衝撃的な発表がありました。
経営戦略説明会ということで、どんな内容なんだろうと覗いてみたらそこには驚きの未来が。
恐らくほとんどの人が予測していなかった方向性でリクルートは世界を変えようとしています。
美容室ディーラーへの進出か?などと一時期噂をされていましたが、Fintech領域(金融)への進出が正解のようです。
先日発表された経営説明会のスライドをご紹介させて頂きます。
現リクルート社長の北村氏は「美容領域」出身者!メディア領域の業績を振り返る。
今回の発表会では北村社長から直々に方針の発表がありました。
こちらの北村さん、リクルートでは美容畑が長く、ホットペッパービューティーを支えた立役者といっても過言ではないでしょう。
リクルートのメディア領域では下記のジャンルを展開しており、ほぼ全てでトップシェアを取っているとのことです。
メディア領域の業績推移がこちらになります。ちなみに、コロナ前は美容領域は未だに年次10%以上成長しているオバケ事業でした。
Indeedの急成長で埋もれてしまっていますが、ホットペッパービューティーはリクルートからしても成長している金の卵なんですよね。
リクルートのAirシリーズが目指すのは「労働生産性の向上」、Techの力で日本の生産性を底上げする。
続いて、日本の労働人口の現状と労働生産性についてのスライドになります。
日本のGDPを引き上げるには労働生産性の向上が必要だというスライドですね。
その労働生産性の向上に貢献するのがAirシリーズ。
従来のリクルートはマッチングのみでした。
このマッチングに対して、Fintechを入れ込んでいき、包括的にSMB(スモールビジネス)を支援していく方向性のようです。
Airシリーズで”労働関係”を全てサポートするというのが今後の狙いとのこと。
現状の実績値。流通総額はすでに1兆円を超えてくる見込みとのこと。すごすぎる…
メディアという名前ではなく、マッチング&ソリューションという事業名に変わります。
リクルートはこれまでにも紙メディアから予約システムと進化を辿り、次の進化がFintechになるとのこと。
AirCashでペイロール(給与支払い)に革命を。
めちゃくちゃ良さそうなサービスの構想も発表されていました。
給与支払いをデジタル化していくとのこと。めっちゃ良さそう。
いやー並ぶんですよね、、本当に。。。月末とか行列で大変なんです。
中期目標は1兆円の売上を目指すとのことです。
あと前回取り上げたアンケートでの記事にもありましたが「レジ締め」や「給与支払い」など大変なバックオフィス面をリクルートがデジタル面で支えてくれたら。。本当に便利そうですよね。
最後に:リクルートがテクノロジーの力で美容室オーナーから”レジ締め”と”給与支払い”をなくすか。
いやー、労務や決済関係へのシフトは美容室オーナーにとっても良い話なのではないでしょうか。
特に業務委託サロンだとホットペッパーの売上値と連動して報酬を支払ったりするので、リクルートが給与支払いしてくれるとめちゃくちゃ楽そうですよね。
ペイロール周りは個人事業者に展開している会社もまだ少なく、リクルートのアセットも最大限活用できるかつオーナーさんも喜んでくれそうなので、三方良し!な戦略だと感じました。
一方で美容室オーナーがいよいよホットペッパービューティーから卒業できなくなる未来というのが容易に想像できるので、いかにホットペッパーと共存するかという時代になりそうですね。。
以上、リクルートの経営戦略資料の共有でした!