初めての美容室に行くと必ずと言っていいほど記入をお願いされるのが美容室カルテです。美容師はお客様の情報が書かれた美容室カルテをもとにカウンセリングを行い、お客様が来店されるたびに、この美容室カルテに施術内容や会話内容などを記入していきます。
この美容室カルテはスタッフ間で共有しているので、カットやカラーなど誰が担当してもスムーズに対応できるようになっています。
今回は、そんな美容室の必須アイテムとも言える美容室カルテの無料デザインテンプレートや印刷販売会社についてまとめました。
美容室のカルテはどうする?無料テンプレートがおすすめ
この美容室カルテがしっかりと作られていると、お客様に何度も同じことを聞いてしまったりうまくカラーが出ないなどのミスを防ぐことができます。お客様に信頼感を持ってもらうためにも、美容室カルテは欠かすことのできないものと言えるでしょう。
また、美容室カルテを分析することによってお客様のニーズを把握し、リピート率や売上アップに役立てることもできます。
美容室カルテは売上や満足度の高い接客のためにも大切なツール
美容室カルテに書き込む内容は美容師によっても様々ですが、共通しているのは名前や住所などの個人情報や施術内容です。他にもお客様の好みや趣味、薬剤などのアレルギー、会話内容などを詳細に記入する場合もあります。特に施術内容については使用した薬剤やどのようなスタイルを希望されていたかなど、詳細に記入しておくことが大切。
次回来店時に髪の毛がどれくらい伸びているのか、カラーリングの退色の様子、ダメージの具合などを予測しやすくなります。
気軽に美容室カルテを作るなら無料テンプレートを使用
無料で公開されている美容室カルテのテンプレートや市販されている美容カルテは、記入する項目やサイズなどがそれぞれ異なるので自分に合ったものを見つけていきましょう。
ネットには無料でダウンロードできる美容室カルテがたくさんあるので、まずは無料のものを使ってからオリジナルのものを作成するのもいいかもしれませんね。
美容室カルテの無料テンプレートデザイン3選!
ここでは、美容室カルテの無料テンプレートデザインを3つご紹介します。シンプルなものから施術内容を詳細に書けるものまで、幅広く集めているのでぜひチェックしてみてください。
実際に使ってみると、どのようなデザインのものが自分にとって使いやすいかわかるはずです。
美容室カルテの無料テンプレートその1
こちらは施術内容や会話をメインに書くことができる、シンプルな美容室カルテです。顧客情報やカウンセリングシートは別で用意しておき、実際の施術内容や日付、担当、料金などをこちらに書き込むという使い方をします。
1枚で12回分の施術内容を書き込めるようになっているので、お客様1人の情報をさかのぼって確認しやすいという利点があります。こちらの美容室カルテはシンプルなぶん自由度が高いので、カルテを書き慣れている方や短時間でメモ程度にカルテを書きたいという方におすすめです。
この美容室カルテをもとに、エクセルで自作の美容室カルテ作成してみてもいいかもしれませんね。
美容室カルテの無料テンプレートその2
こちらはお客様の情報と施術内容をバランスよく記入できる美容室カルテです。両面印刷すれば、1枚に9回分の施術内容が書き込めます。項目は日付、担当、メニュー、料金など基本的なものに絞られているので、カルテをコンパクトにまとめつつ仕上がりについてはしっかり書いておきたいという方に向いています。
こちらの美容室カルテはイラスト部分に余白が多いので、絵や矢印などを使って施術内容を記録したいという方にぴったり。すっきりと見やすいカルテを探している方は、こちらをぜひ使ってみてください。
美容室カルテの無料テンプレートその3
こちらは詳細な施術内容を記入できる美容カルテです。個人情報やアレルギーなどの体質、イラスト付きの詳細な施術内容、来店日ごとの簡単な施術内容や金額、とそれぞれ記入する部分が分かれています。
特に、イラストは髪型を三方向から描くことができ、施術時間やダメージについても記入欄が設けてあるのがポイント。S(シャンプー)、C(カット)、H(ヘアカラー)、P(パーマ)、T(トリートメント)、B(ブロー)など、○やレ点で記入を簡素にしてあるところは、後から見てもわかりやすいですよね。
書き込む部分が多いので他のカルテよりも記入に時間がかかってしまいますが、そのぶんお客様に寄り添った美容室カルテが完成します。リピート率を上げたい方や、より質の高い接客を目指している方はぜひ使用してみてください。
美容室カルテの格安販売で「印刷手間」を省こう:2社ご紹介
大きな美容室となると、カルテを印刷するだけでもかなりの時間がかかってしまいます。印刷の時間や手間を省くために利用したいのが、美容室カルテを格安で販売している会社です。
テンプレートが決められていて必要枚数を注文するパターンや、デザインを自由に決めることができるパターンなど、会社によって販売方法は様々。ここでは、厳選した2社をご紹介します。
美容室カルテの格安販売会社その1:ロケットプリント
ロケットプリントは名刺やポスター、パンフレットなどの印刷を広く扱っています。
こちらの美容室カルテにはお客様の基本情報の他に、イラストで髪型を記入することができます。用紙も一般用紙と厚めの用紙から選択可能。また、店舗名やロゴマークをいれることもできるので、オリジナル感のあるカルテを安く作りたいという方におすすめです。
A4サイズの両面モノクロ印刷に孔開け加工をした美容室カルテは5,000枚で24,000円(送料・税込)からが目安の金額となっています。1枚あたり4.8円というのは、かなりリーズナブルですよね。
枚数が増えるごとにどんどん1枚あたりの価格が安くなっていくので、たくさん美容室カルテを準備したいときにもぴったりです。
美容室カルテの格安販売会社その2:GREEN GRASS
GREEN GRASSは美容室やネイルサロンの販促ツールを、デザインから印刷までサポートしてくれます。こちらの美容室カルテは、完全オリジナルのものをゼロから作ることができるのが特徴です。
市販の美容室カルテではスペースが足りない、逆に不必要な項目が多い、など現在使っているカルテに不満がある方に最適。項目や用紙のサイズをカスタマイズして、無駄のないオリジナルのカルテを作成すると効率よく使うことができそうですよね。
新規作成の場合、A4サイズの両面モノクロ印刷された美容カルテ200枚で6,600円からが目安の金額となっています(追加印刷は200枚3,300円から)。
カルテの使いやすさはもちろん、見た目にもこだわりたいという方はぜひこちらを検討してみてください。
最後に:美容室カルテも電子化の時代。電子カルテも検討しよう
美容室を長くやっていると、どうしても増えてしまう美容カルテ。一定期間以上の来店がないお客様のカルテは処分しているという美容室も多いのでは?
最近では従来の紙のカルテを廃止して電子カルテに変更している美容室も増えています。電子カルテは記入の時間が削減できるだけでなく、写真で施術内容を記録を残したり、お客様の検索も簡単にできるという良さがあります。
また、電子カルテもタッチペンを使えば紙のカルテのように直接絵や文字を書き込むことも可能です。最後に電子カルテを扱う会社を3社ご紹介します。
電子カルテを扱う会社その1:KakuteKun
KakuteKunはカルテの管理だけではなく、予約受付やLINE連携もできるのが特徴です。システムの安全性も高く、大切なお客様の情報をしっかりと守ることができます。
カルテ枚数無制限や利用端末数無制限などわかりやすい料金体系とすぐに始められる手軽さで利用者数を伸ばしています。年中無休のサポートも充実しており、初めて電子カルテを導入するという美容室にもおすすめですよ。
電子カルテを扱う会社その2:美歴
美歴はお客様とメッセージのやり取りをしたり、写真を共有できる美容室向け電子カルテアプリです。お客様ごとに毎回の施術の写真を保存しておくことで、過去の施術履歴も簡単に見ることができます。
また、事前にアプリを通してカウンセリングをしておけば、当日の施術をスムーズに進められるので接客の効率化にも役立ちます。相談やアフターフォローなども美歴の中だけでやりとりが完結するので、お客様とLINEを交換するのに抵抗があるという方にも支持されているアプリです。
電子カルテを扱う会社その3:coming-soon
coming-soonの最大の特徴は、既存の紙のカルテを電子カルテアプリで撮影することで、顧客と紐付けて保存することができるという点です。紙カルテをスマホやタブレットで管理できるので、美容室のペーパーレス化に貢献してくれます。
また、来店予測計算に基づいてお客様へ来店促進メールをしたり、指名予約と指名なし予約を効率的に振り分けるなど、特許を取得している独自の予約システムと電子カルテを連動させることもできます。プランによって機能や料金が異なるので、美容室に合ったものを選べるところも人気の理由です。
紙の美容室カルテの保管場所に困っている方や、効率よく美容室カルテを使いたいという方はぜひ電子カルテも検討してみてくださいね。