どうもKAMIU編集部です。またしても衝撃的なニュースが舞い込んできました。
なんと、「Ash運営のアルテサロンホールディングスが上場廃止(株式非公開)を目指すとのこと」。
今回はMBOをいい、経営陣により株式を買い取り上場廃止を目指します。
説明資料には下記のようなことが、、めちゃくちゃ視座に飛んでいたのでKAMIUで資料をご紹介して参ります。
- 何故、IPOを目指すサロンが多い中、いま上場廃止を選ぶのか?
- アルテサロンと”シェアサロンの台頭”、吉原会長の見えている未来。
- ネクストアルテサロンは「美容室向けコンサルティング会社?」
アルテサロンのMBOに関する資料が「吉原会長」の見ている未来に関する資料だった件
今回、突然のMBOリリースでした。株式市場はどう反応したかというと、連日のストップ高となっております。
終値488円だった株価に対して、685円で買い取るというMBOですので、685円までは無条件に値段が上がるという状況ですね。
このMBOで吉原会長関連会社が負担する金額はなんと25億円です。
25億円をかけ非上場化させてまで、目指したい世界があるという強い意思を感じるリリースでしたので、一部を共有させて頂きます。
アルテサロン吉原会長がMBOを目指す背景とは?
この資料が非常に面白くて、アルテサロン発展の歴史から、その先の予測まで記載されております。まさに「意思決定に至る理由」が全て書かれているといっても過言ではないでしょう。
下記のように何故フランチャイズ店舗が台頭したか、なども記載頂いてます。
全て”吉原会長は●●と認識している”という表現で統一されており、ほぼ吉原会長の考えを記載したリリースといえるでしょう。面白すぎる..。
アルテサロングループとして”シェアサロン”に危機感か?シェアサロンについても言及
本資料で最も着目すべきは下記でしょうか。
シェアサロンが増加することで、ビジネスモデルを転換せざる得ない状況がきていると言及しています。
そしてそのスピードは想定よりも早く、上場しているとそのスピードに追いつけないというような表現です。
アルテサロンの未来は「美容室向けコンサルティング会社」。ビューティガレージ的な領域を目指すか。
じゃあ今後のアルテサロンが何を目指すのでしょうか。
その答えも本資料にかかれておりました。美容室向けコンサルティング会社を目指す、とのこと。
めちゃくちゃ面白いですよね。。。具体的には下記とのこと。
つまり、合計300店舗出店してきた知見を、いろんな美容室におろしていきたいという話なんですよね。
あれ、これって美容室ディーラーさん的な領域じゃない?と思い、読みすすめると、ディーラーさんに関しても記載がありました。
現状、各子会社でディーラー選定しており、スケールメリットを活かせていないという記載が。。
今後、資材を取りまとめてスケールメリットを活かす動きを自社で行うとすれば、コンサルティングする会社に対しても資材提供はしていくような気がするんですよね。面白そうです。
最後に:アルテサロンさんは、非上場化してビューティガレージに近い業態を目指すのではないだろうかという話
いやーアルテサロンさんのMBO、大変驚きました。
編集部的に思ったことで、、資料内ではコンサルティング会社という記載ですが美容室ディーラーに近い動きもしていきそうな感じがします。
なんとなくですが、内容を読んで思い浮かんだのがビューティガレージさんです。
従来のディーラーさんも一昔前は物件探しや内装なども支援してましたが、今そこまで支援してる会社も少なくなってるんですよね。
そこで「物件選定から内装、資材まで全てコンサルしている会社」といえばビューティガレージです。
アルテサロンがそこの領域を目指しているとすれば、面白いなと。。
Aguさんも内装事業は外に販売されているので、今後も美容室チェーンで効率化出来た事業を外に販売していく、みたいな動きは増えてきそうです。
教育を外に販売されたのがPeek a booさんなど有名ですが、分野問わず、トータルで外部に販売していくのが今後のアルテサロンという感じでしょうか。
資料は下記から読めます、チェーン経営者の人は一読の価値アリです!
アルテサロン MBOに関する資料
編集部でも以前、横浜銀行で開催された吉原会長のセミナーに参加したことがあるんですが、おもちゃ屋の2Fで開業したサロンがここまでチェーンとして発展させたのは本当にすごいなぁと、、感じながら聴かせて頂いておりました。
決算説明資料が毎回面白かったので見れなくなるのは非常に残念ですが、今後のアルテサロンさんの動きが非常に楽しみです。