美容室独立時に気になる疑問!顧客や従業員の引き抜きはアリ?ナシ?

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美容室の独立を考えている方、夢を抱きながらも少し不安要素が多く、なかなか踏み出せないことや、こんなことはありなのか?やってはいけないことなのか?実際今の美容室のオーナーや従業員には聞きにくいこともあります。

今回そんな悩みの中でも独立するにあたって「引き抜き」についてまとめます。同僚でも自分が独立した後に一緒に働いて欲しいと考える方いませんか?

また、最大の悩みとして独立にあって集客できるのかという不安に対しては、今の美容室で自分を指名してくれるお客さんが間違いなく独立後に自分の美容室に足を運んでくれるのかという点でも、顧客の引き抜きになります。

では美容室独立にあたり、美容室の運営を支える従業員や顧客問題に対して、ここで解決しておきましょう。

美容室独立時に元従業員の引き抜きは可能?

美容室の独立は資金面で問題を感じるわけではありません。美容室は独立することがゴールではないからです。美容室は独立した後に、自分で集客し、そして一緒に働く従業員を育成し、運営を成り立てます。

実際に美容室の独立が増えるのは、資金に関しては借り入れなどの方法があるからです。しかし借り入れをするということは、そこから数年、数十年は売り上げの中の大半を借り入れ返済にあてながら運営していきます。

このとき、初めは大半でも借り入れ返済にあてられていたらいい方です。借り入れ返済にあてられずに資金繰りができずに多くの美容室が独立するも数年で廃業してしまっているのです。

経営を安定するために元従業員を引き抜くサロンは多くあります。。違法なのでしょうか?

 

美容室独立後の従業員の引き抜きは法的上違法なのか…?

そこで気になる引き抜きについて、ここで紹介します。まずは従業員の引き抜きについてです。

従業員の引き抜きがもし可能なら、少し独立後の経営に対しても安心感を抱くと思います。少しずつ周りの従業員に対して、誘ったら来てくれるかな?とまた違った思考を持ち、独立に向けて前向きになれます。

最近前の会社の先輩から久々に連絡があり、
前の会社のAさんが店を開くから来ないかと誘われました。(事情があって週二のパートで働きたいと思っています。)
Aさんの店に話を聞きに行ったところ、メンバーはほぼ前の会社の人ばかりでした。
Aさんが前の会社から引き抜いているみたいです。
一度他の会社で働いてからAさんの店に来た人もいますが、前の会社から直に来た人もいます。

引用:美容室の引き抜きについて 2年前まで美容師を

こうした独立後に自分の美容室に今一緒に働く従業員を引き抜くことってあるようです。ないはずはないのですが、だって私たちだって実際に「あれ?あの会社今とメンバー変わってない…」と感じたことはあると思います。

法的に違法でないのなら、あの人だけはどうしても一緒に働きたいと思いが強ければ強いほど、気になるのは法に触れるのかという点です。

引き抜きの法的問題

法的な話をすると、ここは少し曖昧な答えがあります。実際に、退職後に引き抜きを行うという場合は法に触れたり、全オーナーに対して罰則という義務を背負う必要はないと言われています。

しかしこうした法内容がある中にも社会的に許容される範囲外の事案と判断される場合には、引き抜きを行った人は不法行為として損害賠償を請求されることもあると言われています。

この点について調べると、人と人。そこが一番重要になるのではないかと考えました。

極端な話、私が美容室を独立する際に今の美容室を円満に退職し、独立に向けての話も快く応援してくれたオーナーにそれなりに考えを話していたとします。そして独立後しばらく、従業員を誘い、前オーナーにもしっかり相談。

前オーナーがとても器の大きい人で、引き抜きに賛同してくれて、その従業員も快く送り出してくれたとします。しかし、その引き抜いた従業員が私に相談なく、独立の話を進め、従業員を増加させた私の美容室から1人勝手に引き抜きをすることがあると…

私は自分も同じことをしたのに、筋が通ってないなどと、相手を責めると思います。そして、納得いかない気持ちが大きければ大きいほど、何か法的措置を取ろうと考えることがあるかもしれないということです。

どの世界にも引き抜き問題はありますが、取り上げられていないだけで、当方で解決していることは多くあります。こうした点からも引き抜きに関しては絶対に違法、違法でないから大丈夫とは言い切れないのかもしれません。

実際に美容室独立にあたって引き抜きを禁止することもある

少し曖昧な答えですが、美容室の独立が増えることによって引き抜き問題は増えているのも事実です。こうした背景から、独立を考えている従業員に対して、退職すること独立することを止めることはなくても、その際の決め事を提示し署名捺印というやり方を取り入れている美容室もあります。

私の場合は、会社から引継ぎをキチンとしてお客様を全部残していくことを義務付けられました。そして、「お客様との直接のコンタクトは一切禁止&退職後も個人情報~~~で責任あり」との誓約書にサインをさせられました。
なので、個人的に辞めてからもお客様のカルテなどに書いて頂いた住所に、勝手にハガキなどは送ることはできません。

引用:美容業界、独立するときって・・~退職して独立する側でした~

なかなか際どいところですからね。前オーナーだって応援していないわけではないと思います。自分だって独立を果たして今の美容室を維持しているのですから苦労もきっと分かっています。

分かってはいるけれど、その苦労の先に今の美容室があるとなると独立に関しては応援するけど、やっぱり従業員を引き抜かれてはいい気はしないのでしょう。

従業員引き抜きに関しては、勧める勧めないというはっきりした答えは出せないのが本音です。もちろん環境によってはオーナーの計らいから引き抜きに対して止めないところもあるでしょう。

その時はまた自分でしっかり先を見据えて答えを出していくことが一番です。ただここのテーマで押さえて欲しいことは引き抜きが違法になるかといえば、絶対に違法とはいえないけれど、やはり許容範囲というルールがあり、それを超えると違法として扱わられることがあるということです。

引き抜きで考えられるのは美容室独立後の顧客引き抜き

さて、従業員引き抜きについてまとめましたがまだ問題はあります。次に気になるのが顧客の引き抜きです。働きながらあまり大きな声で今のお客さんに対して営業ってできないですよね。それもまた周りの目が気になるからです。

でも独立したあと顧客0は避けたいので、どうしても顧客の獲得をしておきないのが本音です。では従業員引き抜きも少し問題がある中で、顧客の引き抜きにはどのようなことが考えられるのかみていきましょう。

顧客情報の大切さ

こんなことを言うと、もう今自分についてくれているお客さんに声をかけるなと言っているようなもんじゃないか!と感じるかもしれませんが、でもあなたが美容室を開業した後、きっと同じ気持ちを強く抱くはずです。

美容室が増える一方で、美容室を維持していく中で最も大事なもの言えば顧客情報です。キャンペーンを打ち出す時にどれだけ多くの顧客に提供できるかは美容室にとっては大事ですからね。

美容室も顧客が多い時期、少ない時期は少なからずあります。通年通して顧客数を維持するために今はこんなキャンペーンを!近くにできた美容室に顧客が流れないように、こんな対策を!と考えた時に、それをダイレクトに伝えられる顧客は多ければ多いほど、効果は高まります。

そんな美容室にとって財産とも言える顧客情報から、あなたの独立にあって数人・数十人該当から外れることは痛手です。やはり従業員引き抜き同様に顧客の引き抜きはお世話になった美容室にとっては避けて欲しいところなんです。

でも今までそのお客さんが来店していたのは自分がいたからと言う考えも強く、声をかけなくても自然に流れるなら、正直に声をかけてもいいのでは…?という気持ちが強くなるのが顧客引き抜きを考える理由になります。

実際のその顧客の気持ちは?

確かにあなたを指名して来店していたお客さん。そのお客さんに独立の話をした時、悪い反応をする方はあまりいないでしょう。でも、その返ってくる言葉に少し不安がよぎります。

  • 良かったねー!夢の独立!応援してるね!
  • 淋しい…ここに来てたのはあなたがいたからなのに…
  • 独立後、しっかり頑張ってね!
  • どの辺にオープンするの?

こんな言葉が大半なんです。この言葉に良し!きっとこのお客さんは新しい美容室に来てくれる!と自信がつきますか?

実際にあなたを指名していても、やはり今の美容室に通い慣れている人はなかなかあなただけを目的という方は少なかったりします。

そこには素直な顧客の気持ちがあって、独立後すぐの美容室への不安です。運営していくことが最初の目的になるわけですから、今のサービスのまま接客できるのか?顧客はリアルな気持ちを抱いてしまうのです。

顧客引き抜きはアテにしない方が成功する

実際に独立後に今のお客さんが付いてきたことにより美容室を成功させることができたという方は少ないのが現実です。数年後にふと来店してくれたなんてことはありますが、お客さんが求める表面や環境、どうしても独立となると不安に感じさせてしまい、すぐに足を運ぶことができません。

もちろん、それでも少しの期待を込めてとお客さんに声をかけます。するとそのお客さんはいつか今の美容室でその話をしかねません。考えられることは前美容室からの不信感です。

美容室側からすると、確かにその腕でお客さんを満足させてきてくれていたけれど、お客さんから頂くお金は安定した美容室だからこそできた費用であり、またお客さんが足を運びたいと感じさせる空間を維持しているのもオーナーのやり方があっての話です。

全て自分の力と考えることで、後々リスクだけを背負う結果になってしまうこともよくある事例です。そこで最悪、業界内で悪い噂が立つと、それはお客さんにも浸透してしまいます。顧客引き抜きが自分で自分の首を締めることにもなりかねないのです。

顧客引き抜きは考えずに信じて待つのが一番!

そこで顧客引き抜きに関しては、むやみに行動を起こさないのが一番だと思います。あなたが独立を考えたのはなぜですか?自分の力で美容室を経営し、より多くのお客さんに満足できるサービスを提供したいからですよね。

そして、頑張ったら頑張った分の報酬を手に入れたいからです。自分の腕を信じて、自分のやる気と熱意と信念で新規顧客獲得に対しての秘策を考えるのが一番です!

独立後の美容室は1から造り上げる楽しみがある!人材取得もその1つ!

美容室独立にあたって、少し不安要素を大きくしてしまいました。従業員の引き抜きも、顧客の引き抜きも難しいとなると、新たに開業する美容室を維持できるのか?成功させられるのか?その不安だけを残してしまっては夢も希望もなくなります。

今回、従業員に関して自ら見つけ出す楽しみを紹介させてください。どんな人なのか美容師としてのスキルにも問題ないとわかっている人を獲得できたら一番ですが、独立するということは、その自分が働きたいと考える人材を見つけるのも仕事です。

また、それも楽しみではないでしょうか。そこで人材取得に力を入れることを考えるのも方法の1つです。集客法については、また別の記事で紹介しているので参考にしてください。

 

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従業員確保に利用したい採用の種類

いざ従業員を募集しようとしても、方法を絞ってしまってはその分狭い範囲の中からでした募集をかけることができません。より多くの人に募集していることを知らせるためには採用の種類を知り、上手に活用していきましょう。

新聞や雑誌・フリーペーパーの紙媒体

従業員募集の際に最も定番の方法が紙媒体です。メリットとしてはより多くの方、そして不特定多数の方に情報を送り出すことができます。

たくさんの人の目に届けることは大事なことですが、とにかく誰でも応募してくるという点があります。美容室の求人に興味を持ち応募してきてくれることは嬉しいのですが、履歴書に目を通す時間も実際に面接を行うとなると面接の時間も割いて行います。

しかしあまりにも求めていない人材だと、時間の無駄だったと感じることはよくあることです。紙媒体は掲載期間により費用が変わってくるので、ずっと出し続けるとなるといくらコスト的に安くてもチリも積もればですよね。

紙媒体でより多くの方に情報を送る点ではメリットですが、地域によっては効果が全くないところもあります。そこで見極めて掲載を辞める判断も必要です。

今の時代だからこそ効果のあるWeb媒体

そして新聞や雑誌離れが進む現代。今ではなんでもインターネットで検索すると知ることができます。雑誌の売り上げが下がっているということは、新聞だけでなく雑誌も今では見たいページだけ、見たい特集だけを立ち読みしている人も増えているからです。

そうなると購入してじっくり自宅で雑誌を読む人は減り、その中のどこかに求人募集の掲載があってもなかなか目を止める人は少ないということもあります。

定番であり分かりやすいとなると選びやすいのは紙媒体ですが、今の時代により多くの方に求人情報を発信するとなると選びたいのはWeb媒体です。

ちなみにWeb媒体には大きく分けて3つの料金体系があります。求人広告を有料で行う有料掲載。そしてWeb求人を通して応募があった時に課金システムで費用が変動する応募課金・採用課金の3つの料金体系です。

有料掲載に関しては紙媒体と特に費用は変わりませんが、応募課金・採用課金の約2,000円〜2万円と比較的安価に抑えることができます。

人に一次審査を委ねる人材紹介会社

ハローワークなどの人材紹介会社への登録も、メリットが大きいことからお勧めの方法です。見ず知らずのどこで情報を得たのか曖昧な方が応募してくるわけではありません。

人材紹介会社のスタッフが対面しているということは少なからず安心感があります。また応募を希望する際はある程度の情報が入ってくるので、合否も少し判断しやすくなっているという点から、時間を無駄にするということは無くなります。

人材紹介会社への登録に対して発生する費用は紹介を受けて採用が確定した時にかかる謝礼金です。こうしたシステムからも、人材紹介会社で働くスタッフも誰でもいいから紹介するわけではありません。

紹介した際に採用の見込みがある方を人選しています。双方ともにウィンウィンの関係で成り立つ採用の種類です。近年、ハローワークなどに足を運ぶ人は減少してきていますが、しかしまずスタッフが人選してくれる、いわば一次審査を通過した人たちが応募してくる採用方法なので手間を省き、最短でよりいい人材をと考えるならお勧めの方法です。

専修科目を学ぶスクールでの説明会

時間に余裕があるのであれば、さらにより良い人材を確保するための説明会を開くのもいいですよね。美容学校やサロンの資格習得のために勉強している生徒へ向けての夢にもなります。

あなたのこれまでの経験から何がいいのか?何をオススメするのか?そして、多くの生徒は見習いを経験し、接客の経験を積み、スキルを身につけた先に自分のお店を持ちたいという夢を抱きます。

その先輩として伝えられることを伝えるチャンスでもあり、あなたの抱く気持ちにより共感した人があなたの美容室で働きたい!と願います。あなたにとっても欲しい人材というわけです。

1日・2日の余裕があればというほど簡単なことではありません。説明会で必要な資料なども用意しなくてはいけないので、すぐに実行できるわけではありませんが、時期的にも新卒採用が見込めるタイミングなら思い切って行動してみてもいいかもしれません。

実際に面接をすることになった時に押さえておくべきポイント

ここまでの道のりも時間がかかり、すぐに欲しいと思える従業員が見つからずに、諦めたくなることもあります。しかし従業員は必要で、誰でもいいわけでないのですぐに目的を果たせるという考えを無くしておくことも必要です。

この記事では、こうした手間や時間がかかることではあるけれど少しでも効率よく事を進めて欲しいという点でポイントを押さえるために紹介しています。是非、このまま読み進めていってください。

美容師経験がある方への質問

履歴書などから美容師として実際に働いていたとわかる方が多く、応募してきます。美容師歴が長ければ長いほど期待しますが、しかし美容師歴だけで採用しても、続かない…合わない…などの問題が出て来ることもあります。

そこで美容師としての経歴がある方に必要な質問がいくつかあります。それが「退職理由」と「なぜこの美容室を選んだかの動機」です。

退職理由を聞くことにより、相手が仕事に対して何を求めているかおおよその考えがわかります。人間関係や給与問題、多くの美容師はこの理由を挙げます。しかし独立まではまだ踏み出せずに他の美容室でもっと自分の働きやすい環境を探します。

退職理由から少し頭を整理して、次になぜこの美容室を選んだかの動機を聞きます。ここで全く理解できない言葉が返って来ることがあります。

例えば、まだあなたが独立する美容室では福利厚生に関しては相談が必要と記載しているとします。入ってすぐの従業員に対して手厚い保障が困難だということは当然ある話です。

それでも退職理由は給与面と言葉にしていたにも関わらず、給与面でも安心できるからなど返って来る時、その時その応募者はしっかり応募内容に目を通していないことがわかるはずです。

美容師としての経歴がある方の場合は、今の美容室よりも、元働いていた美容室よりもいい場所をという気持ちがより強くなっているので、正直その気持ちに応えないといけないという変なプレッシャーがあります。そうしないと採用後すぐに辞めてしまうかも…と避けたい事態を招きかねません。

なので退職の理由から、動機に筋が通っており、また採用しても期待通りに働いてくれそうと自信が持てないとなかなかゴーサインは出さない方がいいという点があります。

採用面接に気をつける点

美容師になりたいという夢を抱き学校に通い、まだ実際にサロンに立った経験はないという方、しばらく美容業界からは離れていたけど復帰を願う方、転職を希望する方、美容室に応募して来る人はおおよそこうしたケースが考えられます。

全ての人において面接採用を決める際のチェックポイントも紹介しておきます。できるだけいい人材をとなるとどうしても求めるものが多くなります。それは美容室面接に限ったことではありません。

しかし求める気持ちが大きければ大きいほど、採用まで結びつけず、本当はあなたが求める人材だった方まで見逃してしまうこともあります。「どれだけの気持ちを持っているか?」これに尽きるでしょう。

これから採用し雇うわけです。給与を支払う義務を背負います。初めのうちは給与に見合った分、働いてくれないと思う日々も続くかもしれません。でもそれはどんなケースでも同じではないでしょうか?

凄くスキルがあって、確かにお客さんも満足している…でも横暴なやり方が目立つ。採用してみてこう感じる時も、給与を支払うオーナーからすると素直に有難うと気持ちを抱くことはできないのが人間です。

また思った以上に失敗が多い…思っていたほど技術を身につけていない…でもお客さんに対しての接客は100%、毎日出社時間前に出勤し掃除を丁寧にしてくれる。そんな時も技術面さえどうにかしてくれたら…と気持ちを抱きます。

結果、共に働く従業員に対してあなたはオーナーという立場から、気持ちよく働ける人材が1番なのです。スキルも技術面も実際目でみないと分かりません。接客に対しても同じです。

面接採用は重要なポイントですが、どれだけの熱意があるか?そこに期待を抱くことを忘れないで欲しいと思います。

不安な時の安心材料として雇用形態もいくつか考える

期待の気持ちから採用に踏み切っても、これから美容室を運営して行く上では従業員への手厚い保障に不安を感じます。福利厚生の整った美容室というのを希望する応募者は多い中で、働き出してすぐにその保障をつけれる美容室は少ないようです。

社会保険をつけるだけでも、美容室にとっては大きな負担になりますからね。ボーナス支給も同様、また有給制度を取り入れるのもなかなかお金がかかり、初めから保障内容として組み込むことはできません。

それでも従業員を確保しないと運営が厳しい…そんな時は雇用形態をいくつか取り入れることも大事です。

正社員

正社員は雇用契約をしっかり結び、フルタイムで勤務します。応募者の中でも正社員採用を願う方は多く、その理由としては保障という面が大きくなるからです。

正社員として雇う場合、福利厚生の保障だけでなく固定給も支払うという約束も出てきます。雇う側からするとお金がかかります。しかしこれだけの保障がつくので働く本人もさまざまな条件が必要になります。

美容室の場合は一定期間過ぎて、正社員として雇用契約を変えることが多いので、その間にしっかり判断することも重要です。

契約社員

働き手にとっては好都合と考えられることもありますが、契約社員として雇用の期間を定めて採用する形態もあります。今だけお願い!しばらくの間お願い!といったシステムですね。

契約社員といっても、その期間過ぎたら雇用終了というケースよりも、そのまま働いてくれないか?と話が出ることも多く、応募内容に少し不安を感じながらも、もしかすると継続できるかもと気持ちを抱き応募して来る方もいます。

もしあなたが本当にその期間だけ!と決めているのであれば、その点ははっきり伝えておかないといくら応募内容に記載していてもトラブルになることもあります。

派遣社員

実は大型サロンではこの派遣社員が多くなっています。大型サロン運営の中で、募集・面接・採用の手間を省きたいという面から、多くなっていると考えます。

派遣社員は人材派遣会社との間で契約を結ぶシステムなので、働く美容室と賃金を支払う会社が異なります。少し複雑なシステムですが、美容師同士のトラブルなどに対する対処もしてくれるので、美容室側からその点安心なのです。

ただし、美容室は人材派遣会社へ1人1人の給与分と別に支払いが必要になるので、全てのトラブルなどにも対処する余裕がある場合は個人の給与分だけを負担しておく方が経営的には押さえられます。

パートタイム

美容師の中にもパートタイムでお仕事をする人はたくさんいます。パートタイムであれば、給与面は働いた分で済みますし、オーナーとしてもなるべく人件費は押さえたいので、働く時間をきっちり定めることもできます。

育児中、復帰すぐなどの場合はパートタイムの方が気が楽という方も多いので、雇用形態をパートタイムと打ち出したからといって、極端に応募者数が減るということも今はありません。

パートタイムで働いてもらいながら、お互いの考えから雇用形態を変えていくのもいいかもしれません。

美容室独立時に従業員・顧客の引き抜きを考えるより新規採用法と集客法を身につけよう!

いかがでしたか?美容室独立は大きな夢です。自分の思い描くお店を自分で作ることができます。しかしその夢を果たし、さらに維持していくことは簡単ではなく、不安も大きくなります。

少しでもスタートを安心して切れるように、従業員の引き抜きや顧客の引き抜きを考えますが、あまり成功した例が少ないことを考え、時にトラブルになることを考えると、描いた夢をただがむしゃらに追うためには…

従業員の新規採用法、そして集客法に目を向けることが1番なのかもしれません。少し期待していたやり方を諦めなくてはいけなくなり、不安要素だけがまた増えた…そんな方はKAMIUは経営支援のLINE@をやっております。
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