【どうなる】ホットペッパービューティーのAPIが停止。二次利用禁止の流れか。

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どうもKAMIU編集部です。
読者の皆さんに質問です。ホットペッパービューティーのAPIって聴いたことありますか?
聴いたことが無い方も、下記のような気持ちを抱かれた方は多いのではないのでしょうか。

  • 「あれ?私のヘアスタイル写真が勝手に知らないサイトに載せられてる。」
  • 「うちのサロンが載せた覚えのないサイトに紹介されてる!なんか知らんが有り難い」

これら、実は「ホットペッパービューティーのAPI」の仕組みを利用されている可能性が高いのです。
ネット業界用語?なのでAPIに関して説明させて頂きます。

ホットペッパービューティー(HPB)のAPIとは?

ホットペッパービューティーのAPIとは簡単に言えば、「ホットペッパービューティーの情報を第三者が無償で使える」ようになる仕組みのことです。
え?どういう意味?と質問が来そうですので、わかりやすく図解化してみました。

API利用のイメージ


要はテレビなどと同じで「リモコンを操作すれば、その欲しい情報を取得出来る」のですね。
これらを使うことで、ホットペッパービューティーは自社のエンジニアを使わなくても、第三者の方に自社データを利用した面白いサービスを作ってもらえる事が可能になります。

つまり、「あれ?知らない間にうちの写真が使われてる!著作権違反だ!」ということはなく、
ホットペッパービューティーが情報をそれらのサービス運営者さんに提供しているんですね。

ちなみに下記のようにホットッペッパービューティーの利用規約にも含まれています。

つまり、ホットペッパーに掲載した時点で美容室さんの掲載情報はリクルート社の権利にもなってるんですね。
全く問題がございません。

API停止でどのような影響があるのか?

では、APIを止めることでどのような影響があるのでしょうか?
正直な話、サロン側にはほとんど影響はないと思われます。。。

影響を受けるのはAPIを利用していたサービス提供者の方々ですね。
HPBからの情報提供を前提として作られているサービスも多いのでかなり大変そうです。
下記に影響を受けそうなサービスをご紹介しますので、もし「お世話になっているサービス」がありましたら、直接掲載のご依頼などをされると良いと思います。

ホットペッパービューティーAPIの停止で影響を受けそうなサービス2選

このホットペッパービューティーのAPI停止、影響ないでしょ?と思われがちです。
しかし、情報提供を前提として作られているサービスも多く、かなり美容系のWEB業界ではインパクトとなりそうです。
影響のうけそうなサービスを3つご紹介させて頂きます。

地図大手ゼンリングループ提供「Tredina」

有名なのがゼンリングループ提供のTredinaですね。
ゼンリンは上場してまして、GoogleMapにも情報提供してるすごい会社さんです。

こちら見たことあるのではないのでしょうか?
恐らくこちらのサイト様もHPBAPIを使用されているので、影響を受けると思われます。

ただ、ゼンリン自体が過去にリクルートと資本提携していた過去があるので、もしかすると影響をうけない可能性もあります。
Tredina

Macaronでおなじみの「Salonlist」

皆さん「Macalon」というWEBメディアをきいたことがお有りではないでしょうか。


Macalonも母体はSalonlistという美容室検索サービスを運用しております。
SalonlistもホットペッパービューティーのAPIを利用していると思われます。

掲載も承っているみたいなので、ぜひ下記よりお問い合わせください。
Salonlist

ホットペッパービューティーはこのタイミングで何故?

しかし、リクルート社は何故このタイミングでAPIの停止に踏み込んだのでしょうか?

  • サーバー負荷の軽減
  • 競合排除の流れ
  • オーナー様からのクレーム

などなど色々な狙いがあると考えられますが、わかりません(笑)
中々インパクトが大きそうなことでしたので取り上げさせて頂きました。

また続報がありましたら共有させて頂きます!